「どうやって店を回していこうか…」ラーメン1杯の“粗利益”ほぼ半減…物価高騰の影響あらゆる業種に【2022年、現場は今】
2022年12月24日
新型コロナの感染拡大や円安による物価の高騰は、静岡県内のさまざまな業種に影響が広がり、私たちの財布の紐もかたくなっています。 【写真を見る】「どうやって店を回していこうか…」ラーメン1杯の“粗利益”ほぼ半減…物価高騰の影響あらゆる業種に【2022年、現場は今】 数種類の塩をブレンドした「塩そば」が自慢の静岡市駿河区のラーメン店です。オープンから9年。2022年は、悩むことが多かったといいます。 <「麺処 汐のや」店主 寺田浩光さん> 「うーん…記憶にないぐらい、すごい考えていた。何を考えていいかも分からないくらい、ずっと考えていた。どうやって店を回していこうか」
悩みの種は、コロナ禍で沈む飲食業に追い打ちをかけた物価の高騰。ラーメンに欠かせない麺の価格は、1年前と比べると約20%値上がりしています。さらに値段が上がったものも…。
<「麺処 汐のや」店主 寺田浩光さん> 「食用油とラードが両方、2倍以上値上がりしている。3,000円前後ぐらいだったのが、6,000円以上、高くて7,000円弱ぐらいに値上がりしている」
この店の「塩そば」は1杯700円(税込)。1杯に掛かる経費はオープン当初、麺が50円、スープとトッピングが200円、光熱費が40円、となっていて、粗利益は410円でした。ただ、現在はすべての食材と光熱費が値上がりし、粗利益は236円。170円あまり減りました。来店客の、ある行動でも物価高騰を感じるといいます。
<「麺処 汐のや」店主 寺田浩光さん> 「当店は券売機を使っているが、一万円札が使えなくて、千円札と二千円札しか使えないが、両替をしてくれというお客さんが減って、1,000円以内で済まそうかなと思っているお客さんが多いと感じる」
物価の高騰は客の財布の紐もかたくしています。物価高騰の大きな要因は「円安」です。海外との金利差でドルに資金が流れ、円が売られたためで、輸入に頼っているものが軒並み値上がりました。
2022年、価格が高騰した代表的なものに、中古車があります。新型コロナや中国のロックダウンなどで、半導体不足が加速したことが原因でした。
