不漁続くサンマ漁、久しぶりの活気 水揚げ1000トン前後に
2019年10月28日
10月27日(日)8時39分 毎日新聞

漁場が近づき、魚体もやや大きくなったサンマの水揚げ=北海道根室市の花咲港で2019年10月24日午前5時45分、本間浩昭撮影
記録的な不漁が続いている今年のサンマ漁だが、26日までの3日間は、全国の水揚げ量が連日1000トン前後となり、各地の港は活気にあふれている。漁場は片道一昼夜で行ける距離まで近づいてきたが、魚群はそれほど大きくない。今後も順調に水揚げが伸びていくかどうかは不透明な状況だ。
サンマの水揚げ9年連続日本一の花咲港(北海道根室市)では26日、21隻(大型船17隻、小型船4隻)が計497トン(速報値)を水揚げした。この日は、厚岸港(厚岸町)でも25トン、三陸の3港でも363トン(大船渡港150トン、気仙沼港108トン、女川港105トン)の水揚げがあり、道東と合わせた総計は885トン(いずれも速報値)となった。8月のサンマ漁解禁以降の約2カ月間と比べ、魚体はやや大きくなった。花咲港での午前7時の競りでは、高値で1キロ389円まで下がった。
前日の25日は全国で総計1085トン、さらに24日は同914トンの水揚げがあり、3日間の合計は同2884トン(同)で、1000トン前後の水揚げが3日続いたことになる。
今年はサンマが沿岸に近づかず、解禁から約2カ月は1000キロ以上離れた公海での操業を強いられたが、今月中旬以降は、花咲港から370〜440キロのロシアが主張する排他的経済水域(EEZ)の南端から隣接する公海まで近寄った。中には一昼夜で「日帰り操業」してくる小型船も出てきている。
今年は海水温が高めに推移し、三陸への南下は遅れている。漁業者の一人(63)は「今後も好調な水揚げが続くかどうかは見通せない」と話した。【本間浩昭】
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