航空大手2社、黒字転換 3年ぶり 23年3月期
2023年05月03日
日本航空が2日発表した2023年3月期連結決算は、純損益が344億円の黒字(前期は1775億円の赤字)に転換した。 【ひと目でわかる推移グラフ】企業の景況感 先に決算を発表したANAホールディングス(HD)も、894億円の黒字(同1436億円の赤字)を計上。いずれも、新型コロナウイルスの流行が本格化する前の20年3月期以来、3年ぶりに黒字を確保した。 新型コロナ対策の行動制限や入国規制の緩和で、2社の旅客数(傘下の格安航空会社除く)が国際線で前期の5倍前後に、国内線では約1.9倍に増加した。 2社ともコロナ禍による旅客需要の急減に苦しんだ赤字経営を脱し、24年3月期は増収を計画する。旅客数はさらに持ち直し、国際線でコロナ前の6~7割程度、国内線で9割程度の水準まで回復すると見込んでいる。
モルガンSが3000人削減を計画、ディールメーキング低迷-関係者
2023年05月03日
米モルガン・スタンレーはリセッション(景気後退)懸念でディールメーキングの回復が遅れる中、経費をあらためて重視し、新たな人員削減を準備している。
事情に詳しい複数の関係者によると、上級管理職は今四半期末までに世界の従業員から約3000人を削減する計画を議論している。これはウェルスマネジメント部門のファイナンシャル・アドバイザー(FA)とその補助職を除いたスタッフの約5%に相当するという。
関係者の1人によれば、今回の削減の多くは銀行業務とトレーディング部門が対象になる見通し。モルガン・スタンレーの従業員数は約8万2000人。広報担当者はコメントを控えた。
同行は昨年12月に従業員の約2%に相当する約1600人を削減していた。ウォール街の大手銀行は、企業買収や資金調達で企業を支援する際の手数料収入がここ1年に低迷したため、1-3月(第1四半期)決算発表では明るい話題を提供できなかった。米連邦準備制度の利上げを通じたインフレ抑制策とそれに伴う地銀の混乱が、さらに活動を鈍らせている。
ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は先月、引き受けと合併の動きが低調で、今年後半か2024年までには回復しないとの見通しを示した。ラザードを率いるケン・ジェイコブズ氏も、業界の低迷が年内は続くと予想。ラザードは先週、従業員の10%を削減すると発表した。
モルガン・スタンレーの1-3月期決算はディールメーキングの減少が響き前年同期比で減益となった。企業の合併・買収(M&A)助言収入は32%減り、株式引き受け収入は22%減少した。
マクドナルドが脱マスク 店員の任意に、ガストも
2023年05月03日
日本マクドナルドは2日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行するのに伴い、8日から店頭の従業員にマスク着用の判断を委ねると発表した。 【図解】マスク着用緩和のポイント 現在は一律に着用を求めているが任意とし、注文カウンターに設置しているアクリル板も撤去する。 すかいらーくホールディングスも、傘下のファミリーレストラン「ガスト」や「バーミヤン」など計約2700店舗で着用を従業員の判断に任せることを決めた。既に客席のパーティションの撤去を進めており、8日には入り口の消毒液も回収する。
ごみ収集業者なのに「女性の求人応募者が絶えない」納得の理由
2023年05月03日
家庭や飲食店から出たゴミを集めて街中を周る「ゴミ収集業者」。ゴミを集める仕事の性質やイメージから、働き手が集まりにくい業界だ。求人に苦戦する企業が多数を占めるなか、ゴミ収集の仕事に女性の応募者が殺到する、異色の企業が広島県にある。ゴミの収集・回収リサイクルを手がける株式会社タイヨー(以下、タイヨー)だ。 同社は、ゴミ収集業へのマイナスイメージを払拭し、どの世代でも働きやすくなるようなさまざまな取り組みを行っている。そのひとつがシングルマザーをはじめとした子育て世代の支援。会社に保育園を設けて子育てをしながら働きやすいような仕組みを作るなど、従業員への福利厚生が充実しているのが大きな特徴だ。 ⇒【写真】自身もシングルマザーで子育てをしながら働く、タイヨー広報部の田中陽希さん 今回は自身もシングルマザーで子育てをしながら働く、タイヨー広報部の田中陽希さんにインタビュー。タイヨーが従業員の働きやすさやイメージ向上に取り組む理由について話を聞いた。
従業員の4割以上が子育て世代の女性
タイヨーは創業以来70年以上に渡り、広島市を中心にゴミの収集/処理リサイクルを行ってきた老舗のゴミ収集会社。 家庭ゴミをはじめとしたさまざまな種類のゴミの回収・運搬・処理を行っている。 広島県内に50社以上の同業他社があるなかで、タイヨーが異彩を放つ特徴として女性従業員の多さが挙げられる。ゴミ収集の仕事といえば一般的に男性が就労しているイメージがあるが、社員91人のうち女性が4割以上で、そのほとんどが子育て世代だという。
会社の敷地内に保育園を完備
「私も子供を育てながら働いていますがとても働きやすいです。無料の保育園やキッズスペース、そして寮などが完備されていますからね。さまざまな福利厚生を受けられるのが最大の利点です」 子供に寄り添いながら仕事ができるのも魅力のひとつ。会社の敷地内に保育園があるため、子供が体調不良になった時にすぐに駆け付けられるのだ。
“何かあった”時は同僚がサポートしてくれる体制
取引先の不動産会社が管理物件を紹介しており、普通のアパートやマンションに気軽に住むことができる。さらに初期費用はすべて会社持ちで、家賃補助も月に2万円が支給される大盤振る舞いだ。 「我が社の理念は『かっこいい社員、かっこいい仕事、かっこいい企業』と定めています。社員がかっこいい立ち振る舞いや行動をすることにより、かっこいい仕事ができるようになり、おのずとかっこいい企業になるといった意味が込められているんです。会社の発展の基盤となるのは社員1人ひとりですから、ポテンシャルを最大限発揮してもらうためにも福利厚生の充実を実施しています」 社員間での子育て世代へのサポートや配慮なども行き届いている。主に独身の男性や子育ての終わった女性などが業務をカバーし、急遽の休みや早退にも対応してくれる。 「保育園で風邪が流行ってしまうと必然的に子育て中の従業員も休まざるえなくなります。そこで頼りになるのが、子育てがひと段落した先輩パパ、先輩ママ、独身従業員たち。これからは彼らに対してのフォローもしっかり行っていきたいです。成果が認められやすい制度などを整備して、『フォローしてくれたことに対するお礼』を形にしたいなと思います」
