JASRAC vs 音楽教室の争い 最高裁が判決 「生徒は曲の使用料の支払い不要 講師は必要」 教室は困惑「著作権料を取りに来るなら弾かない」
2022年10月25日
音楽教室のレッスンでの演奏で、曲の使用料を払う必要があるかどうか争われた裁判。 最高裁は10月24日、生徒の演奏については曲の使用料を払う義務がないとした一方、講師の演奏のみ支払い義務があると判断しました。 音楽教室には、どう影響するのでしょうか。
町の音楽教室は
10月24日午後3時、3歳から80歳の生徒が通う、大阪府豊中市のピアノ教室。 これからやってくる子供たちを待ちながら、講師の先生が気がかりだったのは、「最高裁判所」の判決です。

カンテレ「報道ランナー」
【ピアノ講師 勢志佳子さん】 「納得はしていません。こういう業界にJASRACが著作権料を取りにくるというのは、全く了解はしていないです」 ことの発端は5年前。ヤマハ音楽振興会などおよそ240の音楽教室の運営会社などは、楽曲の著作権などを管理するJASRACが、音楽教室からも曲の使用料を徴収するとの方針を出したのに対し、「支払う義務はない」と訴え、裁判を起こしました。

カンテレ「報道ランナー」
一審は講師の演奏、生徒による演奏ともに曲の使用料を「支払う義務がある」として音楽教室側の訴えを退けました。しかし二審では、生徒による演奏は曲の使用料の徴収の対象にあたらず「支払う必要はない」と判断。 最高裁は10月24日、争点だった「生徒の演奏」について「課題曲の演奏は、演奏技術の向上を目的とした手段に過ぎず、任意かつ、自主的に演奏するもので、強制されているわけではない」。また「レッスン料は演奏技術を教えてもらうためのもので、課題曲を演奏するために支払うものではない」として、徴収の対象にはならないとしました。 一方、講師によるレッスンでの演奏については、曲の使用料の支払い義務を認めました。 判決について、音楽教室では…

カンテレ「報道ランナー」
【勢志音楽教室 勢志佳子さん】 「小学校低学年ぐらいまでは、『ショパンって誰?』みたいな子が多いわけですから、(使用料がかかる)アニメの曲が人気。サンプル弾いた方が子供は分かりやすいけど、それ弾いたら著作権料を取りに来るというなら、弾かないです」 楽しく学ぶ、音楽のレッスン。最高裁の判決は、今後の音楽教室にどう影響するのでしょうか。
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「生徒の演奏、著作権料不要 音楽教室、教師は徴収対象」
