ウクライナに武器が届かない!?欧米に漂う“ゼレンスキー疲れ”とは
2022年06月20日
これまで西側諸国から、ウクライナに大量の武器が供与されているように見えた。だが戦力を集中する作戦に出たロシアは、いま優勢に立っているように見える。 ウクライナ大統領府顧問は5月、「欧米から提供される武器が揃う6月中旬以降に、反転攻勢に出る」としていたが、すでに6月中旬。この戦況はなぜなのか。 【写真を見る】ウクライナに武器が届かない!?欧米に漂う“ゼレンスキー疲れ”とは【報道1930】 ここへきてウクライナから西側に武器供与を求める声が強くなっている。武器は西側から届けられるのか・・・。西側に吹き始めた風を読み解いた。
■「ドイツは圧力をかけられ、それに屈したという印象を与えたくない」
ドイツでは高射砲を搭載した車両“ゲパルト自走砲”を50両。“自走りゅう弾砲”を7両、提供することをすでに決定しているが、弾薬が確保できない、ウクライナ兵を訓練中などの理由で未だウクライナには届いていない。さらにスペインが所有するドイツ製の戦車をウクライナに送ると提案したところ、ドイツがこれを認めなかった。 EUの中でもとりわけウクライナ支援に慎重なドイツの事情をウクライナ・キーウに取材に入っているドイツ人記者に聞いた。 ZDF・ドイツ第2テレビ ヨハネス・ハーノ特派員 「西ドイツだったエリアと東ドイツだったエリアでかなり差があり、西側はとにかくウクライナを支援すべき、武器も供与すべきという意見。一方、東側の場合どちらかといえば武器供与についてもEU加盟についても反対意見が多い。(中略)旧東ドイツエリアはロシアと一緒に育ったという感覚で親近感が強い。東ドイツの人にとってロシアは兄弟のような存在で、反ロシア的なことに対して結構反感が強い」 加えてショルツ首相の所属する社会民主党は反戦的思考で、戦争に関わること自体、積極的ではないことも一因とした。だが、これらの理由とは全く別にゼレンスキー政権への反感もあるとハーノ特派員は言う。確かにゼレンスキー大統領はドイツに対して武器供与が他の国より遅かったと名指しで批判している。さらに・・・ ZDF・ドイツ第2テレビ ヨハネス・ハーノ特派員 「駐独ウクライナ大使のメルニク氏は、結構ドイツに批判的なことを言って、ドイツ国内で反感を買った。プレッシャーのかけ方が強すぎる。要するにドイツはメルニク大使に圧力をかけられ、それに屈して武器を提供するいう印象を与えたくないのです」
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