大阪府東大阪市の市立中学校で社会科を担当していた男性(45)が、教員免許を所持しないまま15年間にわたり授業を行っていたという驚愕の事実が判明した。大学を中退したため教員資格を持っておらず、採用時には友人から借りた本物の免許状を偽造、府教委に提出していた。
医師免許を持たない天才外科医を描いたマンガのような教師版“ブラックジャック”だったのか。熱心な教え方と、厳しくも優しい部活動の指導で生徒や保護者から慕われた男性だったが、その「真相」を暴くことになったのは、新たに導入された「教員免許更新制度」だった。
■「免許状、貸してくれへん?」
「難しいことでも分かりやすくしようと、いつも考えてくれていた」
男性の授業を受けていた東大阪市立中1年の女子生徒(13)は、男性の熱心な教え方を振り返り、複雑な表情をみせた。
男性は採用後の15年間に同市立中計4校で勤務し、社会科を担当。最後に勤めた中学校で7年目を迎えていた男性は、女子バスケットボール部の顧問も務めていた。
