岸田首相インタビュー、G7サミットで生成AIの国際ルール「合意・始動したい」…被爆地開催「歴史的重み」
2023年05月16日
岸田首相は15日、広島市で19~21日に開催する先進7か国首脳会議(G7サミット)を前に、読売新聞などのインタビューに応じた。生成AI(人工知能)の活用を巡る国際ルールと国際的な情報流通の枠組み作りに関し、「首脳レベルで合意し、『広島AIプロセス』を早急に始動させたい」と述べた。「核兵器のない世界」の実現に向けたメッセージの発出への意欲も語った。 【図表】ひと目でわかる…チャットGPTの仕組み

(写真:読売新聞)
「広島AIプロセス」とは、首相がサミットで提案する生成AIの活用を巡る国際ルール作りなどに向けた閣僚レベルの交渉のことで、年内に結論を得ることを目指している。首相は対話型AIサービス「チャットGPT」に代表される生成AIに関し、「経済、産業、社会を根底から変えてしまうぐらいのポテンシャル(潜在力)とリスクをはらんでいる」と指摘。「(サミットの)議長として、責任ある形での生成AIの活用の可能性に関する議論を主導し、今後の道筋を示したい」と語った。
サミットを被爆地・広島で開催する意義について、「平和の誓いの象徴の地にG7や招待国のメンバーが集うことは歴史的に重みがある」と強調。ロシアのウクライナ侵略や中国の覇権主義的な動きについて、「中露の力による一方的な現状変更は許さない、と国際社会にメッセージを発する機会にしたい」と表明した。ロシアによる核の威嚇や北朝鮮の核・ミサイル開発を踏まえ、「厳しい現実を理想に近づけるため、サミットで機運を高めたい。力強いメッセージを発したい」と強調した。
衆院解散・総選挙の時期については、「様々な大きな課題に挑戦していく中で、どのタイミングで国民の判断を仰ぐかは今後の情勢判断だ」と述べるにとどめた。
「核なき世界 思い一致を」 「軍縮の基盤 信頼関係」
岸田首相は15日の読売新聞などのインタビューで、ライフワークに掲げてきた「核兵器のない世界」の実現を目指し、19~21日に広島市で開催する先進7か国首脳会議(G7サミット)で強い決意を示す考えを強調した。主なやり取りは次の通り。
「3省庁が生成AI利用へ 機密情報扱わず、期間限定」
