バイデン氏「プーチンのせいで物価上がった」…米でインフレ再加速、ガソリン価格高騰
2022年06月13日
米国でインフレ(物価上昇)に歯止めがかからず、長期化する懸念が高まっている。10日発表された5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比8・6%上昇し、約40年半ぶりの高水準に達した。伸び率の加速は2か月ぶり。根強いインフレ圧力を封じ込めるため、米連邦準備制度理事会(FRB)は急速な利上げを進める構えだ。 【動画】ウクライナ軍、ドローン使いロシア艦艇2隻を破壊

(写真:読売新聞)
「プーチン(露大統領)のせいで物価が上がり、米国は打撃を受けている」。バイデン大統領は10日の演説で、ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーと食料価格が高騰し、インフレの再加速を招いていると訴えた。
車社会の米国で生活必需品のガソリン価格は連日のように過去最高値を更新。5月は1年前より48・7%の大幅上昇となった。「肉・魚・卵」は14・2%上昇するなど、食品価格も高水準が目立つ。
「何もかもがバカげたように値上がりしている。(高額な)肉はなるべく食べないようにしているよ」。ワシントンのスーパーで買い物をしていた男性(57)はあきらめ顔だ。
金融市場が注目していたのは、物価の基調を見る上で重要な食品・エネルギーを除いた指数の動向だ。伸び率は6・0%と4月(6・2%)から鈍化したものの、前月比では0・6%と横ばいで、市場予想(0・5%)を上回った。中古自動車の価格が4か月ぶりに上昇に転じたほか、家賃など住居費の上昇も加速した。
米ブルッキングス研究所のデイビッド・ウェッセル氏は「今回の統計でインフレはピークを過ぎたと言えることを期待していたが、失望する結果となった」と話す。米ゴールドマン・サックスもリポートで「物価は広範囲に強含みだ」と指摘した。
FRBは5月、インフレ抑制に向け、22年ぶりに通常の倍にあたる0・5%の大幅利上げに踏み切った。消費や投資を抑えるため、パウエル議長は今月14~15日と7月の連邦公開市場委員会(FOMC)でも、大幅利上げを継続する考えを示唆している。
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