被災1週間、住宅被害の全容つかめず…一時避難勧告も

カテゴリー/ フリースペース |投稿者/ ビレンワークアップ
2019年09月17日

9月17日(火)0時35分 読売新聞

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台風で窓が割れたウェストペニンシュラホテルで吹き込んだ雨水を排水するボランティアら。周辺にも、被災してブルーシートで屋根が覆われた住宅が多くみられた(16日午後、千葉県館山市で)=上甲鉄撮影

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 台風15号による千葉県の大規模停電は、発生から1週間が経過した16日、ピーク時の1割強に減ったものの、17日午前0時現在、29市町計約7万2000軒で続いている。県内は15日夜から16日午後にかけて雨が降り、館山市と南房総市は一時、避難勧告を出した。多数に上る住宅被害の全容はつかめず、不便な生活が長期化する中、関係閣僚が相次いで現地を視察し、被災地支援を検討している。

 東京電力パワーグリッドによると、停電軒数が多いのは17日午前0時現在、山武さんむ市の約7700軒、八街やちまた市の約7200軒、南房総市の約7100軒、市原市の約6200軒、富津市の約6100軒など。1万軒以上の自治体はなくなった。県内全体の最大は9日午前8時頃の計約64万1000軒だった。

 気象庁によると、15日午後8時から16日午後4時までの総雨量は、館山市で135・5ミリ、鴨川市で89ミリに達し、一時、館山市と南房総市に土砂災害警戒情報を発表。台風15号で屋根などが損壊した多くの住宅が、事前にブルーシートで応急処置を行ったが、雨漏りなどの被害が相次いだ。

 17日は太平洋側に停滞する前線の影響で雲が広がるものの、再び気温上昇が予想され、気象庁は熱中症への注意を呼びかけている。

 県によると、台風による住宅被害は16日現在、全壊3棟、半壊5棟、一部損壊2779棟。富津市や南房総市が新たに被害を報告したため、前日に比べて総計が倍以上に増えた。鋸南きょなん町や館山市など13市町村の状況は把握できておらず、今後、大幅に増えるという。

 16日午後2時現在、断水は君津市や多古町などの計1万4510戸。鴨川市や市原市では解消された。また、18市町の避難所に237人が身を寄せている。

 館山市、鋸南町などで台風15号の被害状況を視察した武田防災相は「全ての情報を吸い上げ、激甚災害を適用するか検討を進めている。支援策についても様々な角度から対応を協議したい」と述べた。

 台風による災害ごみ処理の現状を南房総市などで視察した小泉環境相は「他の自治体にごみの受け入れを依頼したり、収集車の数を増やしたりすることで、ごみが一日も早く撤去されるように進めたい」と語った。

 
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