成長プロテイン市場 「値上げ」の裏に中国の“爆買い”
2021年10月27日
パスタ、菓子パン、サラダ油などこの秋、様々な商品に値上げの波が押し寄せていますが、プロテインもその一つです。プロテインとは、タンパク質のことで、筋肉や内臓など、人間の体を作るのに、欠かせない栄養素です。それを効率よくとれる栄養補助食品がいま、筋力トレーニングをする人だけでなく、女性やシニア層からも注目を集めています。このプロテイン値上げの背景の1つに、中国の食事情がありました。 東京・渋谷区にある「MEGAドン・キホーテ 渋谷本店」。店内にはずらりとプロテインが並ぶコーナーがあります。コラーゲンやヒアルロン酸が入ったプロテインから、子供向けのプロテインまで、その数は200種類以上。しかし、なぜこれほどまでに多くの種類を取り揃えているのでしょうか。同店の高橋拓己副店長は「コロナのなる前と比べて1.6倍売り上げが上がっています。1.6倍上がった年は記憶にない」と好調ぶりを語ります。 プロテインの購入者に話を聞くと「(プロテインを飲むのは)初めてで、チャレンジしようかなと。太ってしまって。夜食べすぎた時とか、次の日に(1食)置き換えて飲もうかなと思ってます」「健康でいたいから体作りをする。6キロぐらい太ったんで」など、最近ではダイエットのために筋トレをする人の購入も増えているといいます。 「今までは8割が男性、2割が女性。現状は男性が6割、女性が4割。かなり女性の比率が高くなっています」(高橋副店長) プロテイン市場はこの10年で3倍以上に拡大。今後も成長が見込まれています。しかしそんな中、値上げの動きが続々と出ています。GronGのホエイプロテイン100は7月に400円値上げ。X-PLOSIONは6月、9月と今年に入って2度の値上げを実施しています。販売元のホームページには「ホエイ原料の需要供給バランスや価格高騰のため、良質で安価なホエイパウダーが入手困難な状況にございます」とあります。入手困難なホエイとは何なのでしょうか。 東京・渋谷にあるチーズ専門店「シブヤ チーズスタンド」。看板メニューは毎朝作っている出来立ての新鮮なチーズです。この店のチーズは24時間以内に搾乳された東京産の牛乳を発酵させて作ります。このとき、チーズと分離してできる半透明の液体が乳清(ホエイ)です。たんぱく質が豊富で、店ではドリンクとしても提供。多くのプロテインが、このホエイを原料に使っています。
「米巨大IT2社、最高益 グーグルとMS、7~9月期」
