安倍元首相の国葬、当日迎える 午後2時開式 国内外の4300人参列
2022年09月27日
参院選の遊説中に銃撃されて亡くなった安倍晋三元首相の国葬が27日、東京都千代田区の日本武道館で行われる。葬儀委員長は岸田文雄首相が務め、218の国・地域などから約700人、国内から約3600人の計約4300人が参列を予定。一部野党は国葬の根拠が明確でないことなどを理由に欠席する方針だ。 【図解】国葬の流れ、周辺の交通規制は? 戦後の国葬は1967年の吉田茂元首相以来2例目。午後2時に開式し、岸田首相ら三権の長や菅義偉前首相が追悼の辞を述べる。 吉田氏の国葬の際には、中央省庁に弔旗の掲揚や黙とうを求める閣議了解を行ったが、今回は世論の反発を考慮して見送り、「葬儀委員長決定」にとどめた。国民に弔意表明は求めない。 一般献花は、午前10時から午後4時まで同区の九段坂公園で実施される。九段坂公園と千鳥ケ淵緑道周辺は献花者以外の立ち入りが制限される。日本武道館や周辺で、儀礼用の銃などを持った儀仗(ぎじょう)隊ら自衛官約1390人が参加する。警察庁は最大約2万人の警備態勢で臨む。 国葬には、117の国・地域などは本国から代表が来日して参加し、残りの101については駐日大使らが出席。米国のハリス副大統領▽中国の万鋼・全国政治協商会議副主席▽蘇嘉全・台湾日本関係協会会長▽ロシアのシュビトコイ大統領特別代表(国際文化協力担当)――らが参列を予定する。主要7カ国(G7)から参列する首脳はいない見通し。カナダのトルドー首相は当初、参列する意向だったが、同国東部を襲った暴風雨の対応を優先するため、24日に取りやめを表明した。 国内では、現職の三権の長に加え、元三権の長15人、政党代表6人、現元国会議員約700人、都道府県知事43人、各界代表約1000人の参列を見込む。秋篠宮ご夫妻ら皇族方も参列される予定で、天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻はそれぞれ使者を派遣し、生花を供える。立憲民主の執行部や、共産、れいわ新選組、社民の各党は党としての出席を見送る方針だ。 国葬にかかる経費計約16億6000万円は全額国費でまかなう。2022年度予算の一般予備費から会場設営費などに2億4940万円を支出。このほかに既定予算から警備費約8億円、海外要人の接遇費約6億円など概算で計約14億円の支出を見込む。 安倍氏は7月8日、参院選遊説のために訪れた奈良市内で銃撃されて死亡した。首相は同14日の記者会見で、安倍氏が憲政史上最長の約8年8カ月にわたり首相の重責を担ったことや経済再生などで実績を残し、国際社会から高い評価を受けていること、国内外から幅広い哀悼の意が寄せられていることなどを理由に、国葬実施を表明。同月22日の閣議決定で正式に実施が決まった。
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