【コロンボ=一言剛之、小峰翔】日本人女性を含む290人が死亡したスリランカの同時爆破テロを受け、スリランカ政府は23日午前0時に非常事態宣言を発令し、警戒態勢を一段と強化した。
政府は、一連の犯行には国内のイスラム過激派組織「ナショナル・タウフィート・ジャマアット(NTJ)」と国際的なネットワークの関与があるとみている。非常事態宣言により、令状なしで不審人物を逮捕できるようにする。
最大都市コロンボでは市民の往来は途絶え、多くの商店や飲食店がシャッターを下ろした。夜間の外出禁止令は23日未明まで続き、東西貿易で栄える港町は静まり返っていた。
コロンボの弁護士ペレラさん(60)は「広範囲が狙われ、犠牲も多く出ている。恐怖心は強い」と話す。
テロでは外国人向けの高級ホテルが狙われ、宿泊客の検査も厳しくなっている。現場近くにあるホテル「ヒルトン・コロンボ」では入り口が鉄柵で閉ざされ、パスポートを示した予約客にしか入場を認めていない。車の出入りも禁止し、敷地外で手荷物を確認する徹底ぶりで、警備員は「安全のため、不便は耐えてほしい」と語った。
