気が付いたら足が無い…15歳少女も犠牲に “ロシア軍が主人のように居座る町”銃撃を受けながら避難した女性の証言
2022年05月04日
ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始してから2カ月あまりが過ぎた。ウクライナ国内に残る市民たちは、頭上から砲弾が落ちてくる生活を今も続けている。町をロシア軍に占領され、銃撃を受けたという女性に話を聞いた。 【画像】ロシア軍による砲撃で足を失った15歳の少女
携帯が見つかれば殺される…占領された町の実態
オレナさん(45)とユリアさん(47)の2人は親戚同士で、ポーランド・サチンの果樹園にある季節労働者向けの宿舎に身を寄せていた。ベッドが3台並んだ簡素な部屋に、10代の3人の子供たちと寝泊りしていた。 2人が住んでいたのは、原発が砲撃を受けたザポリージャとロシアが制圧を宣言したマリウポリの間にあるポロヒだ。人口2万人ほどの小さな町で、オレナさんは建築業に従事、ユリアさんは郵便局で働いていた。しかし、3月2日に町をロシア軍に占領され、生活は一変した。 ――占領された時の様子を教えてください。 オレナさん: 防衛部隊の少年たちが、装甲車に乗って叫んだんです。「隠れて!奴らが町を壊しに来る」って。重装備のロシア軍に比べて、防衛部隊は手りゅう弾と機関銃しかなかったけど、それでも8時間持ちこたえてくれました。 ユリアさん: でも、その後は誰も何もできませんでした。 オレナさん: ロシア軍が防衛部隊を一掃したんです。 ユリアさん: 占領されてからは、みんなお腹を空かせてただじっとしていました。ロシア軍は好き勝手するんです。彼らは市民の家に居座って、まるでその家の主人のように振舞っていました。 ロシア軍がどんなに傍若無人に振舞おうが、ポロヒに助けが来ることは無かった。多くの女性が行方不明になったという話もあったそうだ。娘たちが性的暴行を受けるかもしれない――そんな恐怖とも戦いながら、彼女たちは2週間、電気のない中ただじっとしているしかなかった。 ――当時の写真や動画はありますか? オレナさん: ありません。携帯が見つかったらダメなんです。撮影しているところを見つかったら殺されるかもしれません。彼らはそこで何が起きているのか他の人に見せたくないのです。 実際に、携帯電話をめぐりオレナさんと娘は銃撃を受けたという。ロシア軍が町を占領してから1週間が経った頃、彼女たちは近所のガソリンスタンドに向かった。そこにある発電機で、携帯電話を充電するためだ。同じように近所の人たちも集まっていたそうだ。 オレナさん: 突然、ロシア軍がやってきて、みんな地面に伏せました。彼らは、ガソリンスタンドを取り囲んで、一斉に撃ってきたんです。私の娘は、恐怖で震えていました。 オレナさんの娘は12歳。耳をかすめる銃弾の音は恐ろしかっただろう。命は助かったものの、さらにその翌日も自宅の近くで砲撃があったという。 オレナさん: 近くのアパートが砲撃されて、家が揺れたんです。衝撃で膝から崩れ落ちました。
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