「歩行者 = 絶対正義」時代の終焉か 信号無視から歩きスマホまで、近年増加するモラルなき起因事故を注視せよ
2022年11月14日
暴走する「交通弱者」

道路を歩く人のイメージ(画像:写真AC)
2022年に入り、歩行者に対する取り締まりが特に都内を中心に強化されている。これまで日本で歩行者とは「交通弱者」だった。しかし、「何があろうと自動車が悪い」というコンセンサス(合意)は、近年の歩行者事故とその違反者の増加によって覆ろうとしている。それどころかその交通弱者である歩行者の過失割合の高い事故が頻発している。 【画像】「えっ…!」 これがトラック運転手の「年収」です(15枚) 警視庁も「なくそう歩行者事故」として歩行者側に向けて呼びかけている。 「2021年中に交通事故で亡くなられた方を状態別で見ると、全国・都内ともに歩行中の割合が最も高くなっています。特に、都内では歩行中が約47.4%と全国よりも高い割合となっています」 「都内で歩行中に亡くなられた方は63人で、そのうち半分以上の40人が65歳以上の方でした」 2008(平成20)年ごろから、すでに交通事故の死者数は歩行中が最も多い、もしくはそれに準ずる数になっている。もちろん、交通と広義にくくれば歩行者の方が圧倒的に多く、2000年以降の高齢化社会などを鑑みれば当然の結果にも見えるが、現状はさらに進み事故の割合として最多となっている。
ベビーカーを押して逆走する女性も

宅配トラック(画像:写真AC)
実際、2021年の交通死亡事故の原因(警視庁・2022年4月19日)を見ると、歩行者側に信号無視、横断違反等の違反があるものが約65.1%、事故類型別では道路横断中の事故が約61.9%となった。 別件取材の過程で、この「歩行者」について街の商業、自家用ドライバーに取材をすると、「歩行者優先」が前提なのは当然としながらも、 「交差点以外を歩行者が渡るなんて都内じゃ普通だよ。近道のつもりだろうけど、ちょっとの差しかないのにね」(新宿区・タクシー運転手) 「繁華街だと当たり前の顔して横断違反する人がいますね。『歩行者さまのお通りだ』って感じで、私も含めてどの車も(追突されないように)後ろに気をつけて徐行するしかありませんでした」(さいたま市・配送ドライバー) 「田舎だと国道を普通に渡ってたりします。高齢者が多いですね。昔の感覚なのでしょうが、それでもひいてしまったら車のせいですから、渡っていただくしかありません」(群馬県・送迎ドライバー) 「横断歩道をショートカットして車の間を縫うように渡るのは本当に止めてほしいです。左に行きたいから左に、右に行きたいから右にショートカットは本当に怖い。それですり抜けのバイクや自転車と接触するとか、もうカオスですよ」(立川市・タクシー運転手) 「タクシーを拾いたがっていたのでしょうが、ベビーカーで歩道からはみ出て逆走状態でママさんが来たときは怖かったですね。ベビーカーはバンパーじゃないですよ、自分の大事な赤ちゃん乗っけてるのに。大変なんでしょうが、万が一にも引っ掛けたら自分の人生も終わりかねないです」(豊島区・ルート営業のドライバー) 「(歩行者の)夜の信号無視は本当に恐怖ですよ。幹線道路なら状況次第では避けきれません。若いのがイヤホンにスマホで普通に信号無視とかします」(足立区・トラックドライバー) これまでも多く苦情の寄せられた自転車と同様、歩行者について問題にする声があった。特に商業ドライバーの声が多い。 「どんなにこちらが(規則を)守っても、歩行者相手では不利」 というあきらめの声もあった。
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「きょう14日の天気 晴れても北風冷たい 最高気温は前日より10℃以上ダウンも」
