G20まで1週間 ピリピリ大阪…ロッカー使えず、交通規制や給食中止も はてなブックマーク 6月22日(土)10時42分 毎日新聞
2019年06月22日
主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の開幕まで1週間を切った。会場となる大阪市の中心部では警察官の姿が目立ち、警備態勢強化の一環でターミナル駅のコインロッカーは既に使用が制限されている。28、29両日のサミット開催期間中とその前後には大規模な交通規制が実施され、日常生活や観光にも影響が及ぶ。
「荷物を預けようと思ったけれど、どうしよう……」。JR大阪駅(大阪市北区)で、オーストラリアから観光に訪れた女性(30)が、大きなスーツケースを手に戸惑った様子を見せた。同駅のコインロッカーは20日から預け入れが停止に。24〜29日の間は取り出しを含めて全面的に使用停止となる。「とても不便。G20が大阪で開催されるのも知らなかった」と話した。
大阪観光局によると、2018年に大阪を訪れた訪日外国人客は約1142万人に上る。G20に伴う交通規制や注意点などを外国人に周知しようと、関西国際空港では22日から、名刺サイズの「情報提供カード」を配布。二次元コードが記載され、スマートフォンで読み取ると英語や中国語で情報が表示される仕組みになっている。
高速道路の通行も制限され、阪神高速は27〜30日、大阪市中心部を走る環状線など10路線を全面もしくは一部通行止めとする。これを受け、西日本ジェイアールバスはこの4日間、大阪と東京を結ぶ路線計44便のうち昼間の計24便を運休。一部の路線は京都発着に変更する。中国方面や四国方面の便も多くが運休になり、広報担当者は「これほど大規模な交通規制は初めて。運行便も定時に到着することは難しいかもしれない」と説明する。
影響は宅配便や郵便の配達にも及ぶ。ヤマト運輸は27日〜7月2日、大阪府全域と兵庫県の芦屋、西宮、伊丹、尼崎4市宛ての宅配便の日時指定など一部サービスを停止。対象地域から発送する便の日時指定なども27〜30日は受け付けない。日本郵便はG20の期間中もサービスは継続するが、郵便や「ゆうパック」の配達について、近畿2府4県で1〜2日程度遅れる可能性があるとしている。
大阪市中心部では、一般道も交通規制されて混雑が予想される。子どもたちの安全確保のため、大阪市立・府立のすべての学校、幼稚園は27、28両日を休校、休園に。府内では豊中市や箕面市、吹田市など周辺自治体でも、給食の配送ができないとして授業を午前だけにしたり、児童の弁当持参を求めたりする小学校もある。【宮川佐知子、高橋昌紀、工藤昭久】
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