いまだ固まらない「勝利の方程式」ソフトバンクに暗雲 豪腕の配置転換も
2021年03月14日
福岡ソフトバンクの工藤公康監督(57)が13日、杉山一樹投手(23)をリリーフに回す可能性を示した。救援陣は守護神の森こそ順調ながら、昨季の最優秀中継ぎ投手モイネロと完全復活を期する岩崎の調整が遅れており「勝利の方程式」は固まっていない。今後の状況を冷静に見極めながらではあるが、開幕ローテーション争いに加わっていた剛腕の配置転換も視野に入れ、対策を施していく方針だ。 【写真】工藤監督から指導を受ける杉山 オープン戦のヤクルト戦は雨天中止に。ナインは神宮球場に隣接する室内練習場で汗を流して、14日のロッテ戦に備えた。選手にとってしばしの休息となったが、工藤監督に休む時間はない。開幕に向けて戦力を整えるべく、頭をフル回転させている。 悩みの一つが、昨季12球団唯一の2点台となる防御率2・60を記録した救援陣。開幕時の「勝利の方程式」について、工藤監督は浮上中のプランを明かした。「確定ではない」と前置きをした上で「杉山君は1イニングの球威を考えれば後ろの方でという考え方もある」。春季キャンプから開幕ローテーション争いを繰り広げた右腕を救援に回すことを示唆した。 開幕ローテーションは決定済みの石川、高橋礼、和田に加え「ここまで順調にいっている」と指揮官も認める笠谷と武田も決定的。工藤監督は両ふくらはぎの不調を経て12日の2軍戦で実戦登板した千賀を入れないことも明言しており、残り1枠を大竹や二保らが争う構図だ。 一方で救援陣は森が登板を重ねる一方、工藤監督はモイネロと岩崎の調整遅れを懸念。昨季救援で11試合に登板した球威抜群の杉山の起用が浮上した。「モイネロと岩崎の状態をしっかりと見極めていかなければいけない。万が一(開幕に)間に合わないとなれば(杉山に)後ろもやってもらわないといけない」 5日の阪神戦で右肘の違和感を訴えた後試合から遠ざかっている岩崎は、13日に神宮室内練習場ブルペンの傾斜を使った強めのキャッチボールなどを実施。早期の実戦登板を目指す。モイネロはコロナ禍で来日が遅れた影響から、ここまで実戦登板ゼロ。東京遠征には参加せず福岡で調整しており、16日以降のオープン戦ラスト5試合などでの登板を見据えている。 工藤監督は「最高を求めるが、そうならない場合も考えないといけない」と話すように、ぎりぎりまで2人の状態を見定める意向だ。万全の危機管理を施しながら「3・26」に向かう。
米下院、200兆円コロナ対策可決 「1人15万円」12日成立へ
2021年03月11日
米議会下院は10日、上院が一部修正して可決した新型コロナウイルス危機に対処する1兆9000億ドル(約200兆円)規模の追加経済対策法案について、賛成220、反対211で再可決した。 【図解】米雇用統計の推移 バイデン大統領が12日に署名、法が成立する。 追加対策は1月のバイデン政権発足後、第1弾の大型財政措置となる。コロナ危機を受けた政府支出は総額約6兆ドルと米経済規模の3割に迫り、景気過熱への警戒感も強い。ただ政権は、財政支援で雇用の早期回復を後押しする考えだ。 バイデン氏は10日、ホワイトハウスでのイベントで、「追加対策(法案可決)は米国民の勝利を示すものだ」と意義を強調した。 追加対策は1人最大1400ドル(約15万円)の現金給付が柱。3度目の給付で、月内に対象世帯に配布し始める計画。失業給付については週300ドルを上乗せし、9月上旬まで延長する。ワクチン普及支援資金も含めた。
メーガン妃酷評で苦情4万1000件、英TV司会者が番組降板
2021年03月11日
英王室との確執を告白したメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)を酷評したテレビ司会者ピアーズ・モーガン(Piers Morgan)氏に4万1000件を超える苦情が殺到し、9日に番組を降板することになった。 【図解】英王室のスキャンダル 英ITVは、モーガン氏が朝番組「グッドモーニング・ブリテン(Good Morning Britain)」の降板を決断したと発表した。 米CNNの司会者だったモーガン氏は、かつてメーガン妃と交流していた。しかし、ヘンリー王子(Prince Harry)に出会った妃に関係を断たれて以来、妃に対するあからさまな批判を展開。王子夫妻がオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏のインタビューで英王室離脱に至った確執を語ってからは、さらに激しい口撃を繰り広げていた。 「もう生きていたくないと思った」というメーガン妃の発言にモーガン氏が信じられないとコメントすると、英情報通信庁(オフコム、Ofcom)に1日で4万1000件以上の苦情が殺到した
戻れない古里 今も4万1241人が避難 東日本大震災10年
2021年03月11日
死者・行方不明者2万2200人に上る戦後最大の自然災害となった東日本大震災は11日、10年の節目を迎えた。津波に襲われた岩手、宮城両県の沿岸部には災害に強い新たなまちが生まれた。福島県では東京電力福島第1原発事故による避難指示の解除が進んだが、帰還できない土地が残る。 【東日本大震災定点写真・歩みつづけて】 今も避難する人が全国に4万1241人いる一方、被災42市町村の人口は10年前に比べて4・3%減った。人が戻れない、戻らない被災地は、10年の歳月を経てもなお復興が途上である現実を突きつけている。 2011年3月11日午後2時46分に三陸沖を震源とする国内観測史上最大となるマグニチュード9・0の巨大地震が大地を揺らした。高さ30メートルを超える大津波が押し寄せ、人々の命とまちをのみ込んだ。 警察庁の10日時点のまとめなどによると、死者1万5900人、行方不明者2525人。その範囲は12都道県に及ぶ。全半壊した家屋は40万5161棟。原発事故によって今も人が住めない地域は、福島県の7市町村337平方キロ。復興庁などによると、避難生活の末に衰弱したり自殺したりした関連死は3775人に達している。
総務省、少なすぎる会食の届け出 「接待隠し」が横行か
2021年03月11日
総務省幹部が所管する通信・放送分野の東北新社とNTTから高額な接待を受けていた問題で、民間の所管業界を受け持つ他省庁に比べ、総務省は利害関係者との会食の届け出がかなり少ないことが内閣人事局の資料でわかった。意図的に届け出をしない「接待隠し」があった疑いもある。 【写真】ツイッターのプロフィル欄には「役人だけど堅くないっす」。接待問題をめぐり、総務審議官を更迭された谷脇康彦氏は、省内では「ミスター携帯」「異能の存在」などと言われていた。 国家公務員倫理法にもとづく倫理規程では、利害関係者が飲食費を負担する接待を禁じているほか、1人1万円超の利害関係者との会食は割り勘であっても事前に届け出る必要がある。 主な省庁の直近5年間(2015~19年度)の届け出数をみると、最多の農林水産省が計413件、次いで多い経済産業省は計350件だった。 件数の多さは、農林水産業や製造・流通業など所管業界の実態把握が政策遂行で重視されるからだ。農水省は「生産者の声を政策に反映するため、会食回数は多い」(担当者)としつつ、同省でも鶏卵業者による幹部接待が発覚したことから「ルールに従って襟を正したい」。18年度以降に年100件超と激増した経産省は「意見交換は萎縮せず積極的にし、届け出も徹底させている」(担当者)という。 金融庁では、90年代の旧大蔵省の接待汚職によって倫理法令ができた経緯もあり、検査・監督の担当部局の全職員にとって金融機関側が利害関係者にあたると内規で定める。担当者は「過去の苦い経験を踏まえ、金融機関との接触には気を使っている」と話す。 一方、総務省は過去5年で8件。17年度は1件で、18~19年度はゼロだ。届け出数の少なさに「え、本当?」と驚く他省の人事担当者もいた。財務省や国家公安委員会より下回るが、発覚した接待だけでも、実態にそぐわないのは明白だ。 東北新社の接待では、約40件のうち半数超が1人1万円を超えた。NTT側の接待は4回すべてが1万円超だが、どれも届け出はなかった。届け出がゼロの18~19年度にも、山田真貴子・前内閣広報官(元総務審議官)が東北新社から7万円超、谷脇康彦・前総務審議官がNTT側から2回、計8万円近い接待を受けるなど、多数の接待が確認されている
野田、高市氏にもNTT接待報道 総務相当時、規範抵触か
2021年03月11日
文春オンラインは10日、NTTの澤田純社長らが、総務相在任当時の野田聖子・自民党幹事長代行や高市早苗衆院議員を接待していたと報じた。事実なら、接待問題は官僚から政治家に拡大することになる。国務大臣規範は、関係業者から供応接待を受けることなどを禁じている。高市氏は自身のホームページで接待は受けていないと反論した。 NTT、特別調査委を設置 総務省接待の実態究明へ
野田氏は2017年11月と18年3月の2回、それぞれ立川敬二元NTTドコモ社長、村尾和俊NTT西日本社長(当時)から接待を受けたとされる。高市氏を接待したのは澤田氏で、19年12月と20年9月の2回と報じられた。
藤井聡太王位・棋聖、全勝でB級1組に昇級 公式戦16連勝で年度勝率も.843に 1局残し史上初「4年連続勝率8割」決定
2021年03月11日
将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が3月10日、順位戦B級2組の11回戦(最終戦)で中村太地七段(32)に127手で勝利し、10戦全勝で今期の順位戦を終えた。全勝での昇級は2年連続3度目。年をまたいでも継続している連勝は「16」まで伸び、年度勝率は.8431まで上昇した。 【動画】16連勝を決めた一局 2020年度はタイトルを2つ、全棋士参加棋戦も2回優勝と、29連勝したデビュー年度以上に充実した1年を送っている藤井王位・棋聖だが、その勢いはさらに増すばかりだ。本局では、タイトル経験もある実力者・中村七段と、相掛かりの一局を選択。序盤から積極的に持ち時間を使うと、互角の中盤を経由。終盤では中村七段の攻めをしっかり受け止めてから、確実にリードを拡大した。中継していたABEMAの解説陣も「いつの間にか差がついていた」と表現するほど、自然な流れの中で一気に勝負をつけた。なお、順位戦としては21連勝、通算39勝1敗というパーフェクトに近い成績で、自身の昇級に華を添える形となった。 対局後、藤井王位・棋聖は「相掛かりにするのは予定でした。(長考は)少し珍しい序盤になって、どういう風に組んでいくべきか難しいと思っていました」と振り返ると、「序盤はあまり思わしい展開じゃないと思っていましたが、中盤からは勝負をかけようと。うまく粘られて決めきれない状況が続きました」と語った。全勝での昇級については「最終局は来期にもつながると思っていたので、いい形で終えられました。来期も1局1局、全力を尽くしたいです」と、来期への思いも口にした。 1月末に通っていた高校を自主退学したが、より将棋に集中する環境が整ったのか、昨年末から続く連勝は「16」まで続いた。デビュー直後の29連勝よりも、対戦相手のレベルははるかに高くなっているだけに、同等もしくはそれ以上の活躍ぶりと言える。また、年度勝率.8431まで上昇。今年度の残り対局は、23日に行われる竜王戦2組ランキング戦の準決勝、松尾歩八段(40)戦で、史上初の「4年連続勝率8割」は確定、勝てばこれも史上初の「2度目の勝率.840以上」にもなる。
18日にも解除是非 判断へ 1都3県 緊急事態宣言
2021年03月11日
8日から再び延長された首都圏1都3県の緊急事態宣言について、政府が、18日にも解除の是非を判断する方向で、調整していることがわかった。 政府関係者によると、21日に再延長の期限を迎える1都3県の緊急事態宣言について、政府は18日にも、解除の是非を諮問委員会に諮る方向で調整している。 政府は、首都圏の病床使用率などが改善されれば、21日の全面解除を目指したい考え。 ただ、感染者数が増加傾向に転じれば、解除の判断が難しくなるという意見があるほか、変異ウイルスへの懸念もあり、今後の動向を慎重に見極める方針。
被災時に「救ってくれた」自衛隊にあこがれた少年の今【3・11東日本大震災10年…】
2021年03月11日
新潟県新発田市にある陸上自衛隊第30普通科連隊(新発田駐屯地)に所属する中山裕晧(ひろあき)さん(20)は、小学校5年生だった10歳当時、福島県いわき市で被災した。地震、津波、原発事故。不自由な暮らしを強いられていた少年は、被災地支援で現地に派遣されてきた陸上自衛隊との出会いによって自身の進むべき道を決めた。入隊2年目、夢を実現させて自衛隊員となり、初の災害派遣も経験した中山さんが震災から10年の思いを語った。 【写真】悲惨…羽生結弦が「遠いけど近い存在」と語る原点の場所 昨年12月、中山さんは入隊後初めて災害派遣の現場に立った。記録的な大雪のため新潟県の関越自動車道で1000台もの車が立ち往生。身動きの取れないドライバーに水や食料、毛布などの救援物資を配布し安否確認などの任務に携わった。 「状況が明確に分からない中での作業で自分自身に不安がありました。正直、心の余裕がなかったです」。東日本大震災当時、優しく声をかけてくれた自衛隊員の笑顔を思い起こし意識はしたものの、同じように対応するのは難しかった。 初めて自衛隊を知ったのは10年前だった。あの日、小学5年生の中山さんは学校で強烈な揺れに襲われた。津波は沿岸部の町に押し寄せてきた。普段めったに降らない雪が降りしきる中、校庭で過ごした記憶は深く心に刻まれている。 家を失った同級生もいた。景色も日々の暮らしも一変した。断水が続く中、貴重な水を積み込んだ給水車両と共にやってきたのが自衛隊だった。「毎日水をもらいに行くと、笑顔で声をかけてくれました。皆さんの存在は大きく、不安な気持ちから救ってくれるものでした」 保育園の頃、救急車が好きで「救急救命士」を夢見ていた少年は、初めて出会った自衛隊にあこがれを抱く。朝起きたら給水所に行って手伝いをすることが日課になり、重いポリタンクをお年寄りに代わって運ぶ隊員の行動をまねた。喜ばれるのはうれしかった。 鳥取からの派遣部隊の活動は6月で終わり、最後に中山さんら、地元の少年野球チームとの交流試合が行われた。「なかなか野球ができない日々が続いた時でした。みんな笑顔だったのを覚えています」。あこがれの人たちと大好きな野球に没頭した1日は忘れられない思い出だ。 隊員への感謝、自衛隊に入るという夢。中山さんは夏休みの作文に思いを記した。作文は関係者によって派遣部隊に届けられ、今度はお礼の手紙が戻ってきた。「さらに入りたいと思うようになりました」。高校でも野球を続けていた中山さんには、大学から入部の誘いがあったが、気持ちは揺らがなかった。 入隊2年。自身も災害派遣を経験し、過酷な被災地で活動した先輩たちの強さを知った。「10年前、自分たちもつらかったですけど、家族と離れて来てくださった方たちもつらかったと思うんです。それでも笑顔で迎えてくれた。尊敬する存在だと感じます。感謝を伝えたいです」。 3・11以降も自然災害は世界規模で多発している。いわき市は昨年10月、台風で大きな被害を受け、2月13日には最大震度6強の福島沖地震もあった。「今過ごしている平穏な日々が、実は当たり前にあるわけではない。災害は一瞬にして日常を変えます」。故郷を変えたあの日を思う。 不測の事態に備えるため、今は訓練に励む毎日だ。冬場は荷物を担ぎスキーを用いた機動訓練に取り組んでいる。「今よりもっと被災された方の気持ちに寄り添うことができる心や技術、経験を積んでいきたいです」。夢を実現させたこれからが始まりなのだ。 「自衛隊になるにはどうしたらいいですか?」。10年前の問いかけに隊員の一人は教えてくれた。「強く優しくなければならない」。中山さんは、その言葉をずっと心に持ち続けている。
東日本大震災の発生から10年、思いを書きませんか
2021年03月11日
岩手、宮城、福島の3県を中心に大きな被害を出した東日本大震災の発生から3月11日で丸10年となりました。 東日本大震災が起きたあの日、あなたはどんな風に過ごしていましたか? あれから10年、どんな風に過ごしてきましたか? 誰かに伝えたい思いはありますか? 復興のためにあなたがしたいことはありますか? 追悼式に参加できなくても、インターネット上で思いを共有しませんか? 東日本大震災に対するあなたの思いを、この記事のコメント欄にぜひ書いてください。
