「ジャスコ」復活か? あの懐かしい店名をイオンが商標出願、意図を聞いてみた
2021年04月14日
イオンが今年3月に「ジャスコ」を商標出願しました。出願情報が公開されると、SNS上では「懐かしい」「ジャスコ復活か?」などと、スーパー探訪愛好家たちが騒然となりました。あのジャスコが本当に復活するのか? 真相を確かめるべく、出願の意図をイオンに聞きました。(北林慎也) 【写真】商標登録されている往年のジャスコのロゴはこちら。「懐かしい」在りし日の姿も……
「ブランド力を高める」ため消滅
国内小売り最大手のイオンは、三重県四日市市の岡田屋呉服店と関西の2店が提携して1970年に設立されたジャスコが前身です。1989年には創業20周年を記念して、同社を中核とするジャスコグループの名称を「イオングループ」に変更しました。ちなみに、「イオン」は「永遠」を意味するラテン語です。 さらに2001年には、社名もイオンに変更。創業家出身の岡田元也社長(当時)の下でM&Aによる事業拡大を進め、売上高8兆円を超える一大流通グループとなりました。 この間、グループ傘下に「ジャスコ」「サティ」など複数のブランドが併存していましたが、2011年から順次、それぞれの総合スーパーの店名を「イオン」に統一。宣伝の効率を上げ、ブランド力を高める狙いからです。 その結果、店名としての「ジャスコ」は消滅しました。
「ジャスコが復活する前触れ?」
無くなって久しいジャスコですが、今でも往時の店舗を懐かしむファンがいます。 イオンの屋上看板に旧ジャスコ時代のロゴマークがうっすら残っている様子がSNSで拡散するなど、いまだ多くの人にとって郷愁と愛着のあるビッグネームが「ジャスコ」です。 そんなジャスコの店名ロゴを、イオンが商標出願しました。今年3月15日に出願され、同月30日に出願情報が公開されています。 するとSNS上では、何らかの形でジャスコが復活する前触れか? と、期待と歓迎の声が上がりました。 一方で、クイズ番組「東大王」(TBS系)に出演し、「ジャスコ林」のニックネームで知られる林輝幸さんが、今春から本格的なタレント活動を始めると自身のSNSで宣言。イオンの商標出願は「名前を使わせないためでは?」といった臆測も飛び交いました。
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