食品値上げ、年1万品目突破も 6月以降、規模が拡大
2022年05月31日
この夏の食品値上げが春を超える規模で進む見通しだ。 食品メーカーは6月1日以降も続々と値上げを実施。今後2カ月間に3000品目超の値上げが予定され、今年は累計1万品目を突破する公算が大きい。購買意欲の減退を招きかねず、消費者と直接向き合う小売業界は、対策に頭を悩ませる。 【図解】GDPの推移 帝国データバンクがまとめた食品主要105社対象の調査によると、今年の値上げ品目(予定も含む)は19日時点で既に8385品目。6~7月の値上げ予定だけで3104品目と、3~5月(2660品目)を大きく上回る。春先までの小麦価格高騰や円安進行を反映させた企業が多い。 最近では原油高などを背景に酒類・飲料価格の引き上げ発表が本格化。30日もキリンビバレッジが「午後の紅茶」、伊藤園が「お~いお茶」のペットボトル商品を10月1日にそれぞれ値上げすると発表した。帝国データの担当者は「『値上げの夏』どころか『値上げの秋』も来る可能性がある」と話す。 6月1日には、日清食品が「カップヌードル」(レギュラー)の価格を税別で193円から214円に引き上げる。東洋水産の「赤いきつねうどん」など他社の即席麺も軒並み値上がりする。 調味料では、ブルドックソースの「中濃ソース」(500ミリリットル)が360円から380円に。ミツカンの穀物酢や味の素のうま味調味料の価格も上がる。森永製菓の「チョコモナカジャンボ」は140円から150円に価格改定する。 日本チェーンストア協会の三枝富博会長(イトーヨーカ堂会長)は「小売業界は商品の付加価値の付け方や、お客さまが買いやすい提案方法、売り方の工夫を考えなければならない」と話した。 ◇6月1日の主な値上げ 【即席麺】 日清食品 カップヌードル(レギュラー) 193円→214円 東洋水産 赤いきつねうどん(レギュラー) 193円→214円 サンヨー食品 サッポロ一番 みそラーメン(袋麺) 111円→123円 【調味料】 ミツカン 穀物酢(500ミリリットル) 172円→180円 ブルドックソース 中濃ソース(500ミリリットル) 360円→380円 味の素 味の素(50グラム袋) 165円前後→178円前後 【アイス】 森永製菓 チョコモナカジャンボ 140円→150円 森永乳業 ピノ 140円→150円 明治 エッセル スーパーカップ 140円→150円 (注)価格は税別。
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