エリザベス女王の棺、歴史的な場所に帰る 英国民「私たちの誇り」
2022年09月20日
エリザベス英女王が国民や世界から集まった元首らに見守られ、伝統ある国葬で見送られた。信じてもらうには、見てもらう――。開かれた王室をめざした女王が繰り返した言葉を、チャールズ新国王は一連の追悼行事を通して引き継ぐ姿勢を示した。 【写真】エリザベス女王のハンドバッグ、中には何が ウェストミンスター寺院、19日午前11時。女王が1947年に自らの結婚式を挙げ、53年に戴冠(たいかん)式もした場所に、棺(ひつぎ)が運ばれた。 聖歌が響き渡るなか、王室旗がかぶせられ、王冠を載せた女王の棺がゆっくりと教会の回廊を通った。チャールズ国王ら親族が棺の後に続いた。 その様子を天皇、皇后両陛下や海外からの賓客、英国の政治家ら約2千人が静かに見守った。 この日、女王が過ごしたバッキンガム宮殿近くには、葬列が通りすぎるのを見届けようと、まだ暗い早朝から市民が押し寄せた。 ロンドン郊外ワトフォードから始発電車で来た教師のリサ・マクラフリンさん(42)は「女王が亡くなった夜は寝られなかった」。仕事があって公開安置には行けず、今回は必ず沿道でお別れを言いたかったという。 葬列が目の前を通るのはわずかな時間だ。だが、「それまで6時間でも、7時間でも待てる。女王は私たちの誇りです。悼むと同時に、とても興奮しています」と話した。 フィジー出身で、英東部ピーターバラに住むレバ・ルサンゴリさん(42)は午前5時半から、沿道にパイプ椅子とフィジーの国旗を持って陣取った。「私たちの元首ですから。葬列が目の前を通ったら、私の故郷に住む人たちのためにも、これまで本当にありがとうございましたと伝えたい」。
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