菅首相 東京五輪「人流減っている。中止しない。テレビ観戦を」
2021年07月28日
東京都の新型コロナウイルス新規感染者が2848人で過去最多となったことについて、菅義偉首相は27日、首相官邸で開いた関係閣僚会合後、記者団に「30代以下が約7割を占めている。40代、50代の中で入院が増え、デルタ株の割合も急速に増加している。まずは4連休含め現状分析をしていく。さらに各自治体と連携しながら強い警戒感を持って感染防止にあたっていく」と述べた。 【写真特集】歓喜の瞬間 日本卓球界初、悲願の金メダル さらに「国民の皆さんにおかれましては、不要不急の外出は避け、オリンピック・パラリンピックはテレビ等で観戦をしてほしい」と述べた。東京オリンピック・パラリンピック中止については「人流(人の流れ)も減っていますし、ありません」と否定した。
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「空母化」進める護衛艦いずも、米「F35B」発着訓練を年内実施へ…中国けん制の狙い
2021年07月28日
政府は、事実上の「空母化」に向けた改修を進める海上自衛隊の護衛艦「いずも」で、米軍の最新鋭ステルス戦闘機「F35B」による発着訓練を年内にも実施する方向で検討に入った。米軍との将来的な共同作戦を想定したもので、東シナ海や太平洋への進出を強める中国をけん制する狙いがある。 【動画】F-4 ファントム?戦闘機 航空自衛隊の運用最終日
いずもは海自最大級の護衛艦(全長248メートル、基準排水量1万9950トン)で、短距離滑走での離陸や垂直着陸ができる米国製F35Bの発着を可能にするため、改修を行っている。飛行甲板を耐熱塗装するほか、発着時に乱気流が生じないよう艦首の形状を変更する。改修は2回に分けて行われる計画で、1回目の耐熱塗装などは、おおむね終了したとみられる。
政府の中期防衛力整備計画(中期防)では、2023年度までにF35Bを18機導入し、24年度から運用を開始することになっており、日本は現時点ではF35Bを保有していない。
このため、既に米軍岩国基地(山口県岩国市)に配備されている米海兵隊のF35Bを使った発着訓練を実施し、改修した耐熱甲板などのテストを行う方針だ。米軍の運用技術を習得し、将来的には自衛隊のF35Bが米艦船で発着することも視野に入れる。
中国は、19年12月に初の国産空母「山東」を就役させた。12年に就役した「遼寧」と合わせて空母2隻体制をとる。3隻目も建造中とされ、日本近海で空母や爆撃機による活動を活発化させている。
これに対し、政府はいずもに続き、今年度末から「いずも型」の護衛艦「かが」の「空母化」に向けた改修に着手する予定だ。日米両政府はこれらの護衛艦を使って機動的に戦闘機の燃料補給を行うことで、航空作戦能力を高めたい考えだ。
もっとも、「空母化」に向けて改修した護衛艦は原則として潜水艦の哨戒や医療活動、輸送に使用される予定だ。政府は戦闘機の搭載は訓練を除けば有事に限定するなど専守防衛の範囲内で運用するとしており、憲法9条との関係から保有が禁じられている「攻撃型空母」には該当しないとの見解を示している。
北海道・北東北の縄文遺跡群、世界文化遺産に登録決定
2021年07月28日
オンラインで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は27日、「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道と青森、岩手、秋田の3県)を世界文化遺産に登録することを決めた。日本の世界文化遺産は20件目。自然遺産も含めた世界遺産は、26日に登録が決まった「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島、沖縄両県)に続いて25件目となる。 【写真特集】北海道・北東北の縄文遺跡 縄文遺跡群は、大規模集落跡「三内(さんない)丸山遺跡」(青森市)▽「大湯(おおゆ)環状列石」(秋田県鹿角市)▽「キウス周堤墓(しゅうていぼ)群」(北海道千歳市)――など17遺跡からなる。1万年以上続いた縄文時代の生活や精神文化を今に伝えている。 ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)が5月、「先史時代における農耕を伴わない定住社会、複雑な精神文化を示している」として「世界文化遺産への登録が適当」とユネスコに勧告していた。【大久保昂】 ◇世界文化遺産 1975年に発効した世界遺産条約に基づき、ユネスコが人類共通の財産として登録する。文化遺産は歴史的建造物や遺跡が対象で、ほかに貴重な生態系などの自然遺産、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。前回2019年の世界遺産委員会までに登録されたのは869件で、自然や複合を含む総数1121件の8割近くを占める。締約国が候補を推薦し、締約国の代表で構成する世界遺産委員会が諮問機関の勧告を踏まえて登録の可否を決める。
台風8号宮城上陸 岩手で避難指示
2021年07月28日
台風8号が統計史上初めて宮城県に上陸しました。一部で避難指示も出されている岩手県から、宮本記者の報告です。 台風8号は午前6時前に、宮城県石巻市付近に上陸しましたが、気象庁によりますと、台風が宮城県に上陸するのは、1951年の統計開始以来初めてです。 岩手県大槌町では午前5時すぎから風が強くなりはじめ、現在は横殴りの雨が打ちつけています。岩手県内は局地的に大雨となり、きょう未明の1時間雨量は大槌町に隣接する山田町で37.5ミリ、宮古市・川井で34.5ミリなど猛烈な雨が降りました。 岩手県内では宮古市の全世帯に避難指示が出されているほか、9つの自治体で高齢者等避難が発表されていて、きょう午前0時までに最大で412世帯592人が避難しました。 岩手県内には大雨・暴風・波浪警報が出されているほか、宮城県や福島県にも大雨警報が出されていて、関東など台風から離れた地域でも引き続き警戒が必要です。(28日07:48)
過去最多の東京 都幹部「医療体制すぐ崩壊しない」
2021年07月28日
東京都では27日、過去最多となる新型コロナの新規感染者が確認されましたが、都の幹部は「すぐに医療提供体制が崩壊することはない」との見解を示しました。 東京都では27日新たな感染者が2848人となり、今年1月7日の2520人を上回って過去最多となりました。 これを受けて取材に応じた都の福祉保健局長はワクチンの普及で重症化リスクが高い65歳以上の新規感染者が大きく減ったことやコロナ患者用の病床が確保されていることから「1月とは状況が異なる」と強調しました。 そのうえで、「現状ではすぐに医療体制が崩壊し、1月のように死者が出ることはないと考える」との見解を述べました。 一方で都は26日、医療機関に対して新型コロナ患者の病床を最大限確保するよう改めて要請し、予定していた手術の延期や一部の診療科の停止なども検討するよう求めていました。
SOMPO傘下、介護職ら1000人の年収100万円引き上げ…深刻化する人手不足に対応
2021年07月28日
SOMPOホールディングスは、傘下にある介護事業会社の中核職員約1000人を対象として、2022年度に年収ベースで100万円程度引き上げる方針を固めた。高齢化で高まる介護ニーズに対して深刻化する人手不足に対応する。
賃上げする中核職員は、傘下のSOMPOケアが展開する介護付き住宅や老人ホーム、訪問介護で働くケアリーダーたちとなる。勤務地や手当支給に応じて異なるものの、年収を現在のおおむね300万円台から400万円台へと高め、看護師の平均給与(400万円台後半)の水準を目指す。原資は、今後の事業拡大で収益力を高めることで捻出する。
SOMPOケアは19年にも介護に関わる幅広い職員の給与を年収ベースで最大80万円引き上げていた。中核職員には賃上げとともに、より専門性の高い業務に取り組んでもらう。
SOMPOグループは現在、有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅計452か所を展開している。今後3年で20施設増やし、部門売上高を現在の約1300億円から約1600億円に拡大させる計画だ。5年後までの新設数は33か所を見込んでいる。
介護の現場は一般的に、過酷な業務にもかかわらず給与水準が低いという課題を抱える。事業拡大を進めながら待遇も改善することで、人手不足への対応とサービスの充実を両立させる。
ショーメに強盗3億円被害、パリ シャンゼリゼ通り近
2021年07月28日
パリのシャンゼリゼ通り近くにある高級宝飾ブランド「ショーメ」の店舗に27日、拳銃のようなものを持った男が押し入り、宝石などを奪って逃走した。被害は200万~300万ユーロ(約2億6千万~3億9千万円)相当に上るとみられる。フランスのメディアが伝えた。 男はキックスケーターで移動。けが人はなかった。警察が強盗容疑で行方を追っている。 ショーメは2009年にもパリ・バンドーム広場の本店が強盗に遭い、被害は190万ユーロ相当に上った。
海外メディアは”東京五輪の顔”大坂なおみの3回戦敗退の原因をどう分析したのか…「最終聖火ランナーのプレッシャー」
2021年07月28日
東京五輪の最終聖火ランナーを務めた女子テニスの“スーパースター”大坂なおみ(23、日清食品)が27日、女子シングルス3回戦で世界ランキング42位のマルケタ・ボンドロウソバ(22、チェコ)に1-6、4-6のストレートで敗れ、母国での五輪が終わった。ボンドロウソバとは初顔合わせだったが大坂は第1セットから動きに精彩を欠き、第2セットは4-4ゲームまで盛り返したが、ペースを取り戻すことができなかった。大坂は6月の全仏オープンで記者会見を拒否して問題提起、その後メンタルヘルスの問題を告白し、ウィンブルドンには出場しなかっただけに、東京五輪でのパフォーマンスや取材対応に海外メディアも注目していた。それだけに海外メディアも大坂の格下に対する“番狂わせ“を大きく取り上げ敗因を分析した。。 「東京五輪の顔、大坂がテニスでノックアウトされ、ぼう然」という見出しで報じたのは、英ガーディアン紙だ。 「涙を流した大坂はプレッシャーに負けてしまったかもしれないと認める」とし大坂が第2セットで巻き返せなかった展開をこう伝えた。 「活発さに欠ける難しい一日で、問題をいつものように解決することができなかった。メンタルのタンクが空になってしまっていた。バックハンドの2つのミスで試合を終え、ホームグラウンドで五輪の金メダルを獲得するという夢は敗れ去った」 また“番狂わせ”が起きた原因に、母国の代表としての重圧だけでなく、全仏オープン棄権後に鬱の苦悩を告白するなどした、ここまでの状況が影響したのではないかという見方を示した。 「五輪の顔として通常の状態であれば違った結果になっていたかもしれない。しかし、彼女はメンタルヘルスを優先するために全仏とウィンブルドンを辞退していた。米国に戻った後も注目や批判があった。彼女の敗北はすべてが合わさった結果のように思えた」 さらに同紙は大坂の試合終了後のメディア対応の混乱をレポートした。 「大坂は、たとえメディアと話さなくても通ることが義務づけられているミックスゾーンを通らず、横の出口からコートを後にした。最初の情報では、彼女は戻ってこないということだった」とし、その後、日本テニス協会が大坂のマネジメント会社を通じて連絡を取り、五輪規定を説明。すでに車に乗車していた大坂が会場に戻り、ミックスゾーンに姿を現して取材に対応したことを紹介した。
台風8号接近で今夜から強雨 明日にも関東か東北に上陸見込み
2021年07月26日
7月26日(月)3時現在、台風8号(ニパルタック)は、日本の東の海上を北北西に進んでいます。 今後は徐々に北西に向きを変えて、明日27日(火)に東北から関東に上陸する見込みです。台風接近前から湿った空気が流れ込む影響で強雨や強風のおそれがあるため注意が必要です。 ▼台風8号 7月26日(月)3時 存在地域 日本の東 大きさ階級 // 強さ階級 // 移動 北北西 20 km/h 中心気圧 992 hPa 最大風速 20 m/s 最大瞬間風速 30 m/s
台風接近前から強雨のおそれ

26日(月)夜の雨の予想
関東から東北の太平洋側は今日の夕方以降、段々と雨が降り出します、夜は強雨や雷雨、沿岸部を中心に強風に注意が必要です。 特に台風の北側から吹き込む湿った空気の影響を受けやすい、宮城県や福島県、茨城県や千葉県では1時間に30mmを超える激しい雨が降り、沿岸部では瞬間的に25m/s近い強風となる見込みです。遅い時間になると交通機関に影響が出るおそれがあるため、帰宅時間を調整できる方はいつもより少し早めに帰宅すると安心です。 台風本体が上陸する27日(火)は、進行方向の右側半円にあたる東北太平洋側で雨量のまとまりや強風が顕著になります。多いところでは総降水量が150mm~200mmとなるおそれがあり、河川の増水・氾濫や土砂災害に警戒が必要です。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。 台風8号の名前「ニパルタック(Nepartak)」はミクロネシアが提案した名称で、有名な戦士の名前からとられています。
協力金、本当に「先払い」? ちぐはぐ対応、飲食店憤り 東京
2021年07月26日
新型コロナウイルスの感染再拡大により4度目の緊急事態宣言が出ている東京都内では、宣言が発令された7月12日以降、営業時間短縮要請などに応じる飲食店に対し、協力金を速やかに支給する「先払い」制度が導入された。 【図解】東京都の協力金の対象期間と申請受け付け ところが、この支給を急ぐあまり、5、6月分の申請受け付けが後回しになる事態が生じている。飲食店からは「子供だましだ」と怒りの声が上がっている。 先払い制度は、長引く休業や時短要請で苦境が続く飲食店への協力金支給が遅いとの批判を受け、今回の緊急事態宣言発令に先立ち政府が導入を決定。誓約書の提出を条件に、先払い分として日額4万円を一律支給し、足りない場合は審査を経て追加支給する。速やかな支給により、要請を拒む飲食店をなくしていくのが狙いだ。 これを受け、都は宣言が発令された7月12日~8月8日分の協力金について、申請期間をこれまでより2カ月程度前倒しし、7月19日から受け付けを開始した。しかし、この作業を優先するため、5月12日~6月20日分の申請開始日は当初予定していた7月15日から同26日に延期。6月21日~7月11日分については、いつから申請を受け付けるかすら決まっておらず、先払い制度によって逆転現象が生じた格好だ。 都はこれまで、申請システムの改善や人員増により、申請書の受理後、平均約5日後には支給できる態勢を構築。ただ「複数の協力金の申請期間が重なると、事業者側も混乱し、結果的に支給の遅れにつながる」と釈明する。 これに対し、都の休業要請に応じている中野区の居酒屋経営者は「これまでの協力金も出ていないのに、まるで子供だましではないか」と批判。「酒を提供しているのに協力金を受け取っている店もある。矛盾を正してほしい」と憤った