ブラジル、新型コロナで800万人近くが失職 就業率5割切る
2020年07月01日
新型コロナウイルス感染拡大が続く南米ブラジルで、今年3~5月に職を失った人は過去最多の800万人近くに上ることが分かった。 ブラジルの地理統計院(IBGE)が30日に発表した統計によると、3~5月に新たに失業した人は780万人。このうち580万人が零細事業や家内労働などの非公式部門に集中していた。 5月末の時点で、法律上就労が認められる14歳以上の人口に占める就業者の割合は、集計が始まった2012年以来初めて50%を割り、49.5%となった。 雇用者数は8590万人と、昨年の同じ時期より8.3%減少。5月末時点の失業率は12.3%、失業者数は1270万人と、18年3~5月期以来の水準に落ち込んだ。 同国の今年の国内総生産(GDP)について、ブラジル中央銀行は6.4%、国際通貨基金(IMF)は9.1%のマイナス成長になるとの見通しを示す。 同国の新型ウイルス感染者は米国に次いで世界で2番目に多く、連日急激に増加し続けている。
米連邦通信委、ファーウェイとZTEを安全保障上の脅威に指定
2020年07月01日
米連邦通信委員会(FCC)は6月30日、華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)を米国の国家安全保障上の脅威に指定した。米国市場から両社を排除しようとする動きだが、米国の地方の小規模通信事業者は低価格で提供する両社のネットワーク機器に依存している。
FCCは発表資料で、この指定により、連邦政府の補助金をファーウェイやZTE製の機器購入やメンテナンスに充てることができなくなると説明。連邦補助金は地方の小規模通信事業者の多くが利用している。
パイ委員長はツイッターで「ファーウェイとZTEはいずれも中国共産党や同国軍部と密接なつながりがある」と指摘し、「FCCは明確なメッセージを伝えている。米国政府と特にFCCにおいては、中国共産党が米国の通信網の弱さにつけこむことを容認できないし、今後も認めない」と明言した。
通商や新型コロナウイルス、安全保障上の問題などを巡り米中間の緊張が高まる中、FCCは中国企業に対して一段と厳しい調査を行ってきた。昨年には中国の通信事業者チャイナ・モバイル(中国移動)の米市場参入を認めないことを決めた。
米FCC、チャイナモバイルの米参入申請を却下-他の中国企業も調査
加入者数が10万人未満の通信事業者が加盟するルーラル・ワイヤレス・アソシエーションの法務顧問キャリー・ベネット氏はインタビューで、今回の指定により、保守や部品交換に補助金を使用できなくなる小規模事業者がネットワークの一部閉鎖すれば、サービスに影響が出ると指摘。事業者には「通信網を維持する資金がない」と述べた。
FCCの昨年の推計では、地方の通信事業者で補助金を利用してファーウェイやZTEの機器を使用しているのは40社前後で、機器の交換コストは平均で4000万ー4500万ドル(約43億-49億円)に上るという。
ファーウェイの米国在勤広報担当、ロブ・マンフレド氏に取材を試みたが現時点で返答は得られていない。
香港国家安全法が施行 「一国二制度」が形骸化、歴史的な岐路に
2020年07月01日
中国の立法機関、全国人民代表大会(全人代)常務委員会は30日に開いた会議で香港に導入する「香港国家安全維持法」を全会一致で可決・成立させた。習近平(しゅう・きんぺい)国家主席が公布。香港政府は同日午後11時(日本時間7月1日午前0時)に施行した。英国から中国に香港の主権が返還されて23年となる7月1日に合わせた形だ。高度な自治を返還後50年間にわたって保障した「一国二制度」が形骸化されることになり、香港は歴史的な岐路に立った。 【図でみる】「香港国家安全維持法」の仕組み トランプ米政権が新たな対抗措置を表明するなど、欧米各国は香港への統制を強める中国を批判している。習指導部が可決を強行したことで、米国や欧州などとの対立がさらに激化することは避けられない情勢となっている。 香港の林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は6月30日夕の声明で、香港での施行に向けて手続きを急ぐと表明していた。 香港の公共放送RTHK(電子版)によると、全人代常務委で唯一の香港選出委員である譚耀宗(たん・ようそう)氏は30日の会議終了後、取材に対し、同法が定めた刑罰に「死刑はない」と答えた。最高刑は終身刑になるというが、事前に伝えられていた禁錮10年よりも大幅に厳罰化されている。香港紙の星島日報(電子版)によると、香港民主派を念頭に置き、対中制裁を外国に働き掛けることが処罰の対象になると明確化された。 法案の概要によると、香港において国家の分裂や政権の転覆、テロ活動、海外勢力と結びついて国家の安全に危害を加える行為を処罰するのが柱だ。治安維持の出先機関「国家安全維持公署」も香港に新設する。 全人代は5月下旬、香港での抗議デモの取り締まりを狙い、国家安全法制の香港への導入を決めた。全人代の常務委会議は、通常2カ月に1度のペースで開くと定められているが、今回は6月中に2度も開くという異例のスピード審議で可決へとこぎつけた。 香港では立法会(議会)選挙が今年9月6日に行われる予定で、選挙活動が始まる前に同法施行を習指導部が急いだとの指摘がある。
香港の民主派団体「デモシスト」解散を宣言。周庭さんや黄之鋒さんが離脱表明「また街頭で会いましょう」
2020年07月01日
香港の民主派団体「デモシスト(香港衆志)」は6月30日、複数のメンバーが離脱したことから、団体自体を解散することを明らかにした。 「デモシスト」は、香港への“愛国教育”導入反対をきっかけに作られた学生組織「学民思潮」のリーダー・黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さんらが2016年に設立。2019年の逃亡犯条例改正案の反対デモなどで積極的な情報発信を続けてきた。 しかし、6月30日に、北京で開かれている全人代常務委員会で香港版の「国家安全法」が可決。黄之鋒さんや、日本語での情報発信で知られる周庭(アグネス・チョウ)さんらが相次いで離脱を表明していた。 デモシストは公式Facebookで離脱表明したメンバーについて「各個人の選択と意向を尊重し、彼らの過去数年にわたる貢献に感謝します」とし、離脱手続きを行ったと明かした。 そのうえで、「運営を続けるのは難しく、さらにより機動的に抗議行動を続けるために、解散し一切の活動を停止することを表明します」と解散を宣言。メンバーたちは無数の抗議者の一人として「デモシストの経験をいかして、状況を変える可能性を追い続けます」とした。 最後には「同じ道をゆけば、必ずまた会える。香港人、街頭でまた会いましょう」と結んだ。
中国、人口抑制でウイグル人に不妊強制か 報告書
2020年07月01日
中国当局が新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の人口抑制策として、ウイグル人など少数民族の女性に対し不妊手術を強制しているとする報告書が29日、発表された。国際社会からは直ちに非難の声が巻き起こっている。 【写真】中国国歌斉唱に豚のみの食事、イスラム教徒が語るウイグル強制収容所 報告書は、新疆ウイグル自治区での中国当局の政策を告発してきたドイツ人研究者エイドリアン・ゼンツ(Adrian Zenz)氏が、現地の公式データや政策文書、少数民族の女性への聞き取り調査に基づいてまとめたもの。中国はその内容を事実無根と批判。米国のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官は、報告書が指摘する政策の即時廃止を要求した。 報告書によると、当局はウイグル人などの少数民族の女性に対し、既定の人数を超えた妊娠の中絶を拒否した場合、罰則として再教育施設への強制収容を科すと警告。さらに、子どもの数が中国で法的に許可されている2人に達していない女性に対しても子宮内避妊具(IUD)の装着を強制しているとされる。聞き取りに応じた女性の中には、不妊手術を強要された人もいたという。 報告書ではまた、新疆ウイグル自治区で公式に記録された不妊手術の施術率が2016年に急増し、全国水準を超えたと指摘。2017年から2018年にかけ、同自治区の少数民族が多数を占める県での人口増加が、漢民族が多数を占める県の人口増加の平均を下回ったとした。
インド、TikTokなど中国のアプリ禁止 軍衝突で緊張高まる
2020年07月01日
インド政府は29日、中国企業などが提供する59のモバイルアプリを禁止すると発表した。 中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する「TikTok(ティックトック)」や、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」などが対象。 インドと中国は今月、国境付近の係争地で軍が衝突。対立が続いている。 インド電子・情報技術省は、アプリ禁止の理由を「インドの主権、保全、国防、治安、社会秩序に悪影響を及ぼすため」と説明している。 グーグルとアップルは政府の指示に従い、基本ソフト「アンドロイド」「iOS」のアプリストアから禁止対象となったアプリを削除する必要がある。 今回の措置は、インドに多額の投資をしているバイトダンスなどにとって大きな障壁となる。バイトダンスはインドへの10億ドルの投資やデータセンターの開設を計画していたほか、インドでの雇用も拡大していた。 アプリ分析会社センサー・タワーの4月のリポートによると、TikTokのインドでのダウンロード数は6億1100万回で、全体の30.3%を占める。 テンセントのウィーチャットも、グーグルのアンドロイド上で1億回以上ダウンロードされている。 その他、アリババ<BABA.N>の「UCブラウザー」や小米(シャオミ)<1810.HK>のアプリ2つも禁止対象となった。 グーグルは、政府の指示を待っているとコメント。アップルは、コメント要請に応じていない。バイトダンスのコメントは取れていない。 インドの法律事務所リンク・リーガルのパートナーは「今回の措置は、政府が中国企業に最も手早く、最も強力に経済的な圧力をかけられる手段だ」と述べた。 インドでは、安価な輸入品の流入で以前から中国に対する反感がくすぶっていたが、国境付近での衝突を受け、反中感情がさらに高まっており、中国製品のボイコットを呼び掛ける動きが出ている。 関係筋によると、アップルやシスコ、デルなどの製品が入った中国からのコンテナも、港湾で足止めされている。中国との国境係争地での軍事衝突を背景に、インドが主要港で中国からの輸入製品に対する通関手続きを停止しているという。
消毒液転売容疑で書類送検、全国初
2020年07月01日
愛知県警は1日、消毒用アルコールを仕入れ値より高い価格で販売したとして、国民生活安定緊急措置法違反の疑いで、名古屋市中村区の無職の女性(36)を書類送検した。県警によると、消毒液の転売容疑の摘発は全国初。
米連邦通信委、ファーウェイとZTEを安全保障上の脅威に指定
2020年07月01日
米連邦通信委員会(FCC)は6月30日、華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)を米国の国家安全保障上の脅威に指定した。米国市場から両社を排除しようとする動きだが、米国の地方の小規模通信事業者は低価格で提供する両社のネットワーク機器に依存している。
FCCは発表資料で、この指定により、連邦政府の補助金をファーウェイやZTE製の機器購入やメンテナンスに充てることができなくなると説明。連邦補助金は地方の小規模通信事業者の多くが利用している。
パイ委員長はツイッターで「ファーウェイとZTEはいずれも中国共産党や同国軍部と密接なつながりがある」と指摘し、「FCCは明確なメッセージを伝えている。米国政府と特にFCCにおいては、中国共産党が米国の通信網の弱さにつけこむことを容認できないし、今後も認めない」と明言した。
通商や新型コロナウイルス、安全保障上の問題などを巡り米中間の緊張が高まる中、FCCは中国企業に対して一段と厳しい調査を行ってきた。昨年には中国の通信事業者チャイナ・モバイル(中国移動)の米市場参入を認めないことを決めた。
米FCC、チャイナモバイルの米参入申請を却下-他の中国企業も調査
加入者数が10万人未満の通信事業者が加盟するルーラル・ワイヤレス・アソシエーションの法務顧問キャリー・ベネット氏はインタビューで、今回の指定により、保守や部品交換に補助金を使用できなくなる小規模事業者がネットワークの一部閉鎖すれば、サービスに影響が出ると指摘。事業者には「通信網を維持する資金がない」と述べた。
FCCの昨年の推計では、地方の通信事業者で補助金を利用してファーウェイやZTEの機器を使用しているのは40社前後で、機器の交換コストは平均で4000万ー4500万ドル(約43億-49億円)に上るという。
ファーウェイの米国在勤広報担当、ロブ・マンフレド氏に取材を試みたが現時点で返答は得られていない。
ブラジル、新型コロナで800万人近くが失職 就業率5割切る
2020年07月01日
サンパウロ(CNN) 新型コロナウイルス感染拡大が続く南米ブラジルで、今年3~5月に職を失った人は過去最多の800万人近くに上ることが分かった。 ブラジルの地理統計院(IBGE)が30日に発表した統計によると、3~5月に新たに失業した人は780万人。このうち580万人が零細事業や家内労働などの非公式部門に集中していた。 5月末の時点で、法律上就労が認められる14歳以上の人口に占める就業者の割合は、集計が始まった2012年以来初めて50%を割り、49.5%となった。 雇用者数は8590万人と、昨年の同じ時期より8.3%減少。5月末時点の失業率は12.3%、失業者数は1270万人と、18年3~5月期以来の水準に落ち込んだ。 同国の今年の国内総生産(GDP)について、ブラジル中央銀行は6.4%、国際通貨基金(IMF)は9.1%のマイナス成長になるとの見通しを示す。 同国の新型ウイルス感染者は米国に次いで世界で2番目に多く、連日急激に増加し続けている。
4カ月ぶりにサイゼリヤに行ったら「ピザは12時に」…全盲の女性への“神対応”に称賛の声 その理由とは
2020年07月01日
「クロックポジション」という言葉をご存知でしょうか。目が不自由な人でもテーブルの上の物の位置などが把握できるよう、どこに何があるのかを時計の短針にたとえて知らせる方法です。近年、ドラマや映画などで描かれているとはいえ、実社会ではまだまだ…。そんな中、サイゼリヤを訪れたある全盲の女性への“神対応”が、ネット上で感動を呼んでいます。 【図】時計の短針の位置で場所を説明…クロックポジションとはこんな方法です ◆ピザは12時、サラダは3時… ツイッターユーザーのさくらsan(@sakura0221tea)さんが今月29日、4か月ぶりに訪れたサイゼリヤでの一コマ。「嬉しくてお料理たくさん注文しちゃったんだけど、料理を運んできてくれた大学生くらいの男の店員さんが、[ピザは12じ、サラダは 3じ、チョリソーは10じ方向に置きますね]って説明してくれて、もう、感動しすぎて涙出そうでした」とツイートしたところ、瞬く間に拡散され、丸1日もたたないうちに7.5万リツイート、38.8万いいねを集めています。 リプライ欄には「時計に例えれば分かりやすいんですね」「気配りができるってこういうことだと思う」「まさに言葉で表すバリアフリー」といった称賛の声のほか、さくらsanさんが全盲でもツイッターを駆使していることへの驚きや、日常生活、嬉しい配慮は―といった質問も相次ぎました。 ――どんな状況だったのでしょう? 「お店には主人と娘の3人、家族で行ったのですが、店員さんには特別こちらから何かを伝えたわけではありませんが、入店した時に白杖(視覚障害者が使う白い杖)をついていたので、たぶん気付かれたのだと思います。あまりにも自然な説明でびっくりして…。お若い方でしたし、きっと、例え知識として知っていたとしても、実践するには勇気がいったでしょうに。本当にうれしくて、サイゼリヤさんにお礼のメールを送ってしまいました(笑)」 サイゼリヤ広報室によると、同社には視覚障害の来店者への「接客ガイド」を作っており、その中に禁止事項や注意事項とともに、クロックポジションについても触れられているといいます。店員は必ず目を通すといい、「お客様に大変喜んで頂きまして、大変うれしく思います」(担当者)とも。 ◆料理が来たと気づかず「食べるか触るかしないと場所が分からない」ことも さくらsanさんは、先天性弱視でしたが8年ほど前に緑内障が進行し、全盲になったそうです。まだ視力があるころには理学療法士の資格も取得し、全盲になってからもしばらく働いていました。今は主婦をしており「一人で慣れた場所を歩いたり、音声読み上げ機能を使ってiPhoneを使ったりできるようになりましたが、初めは訓練を受けて一つ一つできることを増やしてきました。それでも、誰かの手を借りなければ困ることもたくさんあります」と話します。 これまでもクロックポジションで説明されたこともたまにあるそうですが、「今回のような年頃の方にそういう心配りは受けたことがなかったので感動して…」とさくらsanさん。逆に困った経験としては、「視覚障害者同士で居酒屋などに行ったとき、まとめて注文した料理を次々にテーブルに置かれてしまい、食べるか触るかしないと確認できなかったり、黙って置いて行かれたためお料理が運ばれてきていることにも気付かなかったりしたときもありました」とも。「例えば食事なら、お料理や飲み物を運んできたとき、それが何か▽どこに置くのか―や、背が高くて不安定な入れ物、火傷をする可能性のある鉄板なども伝えてもらえたら、安心して楽しく食事ができると思います」と話します。 普段の生活ではiPhoneのボイスオーバーという読み上げ機能を駆使してインターネットで買い物をしたり、SNSで友達とつながっているといい「実際に街へ出かけて買い物をしたり、自由に好きな時に人に会いに行ったりすることがしにくい視覚障害者にとって、今や欠かせない存在です。技術もだんだん進歩していますし、是非、こういう機能があるということを、たくさんの方に知っていただきたいです」とさくらsanさん。 「まさか、これほど反響を頂けるとは思ってもいませんでした」と驚きつつ「関心をもって頂けたり、参考になったと言ってくださったり、心の暖かい方がとても多くて嬉しくなりました。そして、私たち当事者が正しい情報を伝えていくことで、もっとみんなが暮らしやすい社会になるんだろうなと感じました。本当にありがとうございます」と話してくれました。
