クモの巣に 燃えた書類・・・アフガニスタンの日本大使館をタリバンが“警備”するワケ

カテゴリー/ フリースペース |投稿者/ ビレンワークアップ
2021年11月11日

もぬけの殻となったアフガニスタン・カブールの日本大使館は、今、一体どうなっているのか。緊急取材しているJNNの取材チームが実情を捉えました。 記者  「許可証を出せということで、許可証を出します」  アフガニスタンの首都カブール。JNNのカメラは、タリバンから特別な許可を得て、日本大使館のあるエリアに向かいました。 記者  「ものすごい高い壁に囲まれていて、ここも監視塔があります。結構立派なドーム状の建物、あれがカナダ大使館ですね」  ここは、「グリーンゾーン」と呼ばれる、政府庁舎などが集まる地区のさらに奥。各国の大使館が並ぶ、最もセキュリティが高いエリアです。  8月、タリバンがカブールに進攻し、各国の大使館職員などが国外へ一斉に退避しました。そのため、このエリアはもぬけの殻。そして見えてきたのは・・・ 記者  「洗濯物がかけられていますね、タリバンの。エンバシー・オブ・ジャパン・アフガニスタン、ここだ」  日本大使館です。タリバンがカブールに進攻した日に閉鎖され、その後、外務省が日本人職員の退避を発表。しかし、その時、アフガニスタン人スタッフらおよそ500人は取り残されていました。建物に近づいてみると・・・ 記者  「今ここで誰かが仕事をしている、活動をしているというような様子はありませんね。テレビのリモコンとかも上にほこりが積もっちゃってるね」  「燃やされた書類があります。これが当時、退避する際に燃やされた文書なのかはちょっとわかりません」  「クモの巣がはっちゃってますね」  大使館の建物は時間が止まったような状態ですが、中は荒らされていません。  「誰も触っていないよ、触っていない」  タリバンは、「大使館には足を踏み入れていない」と説明。大使館が使っていた車もそのまま残されていました。 記者  「政府関係者が乗っていた車が、もうほこりかぶって放置されてますね。これ銃弾を受けた痕だね。車の中すごくきれいに」  窃盗や犯罪者の巣窟にならないよう、司令官から指示があり、警備しているのだといいます。一方で・・・ 記者  「この緑の幕なんですけれども、異様にきれいだなって私思ったんです。緑の布もそうですけど、これ新しい鉄条網を敷設してるんですね。おそらくドイツ大使館復旧のために巻いてるんですけれども」  タリバンの外務省の報道官によると、ドイツ大使館は機能を復旧させる可能性があるということです。実権掌握からまもなく3か月。タリバンには、閉鎖された大使館を警備することで、各国との関係改善を図る狙いがあるものとみられます。

 
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