水戸の浸水、最大7・2m…3階床上浸水レベル
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ビレンワークアップ
2019年10月15日
2019年10月15日
10月15日(火)11時39分 読売新聞
台風19号の大雨による河川の氾濫で、水戸市の那珂川とその支流に囲まれた低地で、浸水の深さが最大約7・2メートルに達した可能性があることが、国土地理院の解析で分かった。この地域には住宅がないとみられるが、ビルの2階が水没し、3階が床上浸水したのと同レベルだった。専門家は「過去の水害でもまれにしかない深さ」だと話す。
同院は国土交通省がヘリコプターで上空撮影した動画や写真などと標高データを組み合わせて推定した。那珂川のほか、浸水が広域に及んだ長野市の千曲川流域、宮城・福島県の阿武隈川流域、茨城県の久慈川流域なども解析し、それぞれ想定した浸水範囲を地図に落としてウェブサイトで公表した。
それによると、浸水推定が7・2メートルとなったのは水戸市内を走る常磐道のインターチェンジ付近。ほかに千曲川沿いのJR北陸新幹線の車両が水没した「長野新幹線車両センター」の北側も、約4・3メートルだったと推定された。
2012年の九州北部豪雨の被災地の一部では、今回と同レベルの浸水推定結果が出ている。昨年の西日本豪雨の浸水は、岡山県倉敷市真備町で最大約5・38メートルだった。
島谷幸宏・九州大教授(河川工学)は「浸水域は土地が低く、那珂川の本流と支流の堤防に囲まれて水がたまりやすい地域だった」と解析する。
その上で、島谷教授は「住宅地で建物の上階に逃げる『垂直避難』では命を守ることができない地域があり、日頃から自宅以外の避難先を確認しておくべきだ」と訴える。
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