若者より40代以上の方が“忘年会ギライ”? 「#忘年会スルー」が一大ブームに…世代を超えた共感の理由は?
2019年12月15日
あなたは今年、忘年会に参加しますか?
年の瀬の恒例行事忘年会をめぐり、今ネット上に躍るのが「#忘年会スルー」というキーワード。
忘年会の参加状況に関するある調査によると、「忘年会に参加したくないが参加している」「参加していない」という回答は全体の4割近く。
忘年会が避けられている傾向にあるということがわかっているのだ。
20代女性:
(会社の忘年会は)めんどくさかった。絶対お酒をつがなきゃいけないし、気をつかうのが嫌。
ITサービス業・40代女性:
あんまりお酒を飲まないので、(忘年会は)ない方が助かる。酔っぱらうと皆さん愚痴っぽくなったりするので…
情報通信業・50代女性:
面倒というのはある。上司が来たりするところですかね…
貿易業・70代男性:
飲み食いして愚痴吐くだけで生産性がない。
さらに、LINEの公式アカウントは「#忘年会スルー」のハッシュタグを使い、実際にあったトークに基づいた「忘年会の断り方」を発信。
「その日は風邪を引いてしまう予定なので、出席するのがちょっと難しいですね」
「6人以上の会合に出席すると体調不良になる呪いにかかっているので、忘年会は欠席します」
「自分は色々あったこの年を忘年するわけにはいかないのです」
など、ユニークな「忘年会スルー」の方法が並んだ。
思わぬ嫌われ者となってしまっている忘年会だが、実はその歴史は古く長い。
日本の伝統文化に詳しい齊木由香さんによると、忘年会の起源は鎌倉時代、皇族や上流階級の人が年末に集まり、和歌を一晩中詠み明かした「年忘れ」という行事なのだという。
1400年代の室町時代に書かれた「看聞日記」を見てみると、年末の歌会が盛り上がった様子が「歳忘(としわすれ)」という言葉で登場。
江戸時代には大名など特権階級から庶民にまで忘年会が拡大。さらに、夏目漱石が明治後期に書いた『吾輩は猫である』には「その日は向島の知人の家で忘年会兼合奏会がありまして」との一文があり、この頃には忘年会がかなり普及していたとみられているのだ。
そんな長い歴史を持つ、日本の文化が「スルー」されたくなる理由のひとつが、お金の問題。
情報通信業・50代女性:
昔は会社から(お金を)全部出してもらった。
ITサービス業・40代女性:
お店によりますけど、大体4000~5000円くらいとか。わざわざ自分でお金を出すっていうのは、ちょっと抵抗感はわからなくもない。
実は、居酒屋でも、前年に比べて忘年会の団体客などが減り、売り上げが減っているそうで、駒八別館の伊藤千代美店長は「(忘年会)を断れる時代になったんだよね。時代が変わったんだよ」とコメントした。
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