過去の記事:2021年10月

感染警戒か、中露首脳がG20現地入り見送り…そろって米欧へ不満表明

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2021年10月31日
 

 

自分の体のことは自分で決める・抗体あるのに…NY市職員の接種義務化でデモ、混乱も

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2021年10月31日

「強制するな」

接種率アップ

 

 

ギョーザにハンバーガーも…中国で広がる人工肉 食料危機の切り札になるのか

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2021年10月31日

ハンバーガーも「人工肉」 中国企業が次々と進出

今年の「ハンバーガー祭り」に登場した“人工肉のトリュフバーガー”

味・色・においも…すべて植物由来の「人工肉」

国の政策も追い風になっているという

 

 

ハロウィンの起源はここ、アイルランド「悪魔の洞窟」

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2021年10月31日

古代ケルトの伝説が息づく遺跡、世界遺産にも推薦中

アイルランド、ラスクロハンにあるオエンナガット洞窟。古代ケルトにおいて中心的な役割を担っていたとは信じ難いほど控えめなたたずまいだ。悪魔が暮らす地下世界の入り口、ハロウィンの起源であるサウィン祭の発祥地として知られる。(RONAN O’CONNELL)

ハロウィンの起源とされる祭り

 

 

衆院選投票始まる 経済政策、政権運営に審判

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2021年10月31日
 

 

函館市の期日前投票所で12歳の男の子が小選挙区の投票箱に投票 “有効票”に

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2021年10月31日

函館市内の衆議院選挙期日前投所で、選挙権のない12歳の男の子が投票するという事態が起きました。この投票は有効だということです。  函館市の選挙管理委員会によりますと、30日午後5時前、函館市港町のショッピングセンターに設けられた期日前投票所で、12歳の男の子が50歳の母親の代わりに小選挙区の投票用紙を受け取り、投票を行いました。  その後、比例代表国民審査の投票で、現場の担当者らが名前や年齢に違和感を覚え、投票用紙を渡すのを止めました。  男の子は父親と一緒に投票所に来ていて、父親は、妻が体調が悪く来られなかったため、代わりに投票させようと妻の入場券を息子に渡したと話しているということです。  市選管は、小選挙区の投票用紙を渡す際に混んでいたこともあり、最初の受付係や名簿対象係、用紙交付係での確認が不十分で見落としたとしています。  また、男の子が投票した小選挙区の投票用紙は、有効票として扱われるということです。  31日の投票日には、本人確認と合わせて、来場者を目で見て間違いがないか確認するなど、再発防止を徹底すると話しています。

 

 

年間4万円以上の負担増に 相次ぐ値上げで

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2021年10月31日

日本では今、電気代やガソリン代の値上げがその足かせとなっています。こうした値上げがわたしたちの暮らしにどう影響するのか。第一生命経済研究所の永濱利廣さんにお話を伺います。 高島) まず気になる電気代を見ていきましょう。 板倉) こちらは東京電力管内の標準的な家庭の電気料金なんですが、今年1月は6317円だったのが、そこからどんどん右肩上がりで上がっていき、11月には7371円、12月は7485円ということで、今年1月と比べると1000円以上も値上がりするということなんです。 高島) 8月以降から急激にぐっと上がってる印象ありますが、永濱さん。どうしてこの電気代これだけ今上がっているんでしょうか。 永濱さん) ずばり原油価格が上がってるから。そのメカニズムとしては、発電の最大の燃料というのは天然ガスなんですが、ただ日本の場合その天然ガスの輸入の価格っていうのは原油価格に応じて決まってきます。 その原油が上がると結果的に天然ガスが上がって、遅れて電気料金が上がると。 高島) 原油とセットになって値段が決まってくるということなんですね。こうした流れというのは世界的なものなんでしょうか? 永濱さん) 今世界的にコロナ後で需要が回復している一方で、なかなか産油国の原油の増産では追いつかない状況なので世界的に化石燃料上がってます。 高島) そうなると心配なのがこれから冬を迎えます、暖房などを使うシーズンになりますから。電気代、その家計の痛手というのがどのくらいなるのかというのは。 永濱さん) 第一生命経済研究所の試算なんですが、電気だけではなくて、ガスとかガソリンとか、そういったのも化石燃料も全部含めて去年2020年に比べて、今年2021年の平均的な家庭の年間の負担が4万6000円増える。恐らく2021年、2022年以降も上がりますから、多分さらに増えると思うんですね。こうなると消費にやっぱり影響が出てくると思いますし、今年は更に冬はラニーニャ現象で寒くなるということなんで、今年の冬は気温だけじゃなくて、お財布にも非常に厳しい、冬になるのかなと。 高島) お財布が寒くなったその冬、乗り越えるためには、このほぼ5万円という増額どこを削っていけば? 永濱さん) 最も効果がありそうなのが今、逆に携帯料金が下がっているので、携帯の契約の見直しをしたりとか、あとは電気ガスも契約を見直せばちょっと安くなる可能性があるので、そういった工夫はできるかなと。 高島) 今年は特に携帯料金を見直す必要があるっていう感じかもしれないですね。そして、この電気代の値上げ、いつごろまで続くんでしょうか。 永濱さん) 電気料金というのは、先ほど言った通り、化石燃料に遅れて動くんです。具体的に言うと、3カ月前から5カ月前までの輸入化石燃料の値段に応じて上がります。そうなると、少なくともあと半年近くは、さらに電気料金が上がる可能性が高いかなと。 高島) 今も上がってるわけで、それが更に遅れてくる? 永濱さん) これが遅れて3カ月後、5カ月後上がるってことです。 高島) 原油価格の高騰の影響で言いますと、ガソリン代もこのように8週連続で値上がりしているわけですが、閑歳さん、このあたり家計簿に影響はあらわれているんでしょうか? 閑歳孝子さん) まさにあらわれていて、年始ぐらいから徐々に上がり続けています。今と年初を比べると大体1.2倍ぐらいまでガソリンの価格が上がっている。ただ一方で、電車・飛行機などそういう移動の手段(にかける費用)も最近上がっているので。 外に出たいって欲求と単価の上がりというのが同時に来てると見ています。 高島) 永濱さんは、原油価格の高騰の影響、他には、どういったところに出てくるんでしょうか。 永濱さん) 分かりやすいのは食卓です。 高島) 食卓は家計に直結してますね。 永濱さん) お米以外、ほとんど上がると考えたほうがいい。例えば、魚の値段で言えば、船は重油で動きますから燃料費が上がります。運搬のためのガソリン代も上がる。さらに原油が上がると、温室ハウス。これも業務用ガソリンで温めたりする。これも値段が上がる可能性があり、野菜などの値段があがる。あとは納豆の容器とかタレの袋など、プラスチック系のもの。 あと、ガソリンの値段が上がると、海外では代替エネルギーとしてバイオ燃料の需要も増えるんです。その原料となる穀物の値段が上がる、例えばトウモロコシの値段が上がると、家畜のエサの値段が上がるので、乳製品の値段が上がったりとか。あと小麦の値段が上がれば、ケーキのスポンジの値段が上がるとか。大豆も上がりますから、納豆そのものであったりとか豆腐とか。 高島) ほとんどですね。こうしてみると、”お米だけ”っていう感じですよね。 永濱さん) お米をいかににたくさん食べるか。 高島) 商品の値段としても上がってくるんでしょうか。 永濱さん) 恐らく、全部は上がらないと思う。あまりにも値上げしてしまうと売れなくなってしまうので、かなり企業も負担するのかなと。具体的に言うと、値段は変えないで量を減らすとか。例えば魚とかは、高いサンマを使わないで別の魚にするとか。ただ企業への負担は、回り回ってそこで働いてる人のお給料が減るとか、雇用が奪われたりとかする。原油が上がるってことは何かの所に負担がいくということ。 板倉) 産油国は原油価格高騰を抑えるために産出量を増やしたりとかできないですか? 永濱さん) 実は産油国では、増産をしようとしているが、それが十分うまくいっていない。今、世界的に「脱炭素」にかじを切ってるわけです。ものすごい野心的な目標を立てているので、そういう中で特に、中小の産油国になかなか投資のお金が入っていかない。増産をしようとしても、増産ができない。アメリカのシェールオイルにもお金が入っていかない。そうすると増産しようとしてもなかなか出来ない。これも原油価格がより上がっている要因。 高島) 打つ手はないんでしょうか。 永濱さん) 産油国のOPECプラス会合があり、そこで仮に「さらなる増産」と決まったら下がるかもしれない。それがないのであれば、やはり日本が海外と協力して産油国に増産の要請をするとか、あとは日本も原油の備蓄を持っているので、それを放出するとか。 高島) しばらく値上がりが続く印象ですが、見通しは? 永濱さん) 原油の需要としては、やはり北半球の冬が過ぎて春ぐらいになれば、需要が下がってくる可能性あります。そのタイミングで原油価格が落ち着いてくることを期待したいなと思います。

 

 

小学4~6の3割超が「やせ願望」命にも関わる深刻、「摂食障害」で医療機関を受診する10代前半も増加している

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2021年10月31日
 

 

特急・新幹線のグリーン料金等を値上げ 成田EXPは2100円→2800円 JR東日本

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2021年10月27日

JR東日本と西日本は2021年10月26日(火)、新幹線と特急列車のグリーン料金などを一部改定すると発表しました。 【改定前/改定後】グリーン料金の比較表  対象は、東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線グリーン車・グランクラス料金、JR東日本管内の在来線特急列車のグリーン車料金、「サフィール踊り子」のプレミアムグリーン・グリーン個室料金です。  グリーン料金は次の通り改定されます(抜粋)。利用する距離により、値上げもしくは据え置きになる形です。 ・100kmまで:1050円→1300円 ・400kmまで:4190円→4190円 ・700km以上:5240円→6600円  なお、「成田エクスプレス」のグリーン料金は距離にかかわらず2100円が、改定後は2800円になるそうです。  JR東日本における現行の料金は、2002(平成12)年の東北新幹線八戸開業時に利用促進を目的として値下げを行ったものがベースとなっていました。今回、一部の営業キロ帯を除き、JR6社共通のグリーン料金(JR各社にまたがる場合のグリーン料金)と同等の水準に改定するとのこと。ただし、601kmから700kmまでの料金は、JR6社共通のグリーン料金より低廉な価格を設定するといいます。  なお、グランクラス料金や「サフィール踊り子」の特別室料金についても、おおむね現行より値上げになります。JR東日本と西日本は今回の改定について、「お客さまのご利用状況および経営環境の変化」を踏まえたとしています。

 

 

エディー・バウアー日本撤退の深層・真相 閉店発表で売上げ急上昇中 再上陸時の成功のカギは?

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2021年10月27日

全国で展開する56店舗(アウトレットを含む)の閉鎖だけでなく、ECやカタログ通販を含む全事業を12月中に終了するもの。エディー・バウアー・ジャパン(東京都世田谷区、マティアス・エンゲル社長兼CEO)が10月15日にホームページで発表したところ、全品20~40%オフの完全閉店セールを実施していることもあり、「撤退フィーバー」が巻き起こっている。公式オンラインストアでは「※只今ご注文が殺到しており、発送までにお時間を頂いております。予めご了承下さい」とアナウンスするほどの盛況ぶりで、店舗もコロナ禍前をしのぐほど来店客数、買い上げ客数が増えているのは皮肉なものだ。

 外資系ブランドの日本撤退は、2015年の「トップショップ」、2016年の「アメリカンアパレル」、2017年のギャップ傘下の「オールドネイビー」、2019年の「フォーエバー21」「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」などがよく知られているが、他にも、「J.クルー」や「リズクレイボーン」「ジグソー」、H&M傘下の「ウィークデイ」「モンキ」、「タルボット」「キャスキッドソン」など枚挙にいとまがない。ヨガを中心とした人気のアスレジャーブランド「ルルレモン」や、ワールドが手がける「ローラアシュレイ」も一度撤退した再上陸組だ。そこに輪をかけたのがコロナ禍で、経営不振に陥る小売店やブランドも多い。

 ただし、アスレジャーブームや健康志向、キャンプなどのアウトドアレジャーの人気などで、スポーツ系やアウトドア系のブランドは好調や堅調なブランドも少なくない。なぜその波に乗れなかったのか。

その一つが、商品戦略の失敗だ。「エディー・バウアー」はシアトルで1920年に誕生した、100年を超える歴史を持つアメリカ発のブランドだ。米国初のダウンジャケット“スカイライナー”を生み出したことを皮切りに、K2アメリカ遠征隊に依頼されて完成した “カラコラムパーカー”や、アメリカ人初のエベレスト登山に貢献したダウンパーカーなどのヘリテージアイテムを持ちつつ、アウトドアを出自としたアメリカンカジュアルテイストのファッションブランドとして事業を拡大してきた。

 しかし、シアトルは常に住みたい街の上位にランクインするほど気候が穏やかで、ハイキングのメッカであるマウント・レーニア国立公園や、世界遺産の温帯雨林と美しいビーチ、万年雪の山というリゾート色の強いオリンピック国立公園などがあり、アウトドアのニーズはありつつも、本格的な機能性やギアとは商品開発面でも一線を画していた。気付けば他のアウトドアブランドはもちろんのこと、SPAブランドやスポーツブランド、そしてダウンウエアを得意とするラグジュアリーブランドなどに囲まれたレッドオーシャンに足を踏み入れてしまっていた。35~55歳の家族を持つ世代をターゲットにしてきたが、顧客像もあいまいになっていた。

 リブランディングを図り、カジュアルラインを中心としつつも、“ファーストアセント”(ハイキング・山登り)、“モーション”(トレーニング・ヨガ)、“トラベックス”(お出かけ・旅行)、“スポーツショップ”(フィールドスポーツ・釣り)、“ウェザーエッジ”(防水・透湿・防風)など、より機能性の高いラインや狩猟やフィッシング向けウエアなどのラインを加えたりもしたが、効果は限定的で、むしろブランドがぶれてしまった。「最近は、アメリカの郊外などでは売れるであろう、ミセス向けの合繊のアイテムや、ヘリテージアイテムを模したモッズコートなども混在し、売り場でミスマッチが起きていた。また、ヘリテージを時代に合わせて新解釈した商材も見受けられず、商売の要であるMD力の不足が露呈している」と残念がるエディー・バウアー・ジャパンのOBもいる。

二つ目は、肝心のエディー・バウアー・ジャパンの業績不振だ。ピークは2008年ごろで、売上高160億円前後、店舗数は60店舗超えとなり、100店舗・300億円を目指すと中期目標を掲げていたが、失速した。「東京商工リサーチ」によると、2017年2月期に売上高115億円に対してすでに当期損失が5800万円と赤字となっていた。2018年2月期は売上高130億円、当期利益1億5200万円の黒字、2019年2月期は売上高125億円、当期利益7600万円の黒字と少し持ち直したが、2020年2月期には売上高115億円に対して当期損失が5億5400万円と大幅赤字に転落。コロナ禍が続いた2021年2月期には売上高が90億円と前期比2割減となり、赤字幅はさらに広がったとみられる。

三つ目は、日米ともに不安定だった経営体制によるものだ。関係者によると、今回の日本撤退理由は「ドイツ本国からの資金援助が打ち切られたため」だ。米国シアトル発のブランドなのに、なぜドイツなのか?それはエディー・バウアー・ジャパンの株主体制によるものだ。

 もともとエディー・バウアー・ジャパンは住商オットー(ドイツのカタログ通販大手オットー社が51%、住友商事が49%を出資する合弁会社)が70%、米国エディー・バウアー社30%の出資比率で1993年に設立された。その後、2008年に住商オットーが合弁関係を解消し、独資本100%となったタイミングでオットージャパンに社名を変更。エディー・バウアー・ジャパンの70%の株式を持つのはオットージャパンという状況が10年以上続いてきた。

 そして、あまり知られていないが、コロナ禍の2020年7月末に大きな動きがあった。オットージャパンを有志がMBO(従業員による事業買収)し、8月13日にノース・モール(東京都中央区、前之園世紀代表取締役CEO)に社名を変更。ライフスタイル雑貨、アパレル、ファッショングッズの通信販売と、法人向け通販ビジネス支援サービス、通販型保険販売代理店事業を主力事業として新たなスタートを切っている。この時、「エディー・バウアー」の事業は残され、旧オットージャパンの完全親会社であるドイツのオットー・アジア(正式名称はOTTO-ASIA Beteiligungs-Verwaltungs GmbH)が70%の株式を所有することになった。

 米本国もこの十数年、経営不振が続き、経営体制が大きく変わってきた。2003年に当時の親会社が破綻(はたん)し、2005年に再建手続きを終了したが、リーマン・ショック後には再び業績が悪化し、2009年に日本でいうところの民事再生法に当たるチャプター11(連邦破産法第11条)を申請して倒産。投資会社のゴールデン・ゲート・キャピタル(GOLDEN GATE CAPITAL)が買収し、グループ会社のPSEBが運営してきた。

 そしてコロナ禍の今年5月、米ブランド管理会社のオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP、通称ABG)が新たに買収し、新体制がスタートしている。このABGは「ブルックス・ブラザーズ」「フォーエバー21」など、破綻企業を次々とグループ傘下に獲得しており、ABGと不動産大手デベロッパーのサイモン・プロパティーズが共同出資したスパーク・グループ(SPARC GROUP)が、製造・販売・店舗やECの運営などを手がけることになった。

 このように、昨年100周年を迎えた長寿ブランドだが、本国も日本も経営体制が安定しているとは言い難い状況が続いてきた。「これでは未来を見据えた施策が打ち出せるはずがない」と前述のOB。「店舗で在庫を尋ねた際に、ECとの在庫連動はしていないとの回答があった。サプライチェーンやOMOなどのデジタル施策への戦略的投資もできなかったのだろう」と明かす業界関係者もいる。

 今回は米本国が新体制になったことも、ドイツのオットー社が日本撤退を決める後押しをしたとみられる。ただし、現在の完全閉店セールの割引率は20~40%で、投げ売り的な売り方もしていないこともあり、水面下では次の事業主が決まっているのではないかとみる業界関係者もいる。

「エディー・バウアー」のヘリテージである、米国発のダウンジャケット“スカイライナー”(左)と“カラコラムパーカー”(中)、“ダウンパーカー”(右)  筆者撮影
「エディー・バウアー」のヘリテージである、米国発のダウンジャケット“スカイライナー”(左)と“カラコラムパーカー”(中)、“ダウンパーカー”(右)  筆者撮影

 ではもし、日本に再上陸するとしたら、どのような施策をとるべきなのか? 「今一度、唯一の資産であるヘリテージラインを高級化させたり、クリエーターにブランドを変身させるストーリーしかないと思う。今の価格帯は中途半端なので、価格は3倍で、イメージも一新すべき」と前述のOBは語る。

 ブランドを良く知る他の業界関係者は、「1994年に日本1号店を自由が丘に出店したが、実は1号店の候補地は原宿であり、スタートからつまづいていた。正しい立地での正しい事業、正しいブランディングが重要だ」としたうえで、「アウトドアブランドの『ザ・ノース・フェイス』がタウンユースで一気にブランドを伸ばしたのは、実は大人気の定番リュック“ヒューズボックス”の存在が大きい。『ユニクロ』のフリースや、『トリンプ』の天使のブラなど、そのブランドのステージを大きく変えるほどのインパクトのある商品、一点突破できる商品の存在が不可欠だ。『エディー・バウアー』のそれはきっと“スカイライナー”であり、ブランドの建て直しのカギを握るはずだ」と指摘する。

 素材高や、コロナ禍による生産の遅れや海運の混乱による輸送費の急騰などにより、サプライチェーン危機が伝えられる中、グローバルブランドとしてオペレーションを再確立する必要もある。マーケティングの重要性も増している。店舗とECの相乗効果の発揮も期待される。

 日本撤退発表後の店頭では、「俺もしばらく来ていなかったからあまり強くは言えないが、好きだったので、撤退は残念だ」「サイズ展開の幅が広いので、安心して一人でも買い物ができるいいブランドだったのに」「撤退後も、日本語で買い物ができるサイトを用意してほしい」などと販売スタッフに声をかける買い物客の姿を多く見かけた。フレンドリーな接客も魅力の一つだったことは間違いない。新生「エディー・バウアー」の新たな挑戦を待ちたい。

 

 
 
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