食品宅配大手のオイシックス、給食大手のシダックスに80億円出資へ…収益基盤の拡大図る
2022年06月30日
食品宅配大手の「オイシックス・ラ・大地」は29日、給食大手の「シダックス」株を取得すると発表した。取得金額は80億円。8月下旬から9月上旬の取得を目指している。
オイシックスとしては、強みである質の高い野菜の調達力をシダックスの持つ給食調理に生かし、収益基盤の拡大を図る狙いがある。今後、シダックス側と協業の可否についても協議する。
国内投資ファンドが保有するシダックスの優先株を買い取る。優先株を普通株に転換した場合の出資比率は26・5%となり、持ち分法適用会社になる可能性がある。
食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地は29日、給食大手シダックスに出資すると発表した。業務提携に向けても協議を進め、シダックスが強みを持つ高齢者施設などの給食事業で収益拡大を目指す。
オイシックスは8月下旬から9月上旬をメドに、既存株主が保有する優先株を80億円で取得する。議決権のある普通株に転換した場合、出資比率は26・5%となり、持ち分法適用会社になる可能性がある。
オイシックスは有機野菜の調達でノウハウを持つほか、保育園などに向けて下処理済みの食材を提供するサービスを展開する。シダックスが手がける病院食などの給食事業と組み合わせることで、事業のすそ野を広げる狙いがある。関係者は「病院の食事をもっとおいしくしたい」と話す。
ただ、シダックスは給食を含むフードサービス事業について「株主かどうかは関係なく、一番いい提携先を選んでいく」(幹部)とのスタンス。幅広い選択肢を検討する構えで、提携協議の行方は見通せない。
オイシックスは宅配会社「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」との経営統合で規模を拡大し、宅配の会員数は45万人超に上る。シダックスは1990年代にカラオケなどに事業を拡大したが、2018年にカラオケ事業を売却。主力のフードサービス事業の拡大を目指している。
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