【台風19号】泥まみれの机やいす、授業再開メド立たず 福島・郡山の小学校

カテゴリー/ フリースペース |投稿者/ ビレンワークアップ
2019年10月16日

10月16日(水)10時0分 産経新聞

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泥だらけになった赤木小学校の教室=15日、福島県郡山市(芹沢伸生撮影)

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 泥まみれになった子供たちの机、掲示物…。記録的な大雨をもたらした台風19号で、福島県郡山市を流れる阿武隈川支流の逢瀬(おうせ)川が氾濫し、近くの同市立赤木小学校も校舎1階が高さ2メートル近くまで濁流にのみ込まれた。授業再開のメドは今も立たない。「早く子供たちの元気な声を聞きたい」。校内では連日、教職員や保護者らが泥だらけの机やいすなどの片付けに追われている。

 台風19号が通過した13日朝、学校を高台から見た鈴木久校長(60)は、自分の目を疑った。校舎1階部分が濁った水につかっていた。

 水がひいた同日夕、校舎1階に入ると、室内の備品は水に流されて散乱し、すべてが泥だらけに。普段、子供たちの明るい声がこだまする校内には、目を覆いたくなるような光景が広がっていた。

 「内部は大丈夫と信じていたが、だめだった」。鈴木校長はショックを隠さない。校内に電気を供給する設備が水没したため電気も水も使えず、被害がなかった2〜3階を使うこともできない状況だ。

 14日に続いて15日も教職員と保護者ら約70人が、泥水がたまったままの1階の教室などで片付けに追われた。濁流に押し流された備品がぶつかったのか、教室と廊下の間のガラスが割れている場所も。床から1・5メートルほどの高さの壁には水の跡が残り、時計は12時40分を過ぎたあたりで止まっている。壁の掲示物も泥水で汚れており、教職員らが懸命に取り外すなどして授業の再開に備えた。

 同校の児童は279人。教員が自宅から電話をしたり避難所を回ったりして、全員の安否は確認できた。しかし、電源を失い「学校から保護者らに情報発信ができない」という。

 鈴木校長は「教職員とPTAでできることには限界がある」と語る。片付けは16日で一区切りにする。

 17日には校外に設ける臨時職員室で職員会議を開き、今後の学校運営を話し合い、週内には市の教育委員会と対応を協議し決定したい考えだ。

 18日までは臨時休校になるが、鈴木校長は「来週の21日から近隣校の協力を仰ぐなどして、授業を再開できれば」と話している。

 
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