沖縄県に緊急事態宣言発令の方向 政府
2021年05月20日
政府が沖縄県に緊急事態宣言を発令する方向で調整に入ったことが、20日、政府関係者への取材でわかった。 菅首相は午後に関係閣僚と対応を協議したうえで、21日にも政府対策本部を開催し、方針を決定する見通し
異論唱えたら次々排除、「身内」で分担か 署名偽造事件
2021年05月20日
愛知県の大村秀章知事へのリコール署名偽造事件は、刑事告発から約3カ月で運動団体事務局長の田中孝博容疑者(59)ら4人が逮捕される事態となった。県選挙管理委員会の調査で無効の疑いが生じたのは36万筆超にのぼるが、その2倍近い署名が佐賀市内で作成されたと証言する関係者もいる。県警は大量の署名が組織的につくられた経緯について調べている。 【画像】頭にタオル巻いた事務局長、右手の指5本を使って…関係者は見た 「ぼくらは素人。だから過程を全部見せる。透明です」。運動団体会長で美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は、風通しの良い組織だと強調してきた。 だが、そう見ていない関係者も多い。運営の混乱で署名収集が滞り始めると、田中容疑者らは「妨害工作」を受けていると口にするようになった。異論を唱えた請求代表者やボランティアらを次々と排除。応援団として参加していた河村たかし・名古屋市長の周辺者も遠ざけられたという。 そうした中、渡辺美智代容疑者(54)は会計担当として事務局を切り盛りした。孝博容疑者が支部長を務めていた日本維新の会の衆院愛知5区支部の会計責任者でもあり、いわば「身内」だった。 関係者によると、妻のなおみ容疑者(58)と次男の雅人容疑者(28)は、ひんぱんに事務局に出入りしていた。雅人容疑者は有給の運転手を務め、高須院長や孝博容疑者が街頭で署名集めをする際には交通整理をしたという。 事件をめぐっては、佐賀市内で昨年10月20~31日に多数のアルバイトにより署名簿が書き写されたことがわかっている。関係者によると、これに先立ち、愛知から佐賀に大量の署名用紙などが送られた。雅人容疑者となおみ容疑者がワンボックスカーで運んだという。11月上旬までに数回に分けて相当な量が愛知に戻され、指印が押されたり、廃棄されたりしたという。
火災保険料、来年度にも値上げへ 契約期間は5年に短縮
2021年05月20日
住宅向け火災保険料が、来年度にも再び値上げされる見通しだ。自然災害が相次ぎ、保険金の支払額が膨らんでいるため。関係者によると、損害保険各社が保険料を決める目安となる「参考純率」が、1割ほど引き上げられる見込みだ。 【画像】火災保険の値上げは「不可避」 三井住友海上の船曳社長 業界団体の損害保険料率算出機構が週内に会合を開き、新たな参考純率を固める。金融庁の審査後に正式発表する。機構は保険金の支払い実績などを踏まえ、参考純率が適正かを毎年検証している。最近では2019年10月に全国平均で4・9%上げており、この改定を受けて大手損保は今年1月に火災保険料を6~8%ほど値上げした。 また、今は最長10年の火災保険の契約期間を、5年に縮めることも決める見通し。短縮して保険料の値上がり分を反映しやすくする。大手損保は2015年、火災保険の最長契約期間を住宅ローンの期間にあわせた36年から10年に縮めていた。
イスラエルとハマス、なぜ交戦?
2021年05月18日
イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによる交戦開始から17日で1週間たった。国際社会では停戦を求める声が日増しに強まるが、情勢はエスカレートの一途をたどっている。 【図解】エルサレム旧市街 ―交戦のきっかけは? ハマスが10日、エルサレムの方向にロケット弾を発射したのが直接の引き金だ。東エルサレムのイスラム教聖地にある「アルアクサ・モスク」ではこの日、パレスチナ人との衝突が続く中、イスラエルの警官隊が敷地内に突入した。ハマスは「エルサレムの聖地保護」を訴えてこれに反発した。イスラエル軍はロケット弾への報復として、ガザでの空爆作戦を開始した。 ―なぜガザのハマスが介入? パレスチナ人が暮らすパレスチナ自治区や東エルサレムでは5月22日に15年ぶりの評議会(議会)選挙が行われる予定だった。しかし、アッバス自治政府議長が4月30日、イスラエルが東エルサレムでの投票を認めないことを理由に挙げ、無期限で延期してしまった。ハマスは政敵のアッバス氏の決定に多くの人々が失望する中、存在感を示すことで自治区内外での支持拡大を図ったとみられる。 ―ハマスはテロ組織なのに人々が支持? イスラエルはエルサレムを「東西不可分の首都」(ネタニヤフ首相)と位置付け、東エルサレムでは長年暮らしてきたパレスチナ人が当局の措置で自宅からの立ち退きを余儀なくされる一方、ユダヤ人入植地が次々と建設されている。イスラム教徒が多いパレスチナ人の間では、当局が「エルサレムのユダヤ化」を進めているという懸念が強い。それ故に、ハマスをテロ組織と見なすかどうかは別にして、「聖地の保護」という主張には一定の説得力があると考えられる。 ―イスラエルが一方的に悪いの? 決してそうではない。聖地での衝突をめぐっては、パレスチナ人の一部が投石や花火で治安部隊を挑発するなどしており、イスラエル当局は「ハマスが扇動した」と見なしている。また、理由は何であれ、ロケット弾発射は明白な敵対行為で、イスラエル市民が重大な危険にさらされる。イスラエル政府が「自衛権」を主張するのも一理ある。 ただ、ハマスとは関係が薄いヨルダン川西岸のパレスチナ人や、イスラエル国内のアラブ系住民の間でもデモや暴動が起きていることから分かるように、エルサレムの問題は極めて敏感だ。世界各国のイスラム教徒の反発も強い。イスラエルは今後、エルサレムの問題について「ユダヤ化」と受け止められないよう慎重に対応することが求められる
コロナ急増の台湾、経済は良好と強調 株価3%下落
2021年05月18日
台湾の蘇貞昌行政院長(首相)は17日、輸出受注の需要は旺盛で、生産活動も正常だとし、域内経済のファンダメンタルズは良好との認識を示した。その上で、必要であれば株式市場や外国為替市場の安定化に向け行動する用意があると表明した。 ただ、台湾株式市場の加権指数は3%下落して終了した。前週は12日に一時8%急落した。 台湾ではこれまで新型コロナウイルスの感染拡大がうまく抑制され、市民はほぼ正常な生活を送ってきたが、過去1週間に感染者が約400人も急増。15日には台北で警戒水準が引き上げられ、市民や金融市場の間で動揺が広がっている。 蘇氏はフェイスブックへの投稿で、パニックになったり、うわさを広めたりしないよう呼び掛けた。「域内経済のファンダメンタルズは良好だ。輸出受注需要は引き続き旺盛で、生産は正常に稼働している」と語った。 新型コロナ感染症の流行に伴う在宅勤務やオンライン学習の広がりで、台湾のテクノロジー製品への世界的な需要が拡大しており、輸出に依存する域内経済は好調となっている。 蘇氏はまた、株式・外為市場の動向を引き続き注視するよう関連部署に要請したことを明らかにし、当局は市場安定化に向けた措置を取る用意があると表明した。 メガ・インターナショナル・インベストメント・サービシズのアナリストは、株価がそれほど大きく下落していないのは良い兆候だとし、「パニックが起きていないことを示している」と述べた。 台北市と新北市の当局は17日、5月28日までは学校にオンライン授業を義務付けると発表した。 台湾の経済部(経済省)は職員1人が感染したと公表。建物全体の消毒作業を行っているとした。 台湾中銀は記者会見を対面から電話会議方式に切り替えると表明した。
記録的な早さの梅雨入り カギは偏西風 梅雨明けも早いの?
2021年05月18日
今年は例年になく梅雨入りが早い。本来なら5月はからりと晴れた爽やかな日が続くはずだが、東海以西は早くもじとじととした梅雨の季節に入った。中でも四国や近畿地方は観測史上最も早い梅雨入りだ。なぜこんなに早いのか。そして梅雨入りが早いと、梅雨明けも例年より早まるのだろうか。 【全国の梅雨入り、梅雨明け時期】 今年の梅雨入りは、四国(5月15日)と近畿(16日)がいずれも1951年に統計を取り始めてから最も早かった。九州南部(11日)と九州北部(15日)、中国(同)、東海(16日)もそれぞれ2番目の早さだった。沖縄、奄美以外は平年より20日前後も早く、季節が一気に進んだ印象だ。 気象庁によると、今年の梅雨入りが早いのは上空の偏西風が蛇行し、日本付近で平年より北を流れていることなどが要因という。 今年はインド洋付近の海面水温が高く、活発化した積乱雲群が偏西風を平年より北側に押し上げている。反動で偏西風は大陸では平年より南側、日本付近では逆に平年より北側を蛇行して流れている。偏西風が北側にずれたために干渉されにくくなった太平洋高気圧が勢力を強めて日本の西まで張り出し、梅雨前線を押し上げる格好となった。 では梅雨入りが早ければ、梅雨明けも早くなるのだろうか。過去の統計を見ると、九州北部で最も早い5月13日に梅雨入りした54年の梅雨明けは、平年より13日遅い8月1日で、2カ月半にわたる長梅雨により降水量は平年の梅雨時期より73%も多かった。梅雨入り最速の記録を更新した四国では、これまで最も早かったのが76年と91年の5月19日だったが、梅雨明けは平年より2~5日遅かった。 気象庁の担当者は「梅雨入りが早いからといって、梅雨明けも早くなるとは言えない。長梅雨になったり、5月のうちから大雨になったりする可能性もある。気象情報に注意してほしい」と呼びかける。 気象会社のウェザーニューズ(千葉市)は今後の梅雨入りについて、関東甲信と北陸は6月3日ごろ、東北南部は6月11日ごろ、東北北部は6月12日ごろと予想。来週は梅雨前線が南下する見通しで、関東より東では平年より少し早いか平年に近い梅雨入りとなりそうだ。ただ、梅雨前線の位置の予想は難しく、5月中に梅雨入りする可能性もあるという。
政府が入管難民法改正案取り下げ方針固める
2021年05月18日
政府は18日、入管難民法改正案を取り下げる方針を固めた。立憲民主党など野党の理解が得られないため。複数の政府、与党関係者が明らかにした。
今春大卒の就職率96% 過去2番目の下落幅、コロナで採用抑制 厚労・文科省
2021年05月18日
厚生労働省と文部科学省が18日まとめた2021年3月卒業の大学生の就職率(4月1日現在)は96.0%となり、前年同時期に比べ2.0ポイント低下した。1997年に調査を開始して以来、リーマン・ショック後の10年卒(3.9ポイント低下)に次ぐ過去2番目の下落幅を記録。新型コロナウイルス感染拡大が直撃した観光・航空業界などの企業が新卒採用を抑制し、希望する職種に就けない学生が増えた。 【図解】大卒就職率の推移 21年卒の就職活動は新型コロナ流行の時期と重なった。企業説明会の中止などで情報収集の機会が減り、内定獲得を目指す学生への影響が深刻化した。厚労省の担当者は、昨年10月時点の内定率(7.0ポイント低下の69.8%)と比べて減少幅が縮小し、一定の水準まで上昇したと評価しつつも、未就職のまま卒業した人には「きめ細かな支援を行いたい」と語った。
ファイザー製ワクチン、1か月冷蔵保管可能に EUが承認
2021年05月18日
欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は17日、米製薬大手ファイザー(Pfizer)と独製薬ベンチャーのビオンテック(BioNTech)が共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、最長1か月の冷蔵保管を承認した。EU域内のワクチン接種計画を加速させる決定となる。 【写真】フランスにあるファイザー製ワクチン保管用冷凍庫 EMAは、未開封ワクチンの2~8度での冷蔵保管が可能な期間を、これまでの5日間から最長31日間に延ばすと発表。「ワクチンの保管と扱いに関する柔軟性が高まったことで、EU加盟国のワクチン接種の計画と物流に大きな影響を与える見込みだ」している。 ファイザー製ワクチンには新型ウイルスに対する高い有効性があるものの、当初は超低温冷凍での保管が必要とされていたため、保管と輸送の難しさが普及の障害となっていた。だがEMAは3月、一般的な冷凍庫でも保管できるとの方針を発表。その後、5日間までの冷蔵保管も認めていた。 ビオンテックはEMAの決定について、同社が提供した新たな情報に基づくものだと説明している。
米「ワクチン接種でマスク不要」 NY中心地のマスク率は? 街の人の声は?
2021年05月17日
アメリカでは先月19日以降、16歳以上なら誰でも新型コロナウイルスのワクチン接種を受けられるようになり、接種数は順調に伸びてきた。
ただし1日ごとの接種数の伸びは4月半ばでピークを迎え、その後の接種の速度は落ちている。
集団免疫獲得のため、政府は独立記念日(7月4日)までに70%以上の人々が最低1回の接種をする目標を立て、特に若い層を対象にあの手この手で「ワクチン推進キャンペーン」を進めている。特典として無料のハンバーガー、ドーナツ、ビール、スポーツ試合や博物館などの入場券、有給時間休などがある。オハイオ州では、抽選で100万ドル(約1億円)を贈呈する事例も。
ニューヨーク市内でも試験的な取り組みとして12日から16日まで、指定駅に接種仮設会場が設置されている。面倒な予約が不要で、しかも1回の接種(J&J)で完了という手軽さがうけ、開始から2日で1100人以上が接種した。


地下鉄駅で接種した特典として、メトロカード(地下鉄7日間の乗り放題)などが配布されている。
- Updated: 会場の様子がわかる2分半のクリップをアップしました。→ 動画
これらに加え、「これも特典のうちか?」と囁かれているのが「マスク着用不要」の新指針だ。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は13日、接種を「完了」した人は、屋内外を問わず、マスクを着用しなくても良いと発表した。(例外:公共交通機関、飛行機、病院、刑務所。店内では店の方針に従う)
CDCは先月27日、接種完了者に「屋外」でのマスクは不要と発表していた。今回の新たな発表により、マスク不要な場所に「屋内」も追加された。
バイデン大統領も「ルールはシンプル。ワクチンを接種するか、接種するまでマスクをするかのどちらかだ」とツイート。
ニューヨーク州での接種状況は、少なくとも1回の接種をしたのは成人人口の61.4%、1回もしくは2回の接種を「完了」したのは51.5%(15日現在)。
これらの数字からも、CDCの新ガイドラインの発表以来、街の人々の半数はマスクを取り去るのではないかと筆者は思っていたが…。
銃撃事件から1週間、タイムズスクエアのいま
13日の「マスク不要」発表の翌日、市内の中心地タイムズスクエアに、様子を見に行った。
6日前に発砲事件が起き、3人が負傷した場所だが、この日(14日)は金曜日ということもあり、そんな大事件を払拭するほど、ものすごい人通りで活気に満ちていた。筆者は昨年3月、ロックダウンで誰もいない同所を歩いて寂しい気持ちになったものだが、あの記憶がすっかり消え去るほど、以前のような「混雑した賑やかな観光地」に戻っていた。


マスクは現時点で、まだ8割くらいの人が着用していた。マスクをしていない人の数も少しずつ増えてはいるものの、劇的に増えているようには見えない。

マスクを着用していない人の中には、すっかり「無防備状態」のような光景も。

ここで、人々に話を聞いてみた。
南部から旅行でやって来た60代の夫婦は、共に2回のワクチン接種を完了したが、この日もマスクを着用していた。「ダブルマスクとまではいかないけど、念のためこれまで通りマスクを着けています」。
別の女性も接種を完了したそうだが、マスクを着用していた。理由は同じく“念のため”。「接種していない人もまだ多いし、(電車や店の)隣合わせになった人が(接種済みか否か)わからないから」と答えた。
ゴリラ姿のジェイコブ・マーコさんは3月に最初の接種を受けて、すでに接種完了した。だが、まだマスクは着けている。理由は「新規感染数は依然と高いし、まだ(マスクを)取る(心の)準備ができていない。人々がマスクを取るまでに、もう少し時間がかかるだろう」。
ワクチンを打っていないが、マスクも着用していない人も少数ながらいた。
「インフルエンザの接種もしたことがない自分には、コロナワクチンも不要。日光に当たって免疫力を上げればワクチン同様の効果をもたらしてくれ病気になんてならないものさ」という意見や、マスク不要の新指針について「ワクチン接種者への特典のようにも受け取れるこの発表はいかがなものか。今後『ワクチンを接種していない=悪者』のような誤った見方や差別が生まれないことを祈る」という意見もあった。




またこの日の街の声としては上がってこなかったが、ほかにも「マスクを取らない理由」として、さまざまな意見が上がっている。
人々はこの辛い激変の1年間を乗り越え、マスクと共にあるニューノーマルに慣れ切ってしまったため、そう簡単に元に戻れないとする分析もある。市内に住む27歳の女性は、パンデミック以来初めてモールを訪れ、人の多さにショックを受け体が硬直したという。「人々は死、悲しみ、孤立、ストレス、不安、失業…を体験し、トラウマになっている」とヴァイス誌。
この女性でなくとも、マスクをする生活が1年以上に及ぶ今、久しぶりの外出先でコロナ前の日常風景を目にし「なんか変」という不思議な感覚に陥ることはよくある。マスクを取ってもいいよと急に言われても、今度は逆にその無防備さに戸惑うのだろう。
ワクチンの浸透と共に、少しずつ日常生活が戻り、人々の疲れた心の中も浄化されつつあるが、大多数の人が清々しい気持ちで「マスクはもういらない」という気持ちになるまで、もう少し時間がかかりそうだ。

