コロナと闘う看護師が告白「割に合わない」現状。ボーナス15万円減を提示されたことも
2021年06月27日
コロナ下で医療従事者への負担は格段に大きくなっている。2020年7月に報じられた「東京女子医大の看護師、400人退職希望」のニュースだ。原因は経営陣から“夏季ボーナス不支給“という提示があったこと。結果、ボーナス支給に転じたことで大量退職は回避されたが、他の病院でもコロナ禍において給与、補償面で不満や不安を抱える看護師は少なくない。 都内の病院で働く30代の女性看護師・Sさんも給与・補償面に不安を抱える1人だ。今回は彼女に、コロナ下における給与や補償面に関する話を聞いた。
昨年夏、ボーナスの提示が大幅減で騒ぎに
Sさん自身が働く病院での給与やボーナスの変化についてこう語る。 「給与の減額はありませんでしたね。東京都からも1度だけ『新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金(※1)』が支払われました。ただ、2020年の夏のボーナスの金額は減額しました。6月に前期のボーナスの割合が提示されたんですが、初回の提示では普段もらえる額から15万円くらい減額されていたんです」 ただでさえ多忙を極めるなか、15万円減……。当然、トラブルにも発展したそうで、「聞いたところによると、提示後に病院の労働組合が抗議をしたそうです」と語った。 「ちょうど東京女子医大のニュースが話題になっていたのもあって『このままだと、退職希望者がでてしまいます』と言ったみたいで。ただ一度の話し合いでは結論は出ず、何度か話し合いの場が設けられたみたいです。 その間に、労働組合からアンケートも届きました。それには『病院の福利厚生に関するご意見をください』と書かれていて、人によっては『いままで通りの額がもらえないなら退職を考える』と書いた人もいたと聞きます。そのおかげもあってか、いつもよりも2万~3万円少ない額で済みました。今年の夏のボーナスがどうなるかはまだわかりませんが……」 ※1:新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金……新型コロナウイルス感染症に対する医療提供に関して、都道府県から役割を設定された医療機関等に勤務し患者と接する医療従事者や職員に対する慰労金のこと。金額は勤めている医療機関や職種によって異なる
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