韓国・尹大統領の支持率は2カ月で危険水域に急落 “日韓関係改善”の動きは信頼できるか
2022年08月07日
韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は就任から2カ月あまりで支持率が急落し、危険水域とされる30%を割り込んだ。BSフジLIVE「プライムニュース」では、韓国を本拠地とする旧統一教会の問題、米ペロシ下院議長のアジア各国歴訪の影響と併せ、日韓関係の今後を検証した。 【画像】日本の旧統一教会信者は韓国の約2倍 創始者について米紙は
ペロシ氏訪台に対する中国軍事演習、韓国は「見て見ぬふり」か
反町理キャスター: 米ペロシ下院議長の台湾訪問に対する軍事的な反発を中国が始め、さらに拡大の模様。日本の抗議は、日本のEEZ(排他的経済水域)が今回の演習区域に入っている点。 佐藤正久 参議院議員 自民党外交部会長: 与那国島、波照間島という有人島の目の前での実弾訓練。日本政府は絶対にもっと強く抗議しないといけない。今回の演習を見ると、中国が台湾に対し軍事行動を起こすとき、台湾の東側、つまり日本側から攻撃する可能性が以前より高まっている。我々は今まで以上に敏感に反応しなければ。 反町理キャスター: この件を韓国の人々はどう見るか。 金玄基(キム・ヒョンキ) 韓国・中央日報 東京総局長: 韓国の報道には、今回、ペロシ議長がわざわざ訪台し緊張関係をつくる必要があったのかというものも。中国に軍事演習の口実を与えてしまった。議会の人だから、アメリカ政府の総意を反映した戦略的な訪問と言い切れない部分もある。アメリカの11月の中間選挙では、下院で恐らく共和党が勝つ。つまりペロシ議長にとって最後のアジアツアー。個人的な理由があったのでは。 佐藤正久 参議院議員 自民党外交部会長: 韓国も見て見ぬふりをしている部分がある。オイルシーレーン(石油を運ぶ海上交通路)として100%台湾海峡に依存する韓国にとっても、台湾海峡の平和と安定は死活問題。汗をかくべき。
旧統一教会は「キリスト教の異端のひとつ」と無関心
長野美郷キャスター: 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)をめぐる主な経緯。1954年、韓国で文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が創設。1968年に反共産主義を掲げる「国際勝共連合」が発足。1980年代ごろから霊感商法や多額の献金被害が日本では社会問題化。2015年に「世界平和統一家庭連合」に名称変更。そして2022年7月、安倍元総理を襲撃した2世信者の山上容疑者が「安倍氏が教団と親しいと思った」と動機を述べ、政治との関係について報道が相次いでいる。教団が創設された韓国での報じられ方は。 金玄基 韓国・中央日報 東京総局長: 旧統一教会は、キリスト教の中で異端の性格を持つものとして韓国でもよく知られているが、日本のメディアで盛んに言われる社会的弊害の部分はあまり表に出てこなかった。関心があまりない状況。 反町理キャスター: 韓国はキリスト教が盛んな国。メインストリームでない少数の宗派のうちの一つという見方だと。ソウルに住む黒田さんの理解は? 黒田勝弘 産経新聞ソウル駐在客員論説委員: 基本的には金さんの言うとおり。韓国では人口の半分近くがキリスト教徒という説があるほどで、旧統一教会は異端、邪教的な評価になる。大っぴらに布教活動をやる雰囲気ではない。メディアも遠ざける雰囲気があり、結果的に信徒も少なく日本の半分ほど。 反町理キャスター: 日本が約60万人で韓国が約30万人。なぜ日本に多いのか。 黒田勝弘 産経新聞ソウル駐在客員論説委員: 日本で信仰が広がった背景の一つは日韓関係。日本は韓国に対して過去の歴史における原罪がある、という贖罪意識を刺激した。 反町理キャスター: ニューヨーク・タイムズの記事では、文鮮明が「日本の信者たちは罪に染まっていると警告し、償いを支払うことで歴史上で祖先が犯した罪を回復するよう勧めた」と。 黒田勝弘 産経新聞ソウル駐在客員論説委員: そう。布教上の戦略だが、特に若い世代に効果を発揮した。で、その問題と今日本で問題になっている自民党との関係には別の次元がある。この教団は60~70年代の東西冷戦時代に国際勝共連盟を作り、反共活動を熱心に行った。これが冷戦時代の日本の自民党をはじめとする保守勢力と共鳴した。冷戦後の現在でも関係が一部繋がっていたというのが現状だと思う。
「辞退率80.26% レジ袋の有料化2年で見えたもの」
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