自民党4役、平均年齢64.25歳。「若手登用」の福田達夫総務会長は54歳…そろって会見
2021年10月02日
自民党の岸田文雄新総裁が、党役員人事を決めた。甘利明幹事長、福田達夫総務会長、高市早苗政調会長、遠藤利明選対委員長の「4役」がそろって会見。4人の平均年齢は64.25歳だった。 【画像】起用が決まった自民党4役の顔ぶれ
自民党の臨時総務会が10月1日に開かれ、新たな党役員人事が決まった。 5年を超えて在任していた二階俊博氏(82)の後を受ける幹事長には、甘利明氏(72)が就任。岸田文雄新総裁は、総裁選で幹事長以下の党役員任期を「1期1年、連続3期まで」とする方針を掲げていた。 総務会長に福田達夫氏(54)、政務調査会長に高市早苗氏(60)、選挙対策委員長に遠藤利明氏(71)が選ばれた。 また、岸田氏と総裁選を争った河野太郎氏(58)は広報本部長に。組織運動本部長には小渕優子氏(47)が就任した。
当選3回の福田達夫氏「身が小さくなる思い」

自民党臨時総務会で撮影に応じる(左から)遠藤利明選対委員長、福田達夫総務会長、岸田文雄総裁、甘利明幹事長、高市早苗政調会長ら=10月1日午後、東京・永田町の党本部
自民党の「4役」とされる幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長に選ばれた4氏が10月1日、党本部で会見した。 甘利氏は「岸田新総裁が掲げる老壮青、多様な人材を登用して活力ある、そして開かれた党運営。この理念をしっかり支えて党を率いていきたい」と語った。 これまで当選を重ねたベテランが担うことの多かった「総務会長」に選ばれた福田達夫氏は当選3回。 福田氏の起用について、甘利氏は「ご本人(福田氏)にとって光栄なことだと思うが、これは総裁が試練を与えて、将来を担う人材として育てていくんだと思う。いかに当選3回といえども党をまとめることができるか試されているというふうに思っているし、それをきっと成し遂げて、その任を終えたときには二回りと大きくなっていると思う」と語った。 福田氏は「この役割をいただいたときも非常に身の引き締まる思いだったが、上司たる幹事長からのセリフに本当に身が小さくなる思い」としつつ、「総務会長という仕事は最終的に物事を決める機関だが、物事を決めるプロセスをしっかりと組み上げていく。その結果に至るプロセスが非常に重要だ。国民にわかりやすい政治をやる自民党を目指していく」と語った。
台風16号は温帯低気圧に 関東や北日本太平洋側は高波続く
2021年10月02日
10月2日(土)9時、台風16号(ミンドゥル)は日本の東の海上で温帯低気圧に変わりました。 ▼台風16号 10月2日(土)9時現在 擾乱種類 温帯低気圧 中心位置 日本の東 移動 北東 45 km/h 中心気圧 976 hPa
雨雲の一部が北海道の道東に
低気圧の北側に大きく雲が広がっていて、一部が北海道の道東に雨を降らせています。それほど活発な雨雲はなく、9時までの1時間の雨量は、根室市で4.5mmなど、4~5mm程度です。 この後は低気圧の北東進に伴って雨雲も東に移動していきますので、昼頃には雨雲は抜けていきます。ただ、午後にかけては上空の寒気を伴った気圧の谷が通過するため、北海道の広い範囲で雨の降りやすい天気は続く見込みです。
台風が離れた後も、海はしけが続く

2日(土)午後の波の予想
台風は温帯低気圧に変わりましたが、最後まで残るのが波の影響です。午後になっても東北の太平洋沿岸では4m以上のしけが予想されています。北海道から関東にかけての太平洋沿岸でも3m前後と高波が続く見込みで、雨や風と違ってすぐには落ち着きません。 関東や東北は天気が回復して、昼間は気温が上がります。海に行きたくなるような陽気ではありますが、磯釣りなどのレジャーは無理をせず、できれば控えるようにしてくだ
岸田氏、甘利氏を重視 要求通らぬ安倍氏、人事に不満 清新さ乏しく・自民
2021年10月02日
自民党新執行部が1日発足した。調整が続く閣僚・党役員人事から透けるのは、岸田文雄総裁が甘利明幹事長を重視していることだ。同氏と近い議員のポストが早々に決定。一方、安倍晋三前首相には配慮を見せつつ、言いなりにはならないとの姿勢もうかがえる。安倍氏は不満を漏らしているとされ、新執行部が党の結束を固めて船出できるかは不透明感も漂う。 【国会議員情報】甘利 明(あまり あきら)氏 ◇幹事長が人事伝達 「党を束ねるため力を発揮してほしい」。岸田氏は1日、甘利氏への期待を記者団に語った。 甘利氏が所属する麻生派からは、鈴木俊一氏の財務相と田中和徳氏の幹事長代理、山際大志郎氏の入閣が早々に固まった。このうち、田中、山際両氏は甘利氏と同じ神奈川県が地盤。特に山際氏は甘利氏の下でエネルギー政策などに取り組んできた。幹事長代行の梶山弘志氏(無派閥)も甘利氏に近く、岸田氏がこれらの人事について甘利氏の意向を受け入れたのは明らかだ。 甘利氏は先の総裁選で岸田陣営幹部を務め、勝利に貢献。岸田氏は閣僚や党幹部を歴任して培った交渉力や調整力に対しても高く評価している。 甘利氏は9月29日に議員宿舎、翌30日は党本部で岸田氏と協議。関係者によると、麻生太郎副総理兼財務相の言動がたびたび世論の反発を買ったため、閣内から党副総裁に移して政権へのダメージを軽減することを相談しながら決めたという。さらに、起用が内定した議員には総裁が連絡することが多いが、今回は甘利氏が電話で伝えた。 甘利氏の重用には、細田派から早くも「甘利氏がやりたいようにやっている内閣みたいだ」とやっかみが漏れる。甘利氏は閣僚時代の「政治とカネ」の問題を今も引きずり、1日の記者会見では「事情を全く知らされていない」などと釈明に追われた。野党は検証チームを設置し、国会での説明を求めていく構えだ。 ◇「高市幹事長」見送り 岸田氏は、安倍氏が総裁選で支援した高市早苗氏を政調会長に起用するなど、表向きは安倍氏への配慮も示す。内閣の要である官房長官には、安倍氏の出身派閥、細田派の松野博一氏を起用。福田達夫総務会長と国対委員長に内定している高木毅氏も細田派だ。 ただ、安倍氏は岸田氏に「高市幹事長」と、側近の萩生田光一文部科学相の官房長官就任を求めたとされる。これに対し衆院当選5回の萩生田氏起用には、細田派内から反発が上がり、岸田派でも「安倍色が強過ぎる」との意見が多く、岸田氏は要求に応じなかった。 また、細田派でも松野氏や高木氏は安倍氏と距離があることで知られる。安倍氏と福田氏の父、康夫元首相は小泉内閣の正副官房長官の時代に対立した。複数の関係者は、安倍氏が一連の人事に「いら立ちを募らせている」と明かす。萩生田氏は1日の記者会見で人事の感想を問われ、「期待している」とだけ語った。 安倍氏は「キングメーカー」の立場を確立し、党内への影響力維持を狙うが、森友学園や「桜を見る会」をめぐる疑惑が障害になりかねない。岸田氏は、安倍、麻生、甘利氏の「3A」との関係について、安倍、麻生氏とは良好な関係を保ちつつ、甘利氏に「緩衝材」としての役割を期待しているとみられる。 一方、3Aを意識した布陣は清新さに乏しいとの声は党内に少なくない。党関係者は、岸田氏が総裁選出から党役員決定まで1日空けたことに触れ「いろいろ言われて自分の人事ができなくなった。これは全員野球ではない」と指摘。党内では菅義偉首相の退陣表明で衆院選への危機感が和らいでいたが、中堅議員は「これでは大変なことになる」と漏らした。
公立小教員の残業代訴訟、請求棄却 「明日からの希望見えない」原告の男性、控訴の方針
2021年10月02日
教員の時間外労働に残業代が支払われていないのは違法だとして、埼玉県内の市立小学校の男性教員(62)が、県に約242万円の未払い賃金の支払いを求めた訴訟で、さいたま地裁(石垣陽介裁判長)は10月1日、請求を棄却した。 【画像】会見の様子 判決後、都内で会見を開いた男性は「全く評価していません。今日の判決で、明日からの希望が見えてきません。労働基準法も守れない今の日本。僕は不満で不満で仕方ありません」と控訴する方針を示した。 代理人の若生直樹弁護士は「教員にも労働基準法32条が適用され、労働時間規制が及ぶということを明言した。これまでの裁判例や行政解釈とは一線を画す画期的な判決だ」と一定の評価をした。 ●登校指導や朝会引率「労働時間に当たる」 これまで国は、教員の超勤4項目以外の勤務時間外の業務について「超勤4項目の変更をしない限り、業務内容の内容にかかわらず、教員の自発的行為として整理せざるをえない」としてきた。 判決は、今回原告の男性が時間外におこなっていた登校指導や朝会への児童引率、職員会議などについて「労働時間に当たる」と判断。 一方、「校長が具体的に指揮命令したことをうかがわせる事情はなく、原告の自主的な判断でおこなっていた」「黙示的な指揮命令があったと評価することはできない」などとし、原告が主張した全ての業務を「労働時間に当たる」とは認定しなかった。 ●今回の裁判がこれまでの裁判と違う点は? 埼玉大学教育学部の高橋哲准教授によると、これまで教員が起こしてきた残業代未払い訴訟は「労働基準法37条に基づき、法定労働時間を超えて働いたときや休日労働、深夜労働をしたときに手当を支給してください」と主張するものだった。 しかし、教員は教職調整額が支払われており、労基法37条が適用除外されているため、超勤手当が支給されるケースは例外的なものとして請求が棄却されてきた。 一方、今回の裁判では、労基法37条に基づく超勤手当が支給されるかの前に、まずは超勤4項目以外の業務が労基法32条に基づく労働時間に該当するのか、該当する場合は労基法32条違反に該当し対価を払う必要がある、などと主張していた。 ●今回の判決のどこが画期的なのか? 判決は、この主張に則った形で、原告の超勤4項目以外の一部の時間外労働について「労働時間に該当する」と認定。ただ、国賠法上の違法性があるとまでは認めなかった。 ただ、高橋准教授は「32条に基づく労働時間の該当性が認められ、32条違反があれば損害賠償ができるということが判示され、閉ざされた門が開かれた」と判決の意義を語る。 「時間外労働の実態に関する証拠を重ねることで、労基法違反や、国賠法上の違法性が認められる可能性がある。中学高校で強制的な部活がある場合には、損害賠償が認められる可能性が出てくるだろう」(高橋准教授) 国は2020年、公立学校教員の勤務時間の上限について定めたガイドラインを、法的根拠のある「指針」に格上げした。高橋准教授はこの状況の変化にも触れ「勤務時間の上限を守ることが法的拘束力として校長に義務付けられている。今後、校長の過失や故意が認められる可能性があるのではないか」と話した。 ●異例の付言「国は重く受け止めて」 また今回、裁判長が判決で「給特法は、もはや教育現場の実情に適合していないのではないか」などと付言したことについて、代理人の江夏大樹弁護士は「教員の訴訟に限らず、行政訴訟でこうした付言がなされることは極めて異例だ」と話した。 高橋准教授は、今回の付言の宛先が立法府や行政府であることに着目。「裁判所が財政措置や立法措置を求めることが異例だ。付言により強い要求がされており、国は重く受け止めてほしい。ボールは文科省に投げられている状況だ」と是正を求めた。 ●原告の男性教員「教育現場を正しい方向に導いて」 弁護団らが判決の評価をする一方で、原告の男性教員は「今日の判決は、教員にとっては大変残念な結果です」と訴えた。 「1日3時間以上も無賃労働で残業させられていることについては、どう考えても納得がいきません。教員も一般の労働者と同じように1日8時間を超える労働時間を禁止している労働基準法32条を厳格に守らせて欲しいです。 1日8時間を超える労働を禁止していただければ、そこから教員の働き方改革が見えてきます。教員の時間外労働は教員が自主的に行なっているとされて、その裏では学校長が次から次へと仕事を命じている状況です。このような表と裏がある教育現場を正しい方向に導いて下さい」
秋・冬採用で就活「長期化」、内定辞退に悩む担当者「10月以降も採用続けなくては」
2021年10月02日
来春卒の大学生らに対する企業の内定式が1日、各地で開かれた。近年は秋・冬にも採用活動を行う企業が増えたことで、内定承諾後も就活を続ける学生が目立ち、内定辞退の時期がずれ込んでいる。「入社の意思表示の場」だった内定式の後も辞退者が出る可能性があり、各企業は引き留め策に頭を悩ませている。 【写真】人事課長「なめるなよ、54のおっさんを!」…内定者自殺

(写真:読売新聞)
「採用予定数より2割多く内定を出したのに、それ以上に辞退者が出るとは。10月以降も採用を続けなくてはいけない」。ある人材サービス会社の採用担当者は嘆く。就職情報会社ディスコの7月時点の調査では、前年より辞退者が増えた企業は34%で、減った企業の16%を大きく上回った。コロナ禍からの業績回復で、企業の出す内定数が増えたのが要因とみられる。
学生が内定を辞退する時期の遅れも目立つ。通年採用を行う企業や、採用の不足分を秋・冬に補充する企業が増え、内定承諾後も企業選びができるためだ。ディスコの武井房子上席研究員は「より希望に合う企業が見つかれば、内定式に出た後で辞退する学生もいるだろう」と推測する。
こうした中、企業側が力を入れているのが、内定者に働きかけをする「内定者フォロー」だ。システム開発のTISソリューションリンク(東京)は、内定者全員の自己紹介をまとめたアルバムを制作しており、内定者からは「同期のことがよく分かり、入社が楽しみになった」と好評だ。
人材コンサルティングのネオキャリア(東京)は、内定者と採用部長が約40分間、1対1で面談する場を設け、今年は既に約150人に実施した。学生の不安を取り除くのが目的で、仕事内容や福利厚生など様々な疑問に答えている。
採用コンサルタントの谷出正直さんは「今は入社間際までいつ辞退されてもおかしくない時代。各企業は社員との対面交流の場を増やすなど、採用から入社、定着まで一貫したフォローが必要だ」と指摘する。
