欧州で反ロックダウンのデモ、暴徒化で機動隊出動も
2021年11月23日
欧州で続く新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各国がロックダウン(都市封鎖)措置を再導入する動きに対して、大規模な抗議デモが相次いでいる。 【画像】ウィーンで行われたロックダウン反対のデモ オランダのハーグでは20日、デモが暴動に発展し、警察との衝突が起きた。現場の映像には、機動隊が放水砲で鎮圧を図る場面が映っている。 警察によれば、デモ隊は放火や器物損壊のほか、車を襲ったり警官に石や爆竹を投げ付けたりした。参加者19人が逮捕された。 この衝突で警官5人が負傷した。1人は脳振盪(しんとう)で病院へ運ばれ、2人が爆竹の大音響で耳に損傷を受けた。 同国は13日から3週間の部分的なロックダウンを開始。さらに今後、一部の建物などでワクチン未接種者の立ち入りを禁止する措置も予定している。 首都アムステルダムでは20日、数千人が平和的な行進で抗議した。 港湾都市ロッテルダムでは19日夜、警察が暴徒を退散させようと発砲し、51人を逮捕。これを受けて中部の都市ユルクや南部リンブルフ州でも暴動が発生している。 オーストリアの首都ウィーンでは20日、4万人がデモに参加し、新型コロナ関連では最大の規模を記録した。参加者が警官らに正体不明の液体を吹き付けたり、レーザーでヘリコプターの飛行を妨害したりする場面もあった。中心部の衝突では警察が催涙スプレーを使用した。ネハンマー内相は会見で、極右系の「極めて暴力的」な参加者が紛れ込んでいるとの見方を示した。 警察の発表によると、全国で治安維持のため、計1400人あまりの警官が出動した。 同国は22日から部分的なロックダウンに入り、来年2月以降はワクチン接種が義務化される。 クロアチアの首都ザグレブでも20日、1万5000人規模のデモが起きた
ロシア「偽ウォッカ」など販売横行、安い違法酒で70人以上が死亡
2021年11月23日
ロシア各地で燃料に使われるメタノールなどを含んだ違法な酒の販売が横行している。飲んだ後に中毒症状を起こす人が相次ぎ、今年8月以降、少なくとも70人が死亡した。正規の酒より割安なため、新型コロナウイルスの感染拡大による経済の悪化を受けて被害が広がっているとの指摘がある。
ロシア通信などによると、露中部カザンで16日、若い男女13人がメタノール中毒で病院に搬送され、うち女性1人が19日に死亡した。男女が飲んだのは、正規品のウォッカの中で最も安い価格帯のさらに半額ほどの「偽ウォッカ」で、1500ルーブル(約2300円)で5リットルを購入し、誕生日パーティーで飲んだという。地元警察はその後、販売網を突き止めたとして5人を拘束した。

プーチン大統領
こうした違法酒は、業者が大量に製造しているとされる。露南部オレンブルク州では10月、約1週間で35人が死亡し、このほか60人以上が中毒症状を訴えた。捜査当局は、工業用化学薬品を扱う業者が関与したとみて捜索を行った。正規品そっくりのボトルに詰めるなど見分けが付きづらいこともあるという。
ロシアでは、1998年の金融危機など経済混乱が深まるたびに、違法酒の販売・製造が大きな社会問題となってきた。ロシアではコロナ禍が長期化し、国民生活は悪化している。一方、露経済紙RBCによると、正規品のウォッカは価格が上昇している。業界関係者は「酒代を節約するため、安価で強い酒を求める傾向が高まっている」と述べており、コロナ禍が違法酒の横行に関係しているとの見方を示す。
共産との枠組み、4氏が見直し言及 「間違いではない」 立憲代表選
2021年11月23日
立憲民主党の代表選(30日投開票)に立候補した逢坂誠二元政調会長(62)、小川淳也元総務政務官(50)、泉健太政調会長(47)、西村智奈美元厚生労働副大臣(54)の4氏が22日、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。枝野幸男前代表が衆院選で共産党と結んだ「閣外協力」という合意などについて、4氏は見直しの必要性に言及した。 【図解】立憲代表選の仕組み 10月の衆院選で立憲は、共産などと計217選挙区で候補者の一本化に成功した。その際、立憲が政権を取った場合の共産との政権枠組みとして「限定的な閣外からの協力」で合意した。安全保障政策などで方向性が違う共産との合意に対し、与党側から「立憲共産党」などと批判を受け、議席を減らした要因の一つに挙げられている。 討論会で4氏は、共産との共闘について「間違いではない」としつつ、「見直すべき点」を語った。 逢坂氏は、「政権選択選挙という現実感があったか。国民はそうは思ってなかった」と指摘。共産との政権枠組みに合意した判断は「国民感覚から相当ずれていた」と振り返った。同氏は、枝野氏の路線継承を求めるグループから推されるが、共産とは「次の選挙に向け、もう一度話し合う」として見直す考えを示した。 小川氏は「閣外協力」について「何を意味するのかが(国民に)伝わらなかった」として選挙戦で不利となったとの考えを示した。泉氏も「『野党政権』『政権交代』と発信されたが、本当に国民が求めていたメッセージなのか」と言及。国民民主党など他の野党とも歩調を合わせる重要性を訴えた。 西村氏は、共産との合意で候補者一本化の調整が進んだとして「大きな成果があった」と評価。ただ、合意が「上から急に決まったような形では、党員の理解を得るのは困難」とも述べ、前執行部の党運営に苦言を呈した。
全国感染者50人今年最少…35府県でゼロ
2021年11月23日
NNNのまとめによりますと22日、全国で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は50人でした。今年になって最も少ない人数で、60人を下回るのは去年6月23日以来となります。 都道府県別で最も多いのは10人の神奈川で、次いで北海道と東京が6人でした。一方、35府県で新たな感染者数がゼロでした。 重症者は、21日時点で前の日より1人増えて63人で、4日連続で70人を下回っています。また亡くなった方の発表は2人でした。
伊方原発、来月2日運転再開 四国電力、不祥事で遅れ
2021年11月23日
四国電力は22日、長期間の停止が続いている伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転を12月2日に再開すると発表した。来年1月4日から商業運転を始める。今年6月の段階で、10月中旬に運転再開予定だと発表したが、不祥事で遅れていた。 【写真】広島地裁前で垂れ幕 伊方原発の差し止め認めず
伊方3号機は、2019年12月に定期検査で停止。20年1月の広島高裁による運転差し止め仮処分決定や、同月に起きた制御棒を誤って引き抜くなどのトラブルにより停止が続いていた。さらに今年7月には宿直中の社員が無断外出した保安規定違反が発覚し、愛媛県知事が安全対策の徹底を求めていた。
日本政府の北京五輪対応「未定」 松野氏、判断時期示さず
2021年11月23日
松野博一官房長官は22日の記者会見で、米国に続き、英国も北京冬季五輪の「外交ボイコット」を検討していると報じられたことを巡り、日本政府の対応について「現時点で何ら決まっていない」と述べた。政府対応の判断時期も示さなかった。 【写真】彭帥選手、イベントに参加する写真 中国、外交ボイコットに警戒し公開か
同時に「北京冬季大会が五輪、パラリンピックの理念にのっとり、平和の祭典として開催されることを期待している」と従来の政府の立場も説明した。米英など各国の対応への評価については言及を避けた。
新生銀の買収防衛策に国が反対方針…臨時株主総会、否決の見通し
2021年11月23日
SBIホールディングスによる新生銀行への株式公開買い付け(TOB)を巡り、国が新生銀が導入を目指す買収防衛策に反対の方針を固めたことが22日、分かった。新生銀が防衛策の是非を諮るため、今月25日に開催する予定の臨時株主総会で反対の議決権を行使する。国は新生銀の大株主で、SBIの新生銀への保有分も合わせると反対は4割以上に達する。防衛策は否決される見通しが強まっている。 【表】SBIによる新生銀へのTOBを巡る経緯

(写真:読売新聞)
国は、預金保険機構と整理回収機構を通じて、合計で新生銀の2割強の株式を保有している。新生銀の経営陣が決定した買収防衛策を発動するには、株主の過半数の賛成が必要だ。新生銀株を保有する一部投資ファンドは防衛策に否定的とみられており、反対が過半となる可能性が高い。
関係者によると、政府関係者が22日、新生銀の防衛策への対応を協議した。国が議決権を行使すれば、企業再編に深く関与することになるとの慎重論も出たが、SBIが新生銀をグループ傘下に収め、成長を促す戦略を描いていることを評価する声が優勢となった。
SBIと並ぶ大株主の国が防衛策への反対方針を固めたことで、新生銀が防衛策を取り下げる可能性もある。
国が保有する新生銀株は、前身の日本長期信用銀行の経営破綻に伴い、1998~2000年にかけて注入した公的資金の対価だ。新生銀には3500億円の公的資金が残っており、国に損失が生じないように公的資金を回収するには、東証1部に上場する新生銀の株価が7450円まで高まる必要がある。SBIのTOB表明前は1500円前後にとどまっていた。
国は臨時株主総会での議決権行使の判断材料にするため、預金保険機構を通じて今月上旬、SBIと新生銀にそれぞれ経営方針などを問う質問状を送付していた。
SBIはTOBを9月10日に開始した。新生銀株を1株2000円で買い付け、保有割合を現在の約20%から最大48%まで高める計画。SBIと連合を形成する地方銀行に新生銀の消費者金融事業や法人向け融資のノウハウを提供し、相乗効果で収益力を高めることを目指す。
カステックス仏首相がコロナ検査で陽性、自主隔離
2021年11月23日
仏首相府は22日、カステックス首相が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示し、自主隔離に入ったと発表した。 フランスでも新型コロナ感染が再拡大しており、新規感染者数の7日平均が約3カ月ぶりの高水準を付けたほか、感染による死者数の7日平均も約2カ月ぶりの水準に悪化している。 ベルギーのメディアは、フランスのカステックス首相が陽性反応を示したことを受け、デクロー首相のほか、閣僚4人が自主隔離に入ったと報じた。 デクロー首相はカステック氏が陽性反応を示す前に会っていた。近く新型コロナ検査を受けるとしている。
大谷翔平、国民栄誉賞辞退は「らしい決断」…野球に直結する勲章には貪欲
2021年11月23日
米大リーグのア・リーグMVPに選出されたエンゼルスの大谷翔平投手(27)が政府から国民栄誉賞を打診され、辞退していたことが22日、分かった。松野博一官房長官(59)が会見で明かした。野球界では1983年に当時世界新記録の通算939盗塁を達成した福本豊氏(74)=スポーツ報知評論家=、元マリナーズのイチロー氏(48)に続く3人目の同賞辞退となった。 【一覧】国民栄誉賞歴代受賞者 今オフに受賞ラッシュが続く大谷は、本塁打王を争っていた9月に「タイトルを取りたい気持ちはある」と語り、18日(日本時間19日)のMVP受賞会見でも「(MVPを)取りたいなとは思っていました」と口にするなど、野球に直結する勲章に関しては常に貪欲な姿勢を示してきた。 今回の打診も今季の活躍などをたたえてのものだが、国民栄誉賞は歴代内閣が政権浮揚に利用してきたとも言われる。MVPをはじめ、今オフに獲得してきた数々の賞とはやや趣が異なるのも事実。辞退は、野球以外のことにあまり関心を示さない大谷らしい決断といえる。 大谷は「選手としてこれからピークを迎える5年から7年くらいが、もっともっと勝負の年ではないかと思う」と、自身を発展途上と捉えており、今季は通過点。この先、さらに好成績を残して同賞の受賞を打診されても、引退するまでは辞退するだろう。(MLB担当・阿見 俊輔) ◆国民栄誉賞 広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった人物、団体の栄誉をたたえることを目的とする賞。1977年、当時の福田赳夫首相時代に創設された。内閣総理大臣による表彰のひとつで、民間有識者の意見を聞いた上で決定する。同年9月に巨人・王貞治さんが初めて受賞。過去に辞退した人は福本氏、イチロー氏と作曲家の古関裕而氏(故人)。これまでにスポーツ、文化、芸能関係者26人と1団体が受賞している。
エンゼルス・大谷はMVP決定直後に筋トレしていた “最優秀通訳”水原一平氏が明かす受賞当日の舞台裏
2021年11月23日
MVP当日も練習漬け!19日に史上19人目の満票でア・リーグMVPに輝いたエンゼルス・大谷翔平投手(27)の歴史的一日の舞台裏を、水原一平通訳(36)が「I REPORT」特別版で明かした。真っ白な背景、カジュアルな服装の理由は――。水原通訳は22日、球団から「最優秀通訳」として表彰されるなど、「最強コンビ」はさらなる高みに向けて既に動きだしている。 【写真】かっこいい!濃紺スーツ姿の大谷と水原一平通訳の2ショット 翔平が満票でア・リーグのMVPを受賞しました。満票の可能性があるとは思っていましたが、うれしさ倍増ですね。 実はプレゼンターを務めたフランク・トーマスさんが「unanimous vote(満場一致)」と発表した際に「おお!」となって、思わず口笛を吹いてしまいました。当日のニュース番組を見ていると映像にその音声が入っていて「やべえ」と、初めて気付いて恥ずかしかったです。翔平はたぶん知らないと思います。 発表の朝は、いつも練習している施設で待ちました。待機中にフィリーズのハーパー選手がナ・リーグMVPを受賞して家族全員で盛大に祝福しているのに対して、こちらの映像は翔平一人で背景も真っ白。凄いシンプルで翔平らしいなと思って見ていました。テレビ中継が終わった直後は、2人で握手して喜びを分かち合いました。 ただ、感傷に浸ることはありませんでした。翔平は1時間後の電話会見までの時間を使ってウエートトレーニングをしていました。「上半身の日」だったのでベンチ(プレス)系のメニューをこなしていました。時間がもったいないと思ったようです。中継で紺色のジャケットとTシャツのシンプルな服装だったのも、パッと着替えて動けるようにということだと思います。 だから、電話会見ではトレーニングウエア姿でした。その後は夕方5時からまた違う場所で技術系の練習をして、全て終わったのが午後9時。起きたのが午前6時台だったので長い一日でしたね。翔平が会見で言っていた通り、翌日も朝から練習だったので、練習後にお祝いで集まることもなく、夜更かしもしていないと思います。 祝福のメッセージはありとあらゆる方々から頂きました。エンゼルスタジアムに観戦に来られたこともある「GLAY」のTAKUROさんからは「おめでとうと伝えてください」というメッセージが届きました。ありがたかったです。 翔平は14日から屋外で練習を再開しました。僕はキャッチボール相手、動画の撮影などをして、打撃マシンにボールを入れたり「置きティー」(ティー台に置いたボールを打つ)を手伝ったりしています。翔平は日本の運転免許証を持っていないので、僕がレンタカーを借りて運転手役を務めています。 来季もケガなく、1年間戦い続ければ、数字は必ずついてきます。欲を言えば今季は打者で規定打席に達したので、次は投手で規定投球回に到達してほしいと願っています。コミッショナー特別表彰を受けた日にワールドシリーズ第1戦を一緒に観戦しましたが、翔平はああいう舞台でこそ輝く選手。ぜひプレーオフで戦う姿を見たいです。(エンゼルス通訳) ◇水原 一平(みずはら・いっぺい)1984年(昭59)12月31日生まれ、北海道苫小牧市出身の36歳。91年から米ロサンゼルスに移住。大学卒業後、岡島秀樹(レッドソックスなど)の通訳を経て13~17年、日本ハムの通訳。18年から大谷の通訳としてエンゼルスに所属。
