なにかがいるよ。溶け込んでいるよ。
ニホンカモシカを探せ!上野動物園が出題したクイズが難しすぎる
2019年10月08日
10月8日(火)12時0分 おたくま経済新聞

多くの動物は身をかくすため、周りの景色に同化して隠れたりしますが、上野動物園の公式Twitterが、それにまつわるクイズを出題し、話題になっています。
上野動物園の公式Twitterは9月29日、「なにかがいるよ。溶け込んでいるよ」というコメントと共に、1枚の写真を投稿。それは、一見、この中に動物が写っているとは思えない写真でした。筆者も実際に、このクイズに挑戦しましたが、なかなか見つけられず、ようやく見つけられた時は、思わず「あっ!」と叫んでしまいました。
上野動物園の公式Twitterは、出題から10分後くらいに、「#ニホンカモシカ でした。 #岩場に溶け込む #山岳地帯に暮らす」というコメントと共に、答えの写真をツイートしましたが、その答えを見てから、もう一度、前のツイートを見返しても、一瞬どこにいるのか分からないくらい、周りの景色に溶け込んでいます。動物って、本当に凄いですね。

上野動物園に伺ってみると、この写真は、上野動物園の教育普及課の職員さんが、9月29日にシカ舎前で撮影したものとのこと。「“一見すると動物がいないと思ったが、よく探したら見つかった。”というのが個人的におもしろく、皆さんにも共有したいと思ったのがこのクイズのきっかけです」と投稿するに至った理由も明かしてくれました。
過去には、2018年3月10日にマヌルネコでも、今回のようなツイートを行ったことがあるようですが、特にシリーズにしようと思っているわけではないようです(ぜひ、シリーズ化してほしいですが……)。
今回のニホンカモシカについては、「最近この場所によくいますが、来園者にはなかなか気付いてもらえません。その存在を皆さんに知っていただきたくて、構図にこだわって撮影しました」とのこと。写真ではなく、実際に生で見ても気づくことができないなんて……凄すぎます。
このクイズ投稿、上野動物園の他のスタッフからは「ふだん注目されない動物の生態を知ってもらえて喜んでいる」と評判とのこと。
そして、お客さんからも「ツイートの反応はとてもよくイイネやリプライをたくさんいただいています」と評判は良いそうなのですが、「見に来たいという声があまりないので、このツイートをきっかけにぜひ上野動物園へいらっしゃって、ご自身の目で岩肌に溶け込むカモシカを発見してみてください」と話していました。
ちなみに、次回のクイズ投稿については、「とくに予定があるわけではありませんが、同じような場面に遭遇したら出題するかもしれません」と話してくださり、さらに「クイズに限らず、その動物ならではのおもしろさを発信していきたいです」と意気込みを語ってくれました。
今後の上野動物園の公式Twitterのツイートにも注目ですが、そのツイートが実際に動物園に足を運ぶきっかけになれば嬉しいですね。
<記事化協力>
恩賜上野動物園
写真:(公財)東京動物園協会提供
(佐藤圭亮)
関連記事(外部サイト)
巨人・阿部監督路線進むも「松井秀喜監督」を諦めない理由
2019年10月08日
10月8日(火)7時0分 NEWSポストセブン

復帰1年目で優勝し、名声は高まるばかり(写真/時事通信フォト)
クライマックスシリーズ(CS)、その先の日本シリーズを見据える巨人。復帰1年目から「日本一」を狙う原辰徳監督の名声は高まるばかりだが、一方では“不協和音”も聞こえてくる。今季限りで現役引退を表明した阿部慎之助(40)のコーチ就任が有力視されており、原監督は阿部を自分の後任監督として育てるつもりでサポート役を集めていると言われ、“原—阿部シフト”の動きが加速している。
一部では、阿部と長年自主トレをともにした内海哲也(37=西武)や長野久義(34=広島)を将来のコーチ含みで再獲得する、という話まで出ているという。
その一方で、球団側は「松井秀喜監督」の誕生を諦めていないという。巨人に近いスポーツジャーナリストが語る。
「松井監督は渡辺恒雄・読売新聞主筆の悲願とも言われ、松井氏の新人時代に監督として打撃指導にあたった長嶋茂雄・終身名誉監督の影響力が強いうちに実現させたいと考えているようです。
松井氏はニューヨークに拠点を置き、ヤンキースGM付特別アドバイザーとして3Aのマイナー選手の打撃指導をしていますが、巨人監督が実現しないのは、肩書きよりも子育てのためと言われている。子供は現在6歳と2歳なので、原監督の任期満了となる2021年シーズン以降は、家族問題での就任へのハードルは今よりも低くなる。もちろんその場合、“阿部監督”は、白紙になってしまいますが……」
※週刊ポスト2019年10月18・25日号
関連記事(外部サイト)
35万円”恐喝で夫が捕まった道端アンジェリカ、言い訳が嘘ばかり?
2019年10月08日
10月8日(火)7時52分 messy

道端アンジェリカ Instagramより
先週、道端アンジェリカの夫であるキム・ジョンヒ容疑者が、男性から現金を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕された。被害にあったのは道端アンジェリカの知人男性で、一部報道では元カレとも伝えられている。一体なぜこのような事件が起こってしまったのか?
報道によれば道端アンジェリカが40代会社役員の被害者と出会ったのは2012年頃のこと。アンジェリカは2017年に現在の夫、キム容疑者と結婚し一時をもうけている。しかし今年8月、キム容疑者が経営する代官山のバーでアンジェリカと知人男性は「体を密着させて」飲食。それを知ったキム容疑者が激怒した、ということらしい。後日、夫婦揃って被害者の職場に押しかけ、キム容疑者が「嘘をついたら鉛筆で目を刺す」「家族をめちゃめちゃにしてやる」などと脅したという。
アンジェリカはブログに「夫に対する後ろめたさや夫の怒りに対する恐怖」から、恫喝する夫を止められなかったと書いている。ただしキム容疑者は「脅したつもりはない」「飲食代金として請求した」と恐喝の容疑を否定。脅し取られたとされる金額は35万円で、バーで飲食して35万円もかかるのはぼったくりバーでもない限り考えづらいが、被害者は数回分の飲食代をツケ払いにでもしていたのだろうか?
そもそもアンジェリカの行動が不可解だ。他人のバーにお忍びで入店したならいざ知らず、なぜ他ならぬ“夫のバー”でイチャイチャしてしまったのか。その不自然さから、いわゆる“美人局”を疑う声もあるが、アンジェリカと夫の関係がそもそも険悪だったという可能性もある。つまり夫婦喧嘩が発端で、あてつけに元カレとイチャつくところを夫に見せようとしたら、想定以上の事態を招いてしまった、というパターンだ。
アンジェリカは騒動発覚後にInstagramを更新。8月の恐喝事件以降もなに食わぬ様子でインスタを更新し、いかにも高級賃貸という風情の豪奢な部屋で、セレブ風に子育てに励む麗しい写真がいくつも投稿されていたが、それらは「心配させないため」の虚構で、実際はこの2カ月間誰にも会わずに引きこもっていた、と言い訳している。
しかしアンジェリカはその間も普通に仕事をしていた。9月28日、二子玉川の高島屋で、植物療法士の女性とのトークショーにシークレットスペシャルゲストとして出演していたのだ。そのことはインスタでもポストしている。
9月17日に東京都内で行われた「第1回ベストフォーマルウェア アワード」授賞式にも出席しメディアに登場している。それでも「この2カ月間、私は誰とも会うこともなく、連絡を取ることもありませんでしたが」などと謝罪文に綴るあたり、アンジェリカの混乱ぶりがうかがえる。
謝罪文では「夫婦の形が少しずつ変わってきている」「今回の件は今後のことを考えるきっかけ」とも綴られている。いずれにしろ夫婦関係は清算に向けて動いているのかもしれない。
関連記事(外部サイト)
10月7日(月)9時7分 フルカウント PUSH通知 写真を拡大 今後破られることがない記録が多数、通算投球回は5526回2/3 10月6日に逝去した金田正一氏は、400勝という前人未到の記録を残した。これは王貞治氏の868本塁打、張本勲氏の3085安打などとともに、今後破るものが出てきそうにない記録だ。しかし、それ以外にも金田正一氏はアンタッチャブルな記録をたくさん残している。400勝も含め、これらを振り返ろう。 ○通算勝利数 400勝 史上1位 2位の米田哲也氏が350勝。平成以降では、NPB通算200勝投手は214勝の山本昌氏だけ。現役では、ヤクルトの石川雅規投手の171勝。金田氏の半分の200勝に到達する選手さえ当面出てきそうにない。まさに空前絶後の記録だ。 ○通算敗北数 298敗 史上1位 金田氏が1950年から1964年まで在籍した国鉄スワローズはこの間、一度も優勝していない。そんな弱小球団だけに、敗北数も多かった。敗北数2位も米田哲也氏の285。現役ではヤクルトの石川の163敗であり、この記録もアンタッチャブルになっている。 ○通算完投数 365 史上1位 2位はスタルヒン氏の350。現役では松坂大輔投手の72が1位。投手の分業が進み、先発完投が激減している中、この記録も今後、更新する投手は出てこないだろう。 ○通算投球回 5526回2/3 史上1位 入団1年目から164回2/3を投げ、翌年から14年連続で300イニング以上を投げた。現役ではヤクルトの石川の2794回2/3。今季NPBの最多投球回数は、中日・大野雄二投手の177回2/3であり、この記録もアンタッチャブルだ。 投手としての本塁打数も史上1位 ○連続20勝 14年 史上1位 入団2年目の1951年から国鉄を退団する64年までの14年間、すべて20勝以上。これに続くのは西鉄・稲尾和久氏が56年から63年まで記録した8年連続。3位は中日・杉下茂氏が50年から55年まで続けた6年連続。通算20勝回数でも金田氏は14回で1位、2位は南海、巨人の別所毅彦氏、西鉄・稲尾氏の8回だから断トツだ。20勝投手は2013年の楽天・田中将大投手の24勝を最後に出ていない。この記録も空前だ。 ○通算奪三振 4490個 史上1位 2位は米田哲也氏の3388個。金田のK9(9回あたりの奪三振数)は、7.31。昭和中期の水準では高かったが、今季のNPBはリーグ平均のK9が7.65。現代のエース級の投手の多くは9.00以上のK9だ。奪三振率なら金田氏を大きく上回るが、投球回数が少ないので、金田氏の記録には遠く及ばない。現役最多はロッテ涌井秀章投手の1688個だ。 ○投手としての本塁打数 38本 史上1位 金田氏の通算打撃成績は、1053試合2054打数406安打38本塁打177打点、打率.198。打率は低いが、1950年から60年まで11年連続で本塁打を打っている。代打などで109試合に出場するなど、打者としても手ごわかった。投手としての本塁打数2位は、南海、巨人の別所毅彦氏の35本。今季NPBでは投手の本塁打は0本、現役では阪神・藤波晋太郎投手、秋山拓巳投手の2本が最多であり、この記録もアンタッチャブルになっている。 ○左投手の完全試合 史上唯一 完全試合は史上16回記録されているが、左投手では金田氏が1957年8月21日に中日球場の中日戦のダブルヘッダー2試合目で記録したのが唯一の記録。 ○兄弟で100勝以上 史上唯一 兄・金田正一氏が400勝、弟・金田留広氏(昨年10月2日逝去)が128勝。これもNPB史上唯一の記録だ。兄弟での528勝は、野口明氏(49勝)、野口二郎氏(237勝)の286勝を大きく超えて、これも史上1位。 金田正一氏のアンタッチャブルな記録は、子細に見ればさらに増えていく。昭和の野球は現在とは大きく異なってはいるが、それでも金田正一氏は「不滅の大記録」を多数残した選手として野球史に刻まれるだろう。(広尾晃 / Koh Hiroo) 関連記事(外部サイト) 400勝投手・金田正一氏、殿堂通知式で“金やん節”炸裂「長嶋でございます」 金田正一氏がZOZOマリン訪問 ロッテ荻野に痛烈一言お見舞い「あんた選手か?」 レジェンド金田正一に若松勉、古田敦也…ヤクルトの歴代投打5傑
2019年10月07日
10月6日(日)20時6分 日刊スポーツ

中国オープン決勝、返球する大坂(AP)
<テニス:中国オープン>◇6日◇中国・北京◇女子シングルス決勝
世界4位の大坂なおみ(21=日清食品)が、同1位のバーティー(オーストラリア)に3−6、6−3、6−2で逆転勝ちを収め、大会初優勝を飾った。対戦成績は大坂から2勝2敗となった。7日発表の最新世界ランキングで3位に復帰する。
今大会は4大大会に次ぐレベルのプレミアマンダトリー。大坂は、18年にツアー初優勝を遂げたBNPパリバオープンに続く同クラスの優勝となった。
これで、ツアー4勝目を達成した9月の東レ・パンパシフィック(大阪)から負けなしの10連勝となった。
400勝、365完投、4490奪三振…金田正一氏のアンタッチャブルな記録の数々
2019年10月07日
10月7日(月)9時7分 フルカウント
今後破られることがない記録が多数、通算投球回は5526回2/3
10月6日に逝去した金田正一氏は、400勝という前人未到の記録を残した。これは王貞治氏の868本塁打、張本勲氏の3085安打などとともに、今後破るものが出てきそうにない記録だ。しかし、それ以外にも金田正一氏はアンタッチャブルな記録をたくさん残している。400勝も含め、これらを振り返ろう。
○通算勝利数 400勝 史上1位
2位の米田哲也氏が350勝。平成以降では、NPB通算200勝投手は214勝の山本昌氏だけ。現役では、ヤクルトの石川雅規投手の171勝。金田氏の半分の200勝に到達する選手さえ当面出てきそうにない。まさに空前絶後の記録だ。
○通算敗北数 298敗 史上1位
金田氏が1950年から1964年まで在籍した国鉄スワローズはこの間、一度も優勝していない。そんな弱小球団だけに、敗北数も多かった。敗北数2位も米田哲也氏の285。現役ではヤクルトの石川の163敗であり、この記録もアンタッチャブルになっている。
○通算完投数 365 史上1位
2位はスタルヒン氏の350。現役では松坂大輔投手の72が1位。投手の分業が進み、先発完投が激減している中、この記録も今後、更新する投手は出てこないだろう。
○通算投球回 5526回2/3 史上1位
入団1年目から164回2/3を投げ、翌年から14年連続で300イニング以上を投げた。現役ではヤクルトの石川の2794回2/3。今季NPBの最多投球回数は、中日・大野雄二投手の177回2/3であり、この記録もアンタッチャブルだ。
投手としての本塁打数も史上1位
○連続20勝 14年 史上1位
入団2年目の1951年から国鉄を退団する64年までの14年間、すべて20勝以上。これに続くのは西鉄・稲尾和久氏が56年から63年まで記録した8年連続。3位は中日・杉下茂氏が50年から55年まで続けた6年連続。通算20勝回数でも金田氏は14回で1位、2位は南海、巨人の別所毅彦氏、西鉄・稲尾氏の8回だから断トツだ。20勝投手は2013年の楽天・田中将大投手の24勝を最後に出ていない。この記録も空前だ。
○通算奪三振 4490個 史上1位
2位は米田哲也氏の3388個。金田のK9(9回あたりの奪三振数)は、7.31。昭和中期の水準では高かったが、今季のNPBはリーグ平均のK9が7.65。現代のエース級の投手の多くは9.00以上のK9だ。奪三振率なら金田氏を大きく上回るが、投球回数が少ないので、金田氏の記録には遠く及ばない。現役最多はロッテ涌井秀章投手の1688個だ。
○投手としての本塁打数 38本 史上1位
金田氏の通算打撃成績は、1053試合2054打数406安打38本塁打177打点、打率.198。打率は低いが、1950年から60年まで11年連続で本塁打を打っている。代打などで109試合に出場するなど、打者としても手ごわかった。投手としての本塁打数2位は、南海、巨人の別所毅彦氏の35本。今季NPBでは投手の本塁打は0本、現役では阪神・藤波晋太郎投手、秋山拓巳投手の2本が最多であり、この記録もアンタッチャブルになっている。
○左投手の完全試合 史上唯一
完全試合は史上16回記録されているが、左投手では金田氏が1957年8月21日に中日球場の中日戦のダブルヘッダー2試合目で記録したのが唯一の記録。
○兄弟で100勝以上 史上唯一
兄・金田正一氏が400勝、弟・金田留広氏(昨年10月2日逝去)が128勝。これもNPB史上唯一の記録だ。兄弟での528勝は、野口明氏(49勝)、野口二郎氏(237勝)の286勝を大きく超えて、これも史上1位。
金田正一氏のアンタッチャブルな記録は、子細に見ればさらに増えていく。昭和の野球は現在とは大きく異なってはいるが、それでも金田正一氏は「不滅の大記録」を多数残した選手として野球史に刻まれるだろう。(広尾晃 / Koh Hiroo)
関連記事(外部サイト)
日本−サモア戦32・8%、瞬間最高は46・1%
2019年10月07日
10月7日(月)9時29分 日刊スポーツ

サモア戦の後半、ラストプレーで左サイドにトライを決めるWTB松島(2019年10月5日撮影)
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、日本テレビ系が生中継した5日の日本×サモア戦(午後7時15分)の平均視聴率が32・8%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。
瞬間最高視聴率は午後9時23分の46・1%だった。同9時22分、後半最後のプレーで日本代表のWTB松島幸太朗がチーム4トライ目を決め、ボーナスポイントを獲得した直後だった。
日本×サモアは午後7時30分にキックオフ。9時24分にSO田村優がコンバージョンを決め、38−19でノーサイドを迎えた。
日本代表戦の視聴率はここまで、9月20日のロシアに30−10で勝利した開幕戦は日テレ系が中継し平均18・3%、瞬間最高25・5%。28日にアイルランドに19−12で勝利した試合はNHKが中継し平均22・5%、瞬間最高28・9%だった。
13日に決勝トーナメント進出をかけて戦う日本×スコットランド戦は、日テレ系で中継される。
また、日本×サモアの前の時間帯に放送されたイングランド×アルゼンチンの平均視聴率は12・7%だった。
70歳定年で専業主婦+おじさん社会が終わる日
2019年10月07日
10月6日(日)11時15分 プレジデント社

※写真はイメージです(写真=iStock.com/marchmeena29)
政府は現役世代を増やすべく70歳まで働き続けることを推奨、公的年金の繰り下げ受給も、75歳までの拡大が検討されています。そんな時代に、私たちの働く環境はどう変わっていくのでしょうか。また資産形成の大転換とは——。
※写真はイメージです(写真=iStock.com/marchmeena29)
■80代でやっとおばあさんになれる
人生100年時代というフレーズがすっかり定着しました。これは言うまでもなく、日本社会が科学・医療や住環境の進歩によっていや応なく長寿化していることを表しています。
つい最近まで一般常識だった人生80年という概念は転換し、みんなが一様にぼんやりとイメージしてきた80年前提の人生プランは100年前提にリセットすることが必要になりました。
そこに絡んで今起き始めている常識の大転換はあまたあります。60歳がサラリーマンの定年という最近までの常識は、今では65歳までの再雇用義務化へと法制化されています。早晩70歳までの雇用が一般化して、定年退職と終身雇用をセットにした仕組みはなくなっていくことでしょう。さらには健康寿命を延ばしてできるだけ長く仕事を続けることが当然の美徳となるとともに、「おじいさん・おばあさん」と呼ばれるのは80代から、というふうに変わっていくのではないでしょうか。
■専業主婦は昭和のレガシーに
日本では戦後からこれまで、夫が働き妻は専業主婦で子供が2人という家庭をモデルケースとしてきましたが、もはやこの形態は一般的と言えないことはプレジデントウーマン読者の皆さんが強く実感しているはずです。女性活躍社会と言われますが、専業主婦という概念はもう昭和のレガシーになりつつあり、男性も女性も関係なく仕事を持って、子供も必然ではなく、あるいは独身を貫く生き方だって全く普通のことになっている。こうした社会通念の大きな変化はもう所与のことと認識すべきで、政府も社会保障コストを担う現役世代を増やすことを目指して、少なくとも70歳まで仕事を続けることを勧奨しています。
その証拠に、公的年金の受給開始年齢を70歳まで繰り下げることによって、以降の年金受給額は生涯にわたって42%アップする制度があり、今後政府はこの仕組みを75歳まで拡大する意向があるようです。健康に努め、70歳以上まで現役として仕事を持ち収入を得続けることで、年金受給開始をその分繰り下げる選択をすれば、年金2000万円不足などの大騒ぎは自ら解決できるのです。もちろんそのためには、年齢を重ねても仕事を続けられるようビジネスパーソンとしてのスキルを磨き、市場価値を高めておくことが必要です。要するに世代間を問わず、いくつになっても学び続け、自分自身を経済活動の担い手として進歩・成長を継続させていく努力が欠かせないわけです。
■おじさん社会から機会平等社会へ
こうした生き方の常識が大転換するのは、戦後日本社会に脈々と続いた年功序列のヒエラルキーが瓦解(がかい)するということです。40代からは管理職とか実務は若い人たちに任せて、などとのんべんだらりしていたおじさん社会から、世代も男女も問わず能力ある人材がいつまでも活躍できる、機会が平等となる社会が到来するはずです。プレジデントウーマン読者の皆さんにとっては念願の時代が始まるのだ、と前向きに捉え喜ぶべきでありましょう。
加えて、長寿化が進むこれからの社会を生き抜くために、資産寿命も長期化させる。それがこのコラムでずっと皆さんにお伝えしてきた長期資産形成の実践です。公的年金をベースとした公助に、長期資産形成という自助を付加させることにより、自身が納得できる豊かな人生創りを自ら構築していく。これこそが、国が面倒をみてくれるのが当たり前とされた20世紀戦後昭和の常識から、自助自律の社会という21世紀令和時代の新常識への大転換なのです。
■資産は生涯にわたってつくっていくもの
60歳までにいくら貯めて80歳まで老後資金を取り崩して生きる、というこれまでの常識も転換してください。できるだけ長く働き続け、現役時代は毎月積立投資をしっかり継続し、年金受給期以降はそれまでに育てた資金を取り崩して豊かなライフスタイルを実現しましょう。同時に使わない資産は相変わらず長期投資を続けて、お金は殖やしながら使う。つまりこれからの長期資産形成は生涯軸で続けることが当たり前になるはずです。
そして「イデコ」や「つみたてNISA」といった非課税制度も、今後「イデコ」は拠出可能期間が延長され、「つみたてNISA」は恒久化されて非課税期間も無期限になるなど、きっと人生100年時代の新たな生き方の新常識をしっかり支えてくれる、さらに強力な制度へと改善されていくことでしょう。
プレジデントウーマン読者の皆さんは新常識を先取りして、自ら豊かな人生創りへと早々に行動開始です!
———-
中野 晴啓(なかの・はるひろ)
セゾン投信・代表取締役社長
1987年明治大学卒業、クレディセゾン入社。関連会社資金運用部にて債券のポートフォリオ運用に従事後、投資顧問事業を立ち上げ運用責任者としてグループ資金運用や、海外契約資産の運用アドバイスを手がける。2006年セゾン投信を設立。
———-
(セゾン投信・代表取締役社長 中野 晴啓 写真=iStock.com)
12年勤務して手取14万円「日本終わってますよね?」に共感の声 「国から『死ね』と言われているみたい」「日本はもはや発展途上国」
2019年10月07日
10月6日(日)8時0分 キャリコネニュース

先月末、国税庁が発表した調査結果によると、民間企業で働く正社員の昨年の平均給与は503万円5000円だった。一方、非正規社員の平均は179万円。正社員と非正規社員の給与額に約320万円の開きがあり、格差社会が浮き彫りになった。
ただ、正社員間でも大きな格差がありそうだ。ガールズちゃんねるに9月末、「手取り15万円以下の人」というトピックが立った。現在アラフォーのトピ主は、都内のメーカーに12年勤務しており役職もあるという。ただ、手取りはわずか14万円で「何も贅沢出来ない生活。日本終わってますよね?」と辛い胸中を綴った。(文:石川祐介)
「田舎は採用があってもコネだし、コネがない人は無理」
トピ内には、「日本に『死ね』と言われているみたいで切ないです」と共感するコメントが相次ぎ、「会社に内緒で週末居酒屋でバイトしてる。もう30歳なのに何やってるんだか」と現状の辛さを吐露する人もいた。
「公務員試験に挑んだけど倍率40倍の壁と数的推理ができなくて撃沈」
「もう都会に行って転職しようか迷ってる。田舎は採用があってもコネだし、コネがない人は無理」
転職しなかったトピ主にも落ち度があると批難する声もあったが、転職活動の難しさを指摘する声も寄せられた。いくら酷い会社に勤務しているからといって、簡単に今よりマシな会社が見つかるわけではない。
「転職しようと思ってますが上手くいく気がしない。自分に自信が持てない」
ブラック企業に勤務した結果、自信を奪われて転職する気力さえ失せてしまうという人も少なくない。劣悪な企業で働く人の中には、「この会社はおかしい」と気付いても、逃げようとする自信や体力が無い人も多い。
「日本って貧乏になってきてるんだな」
「東南アジアの国を『発展途上国だ』って馬鹿にしてる人は多いけど、もはや日本も発展途上国の仲間入りしてるんじゃないかと時々思う」
「お隣の国が日本へ爆買いしに遊びに来てるよね。日本って貧乏になってきてるんだな」
日本は先進国と考えられてきたが、その面影は見えなくなっている。政府はインバウンド需要の増加を喜んでいるが、それは日本という国が素晴らしいからではなく、かつて日本人が「物価が安いから」という理由で東南アジアに旅行に行っていたのと同じ感覚で、日本に来る外国人観光客が増えているだけとも思えてしまう。
日本に住む人が「日本に住んで良かった」と思える国づくりを本格的に着手しなければいけない局面に来ているだろう。
関連記事(外部サイト)
1億貯めた女性が実践している小さな習慣5つ
2019年10月07日
■成功した実業家が実践する、お金を生む共通の習慣
「ぜいたくをしているつもりはないのに、なぜかお金が貯まらない」と嘆く女性は多いが、一方で、お金を使っていながらもしっかり貯蓄している女性も存在している。その差はどこにあるのだろうか。
イラスト=大野まみ、以下すべて同じ
「お金が貯まる人と貯まらない人の違いはちょっとした習慣。それが巡り巡って貯蓄額に表れるんです」
こう語るのは、経済評論家の加谷珪一さんだ。かつて投資ファンド運用会社に勤務していたときに、多くの実業家や資産家と接した加谷さんは、お金持ちには共通する習慣があることを発見。自身でそれを取り入れたところ、ミリオネアの仲間入りを果たしたドリームストーリーの持ち主だ。誰でもすぐにまねできるというその習慣とはどのようなものか。加谷さんに伝授してもらおう。
■1.お金の哲学
お金は漫然と使わない。何のために使うかいちいち考える
コンビニでお菓子をつい買ってしまう。セール品に飛びつく。これらは、お金が貯まらない人の典型的な行動パターンだという。
「お金持ちは漫然とお金を使うことはしません。欲しいものでなく、必要なものを選んで、戦略的にお金を使っています」
身につけたいのは、なぜ買うのかを考える習慣だ。たとえ100円のものでも、買う理由を考えて、明確な目的がある場合にだけお金を使うようにする。いちいち考えるのは面倒かもしれないが、この習慣が身につくと、無駄遣いが減ってお金が貯まりやすくなるのである。
「支出では消費より投資の割合を増やすことも大切です。消費とは、今必要な事柄を満たすための出費。満足感や快感を得るためのお金も消費に分類されます。対して、投資は将来お金を生み出すための支出。大事なプレゼンのときに着る勝負服、講座の受講費などは投資になります」
モノの価値を客観的に判断する力も、ミリオネアには欠かせない。原価や利益率はどのくらいか、なぜその値段がつくのかなど投資家目線で見ると、価格の妥当性がわかり、コストパフォーマンスのよい買い物ができるようになる。
「お金持ちは値段の変動にも敏感です。スーパーの目玉商品には、通常価格と変わらないものが紛れ込んでいたりしますよね。普段から値動きを気にする癖があると、本当の目玉商品が見極められる。家電や家具など値がはる買い物をするときも、リーズナブルに買うことができます」
もちろん、貯蓄には収支の把握も欠かせないが、「家計簿はつけなくていい」と加谷さんは言う。
「お金との付き合い方がうまい人は、たいていがドンブリ勘定。1円単位の細かい数字より、収入、税金、保険料、光熱費などを大まかに把握していることのほうが重要だからです」
たとえば、毎月の食費が3万円程度とわかっていれば、上回ったときにすぐ気づくことができ、改善しようという意識が働く。企業でも優秀な経営者は、細かい数字を気にしない傾向があるそうだ。
毎月の出費の概算を把握するためのツールとして、家計簿代わりに加谷さんが薦めるのは電子マネーだ。
「電子マネーは使った金額が自動的にリスト化されるので、無駄遣いの抑止力になります。エクセルにダウンロードできるものを選べば、項目で並べ替えができて大枠の数字もつかみやすい。家計簿のようにレシートを見ながら記入して計算する必要がないから、時間の浪費を防ぐことにもつながります」
■2.人付き合いの極意
誘われたときに一瞬でも迷った飲み会は絶対に行かない
仕事でもプライベートでも避けて通れないのが、人付き合いの場だ。誘われるがままに顔を出した結果、出費がかさんで貯蓄がままならないというケースも少なくない。
「成功者は人付き合いも戦略的で、会食や飲み会は優先順位をつけて精査しています。『誘われたとき一瞬でも迷ったら行かない』と決めている人もいるほど。そのぐらいドライに割り切ってもいいでしょう」
優先順位の決め方は、その時間が自分のプラスになるかどうか。友人関係でも、愚痴を聞いてほしい、癒やされたいという相手よりは、自分にない発想を持っているなど得るものがある友人との約束を優先するのが、お金持ちの法則だという。
「付き合いを断つのにためらいがある相手なら、会うときはランチかお茶をするだけと決めるといいでしょう。夜に会うより安上がりで、時間も短く済みます」
夫婦関係については、「お金持ちは仲がよい」というのが定説。共働きの場合、協力し合うことでお互いの稼ぐ力を増幅できるからだ。
「特にお金の使い方や価値観が一致していると、資産形成もしやすくなります。これから結婚するなら、お金に関するすり合わせは必須です」
上下関係は気にせず、メリットがある人にはストレートにぶつかる
人脈を築こうとお金と時間を使って名刺交換会に出たものの、築けたのは名刺の山だけ。そんな経験を持つ人は少なからずいるはずだ。
「人脈は数より質。知り合いをやたらと増やすより、いざというときに頼れるゆるやかなネットワークをつくったほうが断然有利です。それにはまず社内や同じ業界でパイプを固め、そこからつながりを広げていくのが1つの手。周りから見込みがあると思われれば、他業種の知り合いを紹介してくれたりしますから」
このとき、上下関係や年齢差にとらわれないことが肝心だ。お金持ちほど年齢や立場に関係なくフラットな人付き合いをする傾向にあるとか。
「成功者が重視するのは、自分にとってメリットがある相手かどうか。利益があれば、好き嫌いの感情さえ度外視する人もいます」
特に年長者との付き合いは、成功へのカギとなるケースが多い。年上の心を動かす秘訣(ひけつ)は、真摯(しんし)な姿勢と熱意。気持ちをストレートにぶつけたほうが、思いが通じやすいそうだ。
「実際、脱サラして不動産会社を起こした知人は、見ず知らずの不動産会社の社長に『カバン持ちとして修業させてほしい』と電話をかけまくったところ、何人もの社長とコンタクトを取ることができたそうです。年長者には自分の経験を後進に伝えたいという気持ちがあるんですね」
有益な人脈を築ければ、転職や起業など予想外の未来が開ける可能性も。貯蓄以上の財産になるはずだ。
■3.仕事への取り組み方
お金を得る目的で仕事をしない。「何かを変えたい」が原動力
仕事はお金を得るためにするものと割り切って働いている人もいるだろうが、「お金だけを目的にすると、逆にお金には恵まれにくくなります」と加谷さんは指摘する。
「実業家として成功している人を見ると、お金もうけを意識していない点が共通しています。代わりにあるのは、『世の中の役に立ちたい』という強い信念。その結果として商品やサービスがヒットし、大きな利益を生み出しているのです。仕事に対するスタンスも同じで、『何かを変えたい』『社会に貢献したい』という情熱を持つ人ほど成果を残して高い収入を得る傾向がありますね」
たとえば、トップセールスマンが強引な営業をしなくても業績を伸ばせるのは、扱う商品に自信と誇りを持ち、顧客の目線に立った営業をしているため。結果は後からついてくるのだ。
「転職でステップアップしようというときも、『社会に何を提供できるか』という点に軸足を置くと、新しい職場が見定めやすく、働きに見合った収入が得られます。もし、収入がついてこないときは、自分の仕事に何かが足りないのかもしれない。お金はそういう振り返りの指針にもなるのです」
相手に期待せず、人の評価を気にしない。投資家的発想で働く
「頑張っているのに評価されない」「重要な仕事を任せてもらえない」
働く女性の中にはそんな悩みを抱えている人もいるだろう。
「仕事で認められたいというのは、いわば労働者的発想です。時間を会社に提供して、その対価としてお金や評価を受け取ろうとしているわけです。この発想に縛られていては将来の伸びしろはありません」
解決するには、発想の転換をすること。労働者的発想ではなく、投資家的発想を持ちたいという。
「投資家は自分が持っている資産をどこに投資すれば収益を生み出せるかを考えます。これを個人に置き換えると、体力、知識、人脈などが自分の資産で、それを投資する先が会社になる。つまり、会社という投資先で、いかに収益を最大化できるかが重要になるのです」
この発想の場合、自分にメリットがあるかどうかが判断基準になるので、社内の評価は二の次になる。会社の評価ルールや待遇が投資先としてふさわしくないと思えば、職場を変えるか自分でビジネスをするという選択肢も浮上するだろう。自分の資産の活かし方は自由。そう考えると会社への不満も薄れるはずだ。
■4.モノの選び方
住まいは利便性を重視。買うときは資産として売る前提で選ぶ
支出は消費より投資の割合を増やすべしとは「お金の哲学」の項で述べた通りだが、住宅購入は投資の最たるものだと加谷さんは言う。
「そもそも住宅は“不動産”であり、収益を生み出すもの。経済的に成功している人たちのほぼ全員が、投資の視点で住宅購入をしています。お金を増やしたいと考えるのなら、周辺の賃貸相場から利回りを計算したり、同等の物件の中古価格を調べたりして、利益を生み出せる物件を選ぶべきでしょう」
では、投資効果が高いのはどのような物件なのか。最も重要なポイントは立地だ。東京でいえば都心もしくは都心からあまり遠くないエリアで、なおかつ駅に近い物件だ。となるとおのずと、一戸建てよりマンションに絞られてくる。こうした物件は通勤や生活の利便性が高く日々快適に暮らせるばかりか、生活費のコストダウンもはかれるという。
「私自身、都心のオフィスから徒歩圏内に住んでいますが、今の家に引っ越して飲みに行く回数が激減しました。家まであと1時間と考えると、その前に一杯という気分になりますが、すぐ近くだと家に帰ってくつろごうという気分になるんです。通勤の時間つぶしに買っていた本代も減り、靴も長持ちするようになるなど、いいことずくめです」
“ヒカリモノ”は自分へのご褒美ではなく、自分を魅せる手段
ブランドもののバッグや服、高級時計といった“ヒカリモノ”は、自分へのご褒美の定番。身につければ気分が高まり、満足感も得られるが、その分、手持ちのお金は減っていく。貯蓄を増やしたいなら買うのは控えるべきという結論になるだろうが、「自分を魅せる手段としてなら買ってもいい」と加谷さんは言う。
「大きなお金を稼ぐ人たちは、“ヒカリモノ”を自己演出の道具として上手に活用しています。人の印象は見た目に大きく左右されるので、良いものを身につけているとお金に余裕がある人と印象づけられ、信頼感につながります。結果、交渉力を高める効果が期待できるのです」
一方で、“ヒカリモノ”には内面的な影響も少なくないという。良いものを身につけたとき、気持ちが引き締まり、自信が生まれた経験を持つ人は少なからずいるだろう。その自信によって堂々とした振る舞いができれば、それもまた交渉力に結びつくというわけだ。
「もちろん、背筋をピンと伸ばす、人の目を見てはっきりと話すなど、身につけたものにふさわしい身のこなしを意識することも大切です。お金持ちの人たちはそうした見栄えを考え、意識的に堂々と振る舞うようにしています。レストランでサーブを受けたときにも『ありがとう』の言葉を忘れません。そうしたコミュニケーションのテクニックは、まねして損はありません」
■5.教養を学ぶ理由
経済活動と不可分な存在として教養を学び、行動に結びつける
「金銭感覚を磨くには、教養を身につけることが欠かせません」
加谷さんはそう断言する。教養は経済活動と切り離せない存在。富裕層の家庭ではお金を払ってでも子どもに教養を教えるそうだ。でも、なぜ教養がお金と結びつくのだろう。
「そもそも教養に含まれるのは、物事の本質を見極める総合的な知識や考え方。これが人格や行動に表れたときに初めて教養となります。大きなお金を得ようとするなら、目先の情報ではなく物事の本質をズバリと見抜く力が欠かせないのです」
社会的・経済的な成功者の多くは、細かい専門知識よりも「人はどうすれば喜ぶのか」「新しい技術をどうビジネスに活かせるのか」といった本質的な部分を的確に理解して、行動に移しているという。営業職であれば、営業テクニックよりモノを売るという行為の本質を理解したほうが、成果をあげられるというわけだ。
教養というと文学や芸術を思い浮かべるかもしれないが、ほかにも社会学、経済学、数学、情報工学、哲学、歴史学などと幅広い。今回、加谷さんが伝授してくれた「人付き合いの極意」や「仕事への取り組み方」は、社会学をベースにしている。
なかでも、お金に直結する思考・センスを磨けるのが数学だ。たとえば、数学における「相関関係」と「因果関係」の違いを理解すれば、世の中の事象を正確に把握でき、マーケティングなどに結びつけられる。
「アインシュタインが相対性理論を発見できたのは、常識では考えられない仮説を愚直に研究した結果だといわれています。このように、常識を疑って、直感に頼らずに物事を数学的思考で考えられる人は、社会的にも経済的にも成功しやすいといえるのです」
一方、教養における情報工学では、プログラミングなどの実務的なスキルよりも、ITとはどのようなものかという本質に重点が置かれる。たとえば、インターネットの検索エンジンは、基本的に相互リンクの数が多いサイトの表示順位が上がる仕組みになっているが、これはITの「集合知」に基づくもの。集合知とは「皆が言っていることは案外正しい」というような概念で、上位に表示される項目は正しい可能性が高いことになる。この仕組みを知って検索エンジンに向かうと、情報を精査しやすくなるだろう。
ほかに、コンピュータを高速で動作させるための原理や、OSとアプリの水平分業の仕組みのように、仕事の効率化や組織づくりなどにも応用できる知見も情報工学の教養に含まれている。
お金持ちの習慣の共通点には根底に教養があるのだ。苦手な分野も教養として学び直せば、貯蓄額に変化があるかもしれない。
———-
加谷 珪一(かや・けいいち)
経済評論家
1969年、宮城県生まれ。東北大学工学部卒業後、日経BP社に入社。野村証券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。その後独立。
———-
(経済評論家 加谷 珪一 文=上島寿子 イラスト=大野まみ)
ホンダN―WGNの生産停止 部品不具合で、再開未定
2019年10月07日
©一般社団法人共同通信社

ホンダが8月に新型を発売した軽ワゴン車「N―WGN」の生産を停止していることが5日、分かった。新たに採用した部品に不具合が見つかったためで、生産再開の時期は未定。好調な「N―BOX」と並ぶ主力車種の販売停止により、ホンダの国内戦略に影響が出る可能性がある。
不具合があったのは、駐車する際に使う電動パーキングブレーキ。9月2日の出荷前検査で、警告灯の異常点灯が判明した。原因を調べるために部品の供給が止まり、約1カ月にわたって生産が滞っている。既に出荷した車に問題はなく、リコールなどの予定もないという。


