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方針急転換に課題山積 財源確保に赤字国債 10万円給付

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2020年04月18日

政府は新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急経済対策をめぐり、減収世帯への30万円支給を取り下げ、国民1人当たり10万円を給付する方針に急転換した。

 与党内の要望に応えた形だが、2020年度補正予算案の大幅な組み替えや赤字国債発行など追加財源の手当てが必要。給付手続きなどをめぐっても課題が山積している。

 麻生太郎財務相は17日の持ち回り閣議後の記者会見で、5月中にも支給を開始するとの方向性を明らかにした。麻生氏は、首相だった09年に実施した定額給付金の評価が低かったことから、一律の現金給付には否定的な考えを示していた。同日の会見では「前回は手を挙げない人にも配ったが、今回は手を挙げる方に(配る)」と述べ、当時との違いを強調した。

 ただ、実際は市町村から届いた書類に各家庭の代表者が記入し、申請する方法が有力。「基本的な仕組みは前回と変わらない」(自民党中堅議員)との指摘もある。安倍晋三首相は17日の会見で、「申請手続きの簡素化で、できるかぎり早く渡せるようにしたい」と述べたものの、具体策は今後詰めることになる。

 一方、現金給付の対象などが変更されたことで、20年度補正予算案で8兆円超の新たな財源が必要となる。麻生氏は他の対策費を削って賄うことは「とてもできない」と指摘。赤字国債の追加発行で費用を確保することになりそうだ。

 富裕層も対象に含まれる一律給付には批判が予想される。高所得者は、年末調整や確定申告などで後から調整することを求める声もあるが、高所得者の線引きなど「手間暇がかかる」(麻生財務相)ため現実的には難しい。財務省幹部は「本当に困っている人への支援を手厚くするという当初の趣旨は完全に覆った」と話す

 

 

税理士は見た「新型コロナ」確定申告に落とす影

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2020年04月06日

2019年分の確定申告は、新型コロナウイルスの感染拡大対策として、期限が4月16日まで延長になりましたが、その猛威は確定申告の現場や個人事業主の申告にも大きな影響を与えています。税理士の広田龍介さんのリポートです。【毎日新聞経済プレミア】

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年の確定申告の期限は1カ月延長されて4月16日になった。11年の東日本大震災で、被災者を対象に期間を延長した例はあるが、全国一律延長は今回が初めてだ。

 確定申告時期の税務署は人でごった返すような込み具合になる。期間延長は混雑緩和を図り、感染拡大の防止につなげる狙いがある。だが、新型コロナウイルスの猛威は、確定申告の現場や個人事業主の申告自体にも大きな影響を与えている。

 ◇公示地価は「昨年の数字」に

 「売却はグッドタイミングだったようだ」。昨年、不動産を売却し、今回その譲渡所得などの確定申告を済ませたAさんは胸をなでおろしている。

 国土交通省は3月18日、公示地価を公表した。東京圏では、商業地で昨年比5.2%、住宅地では同1.4%それぞれ上昇し、「7年連続の上昇」と報じられた。

 しかし、これは1月1日時点、つまりほぼ「昨年の実績」であり、その後の新型コロナウイルスによる影響は反映されていない。深刻な景気後退も現実味を増すなか、Aさんは「地価への影響もが大きいだろう」と話す。

 ◇年1回の「顔合わせ」も変化

 確定申告の現場でも、慎重な対応が続く。一部の税務署では、感染者が申告相談や総合窓口に訪れたことが明らかになった。3月までに、埼玉県の春日部、越谷、茨城県の太田、千葉県の市川、大阪府の堺、京都市の下京、高知県の須崎の各税務署では窓口業務を一時中断した。

 税理士事務所では、確定申告に必要な資料などの受け渡しや、完成した申告書の内容説明などは、顧客と直接相対で行うのが通例だ。年1回の申告時期に「フェイス・トゥ・フェイス」で1年間の情報交換を行うという意味合いもある。

 しかし、今回はお互いにできるだけ外出を控える方向で手続きを進め、メールや郵送・宅配便、電話でのやりとりが多くなった。面会で移動する場合も、電車やバスはできるだけ避け、車を使うことが多かったようだ。

 申告期限の延長は、気持ちの上では楽になったものの、むしろ、できるだけ早くできるように申告作業を進めることになった。

 万一、税理士事務所やそれが入居するビルの中で感染者が発生すれば、少なくとも2週間の閉鎖は覚悟しなければならない。そうしたリスク管理を考えながら、各税理士事務所は日々、申告作業と向き合っている。

 ◇青色申告「3年繰り越し」も出口見えず

 顧客の個人事業主らからは、事業への打撃を恐れる声が上がる。

 「客の入りが急激に減っている」。こう嘆くのは個人飲食店を経営するFさんだ。このところ、海外から観光に訪れた外国人旅行者(インバウンド)効果で売り上げを伸ばしてきたが、渡航の禁止や制限が始まってから赤字が続く。

 Fさんは青色申告者であるため、事業で損失(赤字)が出た場合、その金額を翌年以降、最長3年間繰り越すことができる。翌年以降に黒字化して所得が発生すれば、その金額から損失分を差し引くことができ、そのぶん納税額は減らすことができる。

 こうした繰り越し控除があるため、これまでは、たとえ赤字になったとしても「また頑張ろう」という気になれた。だが、今回のように出口が見えない状況では「頑張りようがない」と話す。

 重荷になるのは、主に人件費だ。このまま売り上げが上がらなければ、従業員の雇用を続けることはできそうもない。自身の老後生活を考えれば、廃業も視野に入ってきたという。

 一方、賃貸アパートを経営するSさんは、入居者に感染者が発生した場合の対応が気がかりだ。アパートの入り口に消毒液を用意し、入居者に消毒や手洗いを呼びかけているが、個人事業主としてできる手立ては限られている。「万一感染が拡大したらどうしようかと不安だ」

 とにかく、一日も早い収束を願うばかりだ。

 

 

新型コロナで…確定申告4月16日まで延長

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2020年02月27日

今月17日から始まった税の確定申告について、政府は新型コロナウイルスの感染が広がりを見せているため、期限を延長する方針を固めた。

確定申告の期限は所得税は3月16日、消費税は3月31日だが、ともに4月16日まで延長する方針を固めた。

この時期には高齢者など大勢のひとが集中して税務署を訪れることから、感染の拡大を防ぐため期限の延長に踏み切ったもの。

 

 

新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客の下船が21日午前、始まった。 【写真】大きな荷物を運ぶ、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船したとみられる女性  3日目の同日が最終日で、症状がなくウイルス検査が陰性だった最大約450人が船を下りる予定。感染者の濃厚接触者らを除き、待機を続けてきた乗客の下船が終了する見通し。  厚生労働省によると、横浜港に停泊中の同船から19~20日、日本人約630人を含む高齢者ら717人が船を下りた。同省は、下船後2週間は発熱などの健康状態を毎日チェックしたり、不要不急の外出を控えたりするよう要請した。

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2020年02月21日

乗客下船、きょう終了 クルーズ、最終日は450人 濃厚接触者ら待機へ・新型肺炎

 

 

「エアロゾル感染」可能性認める 中国政府 新型肺炎 「飛沫」より感染力

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2020年02月20日

中国国家衛生健康委員会は19日、新型コロナウイルスの感染ルートについて、従来の飛沫(ひまつ)感染と接触感染に加えて、霧状に浮遊する粒子に混じったウイルスを吸引する「エアロゾル感染」の可能性があるとの見方を示した。中国政府が公式見解で認めたのは初めて。

【図】マスクの正しい付け方

 同委が発表した文書は「比較的密閉された環境で長時間、高濃度のエアロゾルにさらされた場合に感染の可能性がある」と指摘した。エアロゾル感染は、感染力が非常に大きい空気感染とは異なるとされるが、患者のせきやくしゃみによる飛沫感染と比べると感染範囲は拡大する。

 エアロゾル感染については上海市当局が2月8日、専門家の意見として主な感染ルートと認められると発表。一方、中国疾病予防コントロールセンターは翌9日の記者会見で「エアロゾルを介して感染することを示す証拠はない」と否定するなど、中国国内でも見方が割れていた。

 

 

“暴力団の代紋”入り焼酎を製造・販売…伊勢の『赤福』会長が退任 本数や納品日を会長自ら指示 引責か

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2020年02月19日

三重県伊勢市の老舗和菓子メーカー「赤福」の会長が、過去の暴力団との取り引きの責任を取る形で1月に退任していたことがわかりました。

 赤福の親会社濱田総業によりますと、赤福のグループ会社で酒造メーカーの「伊勢萬」は2000年から2012年にかけ、指定暴力団の代紋が入った焼酎を製造・販売していたということです。

 問題の発覚を受け、弁護士らで作る第三者委員会は焼酎について、赤福の濱田益嗣会長の指示で本数や納品日が指定されていたと指摘しました。

 その上で、濱田会長が赤福を含むグループ会社の役職をすべて退任することを求める答申を2月4日にまとめたということです。

 赤福によりますと、濱田会長はこの答申に先駆け、1月16日に赤福の会長を退任しました。

 浜田会長は2007年に赤福で製造日の偽装が発覚した時の会長で、当時責任を取り退任。2017年に再び会長に復帰していましたが、暴力団との取り引きの責任を取ったとみられます。

 関係者によりますと、代紋が入った焼酎は名古屋市に本部を置く山口組傘下の暴力団が買い取り、組と関係がある一般の企業や個人向けに配られていたということです。

 

 

イラン、緊張激化に不安広がる 

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2020年01月06日

イラン革命防衛隊の精鋭部隊のソレイマニ司令官が米軍の空爆で殺害されたことを受け、イランの市民の間では両国の対立激化が紛争に発展するのではないかとの不安が広がっている。「戦争は嫌だ」。家族を、友人を、暮らしを守りたいとの願いは切実さを増している。

 首都テヘランの主婦マンスレさん(64)は1980~88年のイラン・イラク戦争を体験、貧困の中で辛酸をなめた。「私は戦争が何をもたらすのかよく分かっている。大災難だ。何としても回避してほしい」と訴えた。

 テヘラン市内では至る所にソレイマニ氏の肖像や追悼の黒い旗が掲げられ、沈鬱な雰囲気に包まれている。

 

 

日本船防護、危険地域は他国に依頼 自衛隊中東派遣で政府方針

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2019年12月16日

政府は年内にも予定している海上自衛隊の中東派遣に関し、今年5~6月にタンカーへの攻撃が発生したオマーン湾の北西側を護衛艦の活動海域から外し、この海域で日本関係船舶に危険が迫った場合、原則として米仏など他国の軍に保護を要請する方針を固めた。複数の政府・与党関係者が明らかにした。

【写真特集】海自最大の護衛艦いずもの訓練の様子

 派遣の主な目的が情報収集であることに加え、自衛隊が対応した場合、憲法違反の武力行使となる可能性が排除できないため。中東で活動する他国軍とは情報共有を含めて連携していく構えで、政府は23日にも閣議決定する実施方針に「諸外国等と必要な意思疎通や連携を行う」と明記する予定だ。

 政府は海自を派遣する海域として、イランの領海が含まれるホルムズ海峡は除外したうえで、オマーン湾▽アラビア海北部▽バブルマンデブ海峡の東側――を挙げている。ただ、ホルムズ海峡に近いオマーン湾の北西側では今年5月12日と6月13日、タンカーが何者かに攻撃される事件が相次いで発生。政府内からは「情勢は落ち着いているが、同様の攻撃はいつ発生しても不思議ではない」との声が上がる。

 日本船籍の船や日本への積み荷を載せている船などが襲われた場合、河野太郎防衛相は「海上警備行動」を発令して部隊に武器を使って保護させることができるが、相手が国や国に準じる組織の場合は憲法が禁じる「国際紛争を解決するための武力行使」に当たる恐れがある。5~6月に起きた事件では攻撃の主体が今も確定しておらず、国や国に準じる組織だった可能性も指摘されている。

 このため政府は、オマーン湾の北西側は活動海域から外し、海上警備行動に基づく日本関係船舶の護衛は原則として活動海域内に限定。ホルムズ海峡やオマーン湾の北西側で不測の事態が発生した場合、現場近くに展開している他国の軍や沿岸警備隊に対応を依頼する考えだ。政府関係者は「海上警備行動を発令する可能性は極めて低いだろう」と話す。

 自民・公明両党内には憲法との整合性を保つことに加え、事態がエスカレートしないための「歯止め」の明確化や部隊の安全確保を強く求める意見がある。政府は中東への自衛隊派遣によって「自国船舶は自国で守るべきだ」という米国のトランプ大統領の主張に一定程度応えつつ、活動海域を限定することで自民・公明両党から派遣への理解を得たい考えだ。

 ホルムズ海峡周辺では米国や英国、豪州などが参加する米主導の有志連合が先月から活動を始めているほか、フランス、イランも民間船舶の安全確保に向けた多国間連携をそれぞれ呼びかけている。政府は閣議決定後、海賊対処のために既に中東・アデン湾に派遣されている哨戒機P3C2機のうち1機と、新たに派遣するヘリ搭載型護衛艦1隻による情報収集活動を始める調整をしている

 

 

「いだてん」全話平均8・2% 大河歴代最低更新&初の1桁 ネット好評&席巻も…

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2019年12月16日

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)の最終回(第47話)が15日、拡大版(60分)で放送され、平均視聴率は8・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが16日、分かった。インターネット上の評価は高かったが、リアルタイムの世帯視聴率には結び付かず。第6話(2月10日)以降42回連続の1桁。2桁に浮上することは一度もなかった。全47話の期間平均(全話平均)も8・2%と大河ドラマ史上初の1桁。2012年「平清盛」と15年「花燃ゆ」の期間平均12・0%を大幅3・8ポイント下回り、大河ドラマ歴代ワーストを更新した。

【写真】最終回にタクシー運転手役で出演した宮藤官九郎氏

 初回(1月6日)=15・5%と好発進しながら、第6話(2月10日)=9・9%と早々に1桁転落。第16話(4月28日)=7・1%で「平清盛」の7・3%を下回り、大河ドラマ歴代最低を更新。第22話(6月9日)=6・7%、第30話(8月11日)=5・9%、第32話(8月25日)=5・0%、第39話(10月13日)=3・7%と5度にわたって大河ドラマ歴代ワースト記録を塗り替えた。

 最終回も放送終了約30分後の時点で「#いだてん最高じゃんね」がツイッターの国内トレンド1位。「ブルーインパルス」(15位)「ストックホルム」(19位)も20位以内に入った。さらに「いだてん」(4位)「金栗四三」(5位)「クドカン」(7位)「美川」(8位)「ブルーインパルス」(19位)がYahoo!リアルタイム検索の20位以内に。毎回、複数の関連ワードでネット上が賑わい、辛口の視聴者が多いYahoo!テレビの星取りも平均3・80点(5点満点)(15日午後8時時点)とネット上で熱烈に支持された。

 しかし、序盤で離れた視聴者は戻らず。特にメインターゲットのF4層(女性65歳以上)とM4層(男性65歳以上)が、初回と第46話(12月8日)で比べると、半分以下に激減。この層をテレビ朝日(大阪・朝日放送制作)「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)に奪われ、2月以降は苦戦が続いた。「ポツンと一軒家」は9月29日に番組最高20・8%をマークしている。

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(38)と俳優の阿部サダヲ(49)がダブル主演を務めた大河ドラマ58作目。13年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛けた。来年20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描いた。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を熱演。「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)を物語のナビゲート役に据え、志ん生役にビートたけし(72)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(35)を起用した。

 “当たらない”と言われる“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。チャレンジングな作品で識者の評価も高く、特に第39話「懐かしの満州」などは、五りん(神木隆之介)が志ん生に弟子入りするきっかけになった父・小松勝(仲野太賀)の形見の絵ハガキに「志ん生の『富久』は絶品」と書かれていた理由が明かされるなど、初回からの“壮大な伏線”を回収。宮藤氏らしく時間軸が行き来する巧みな構成はファンを魅了したが、その複雑さは従来の大河視聴者やライト層には敬遠される結果になった。

 最終回は「時間よ止まれ」。1964年(昭39)10月10日。念願の東京五輪開会式当日。田畑(阿部)は国立競技場のスタンドに一人、感慨無量で立っていた。そこへ足袋を履いた四三(中村)が現れ、聖火リレーへの未練をにじませる。最終走者の坂井(井之脇海)はプレッシャーの大きさに耐え兼ねていた。ゲートが開き、日本のオリンピックの歩みを支えた懐かしい面々が集まってくる。その頃、古今亭志ん生(ビートたけし)は高座で「富久」を熱演していた…という展開だった。

 

 

日本の海軍機 写真特集

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2019年12月05日

局地戦闘機「紫電」

 局地戦闘機とは敵の大型爆撃機を迎撃するための戦闘機で、艦載機ではなく陸上基地からの運用を前提としていた。紫電は、川西航空機が開発していた水上戦闘機「強風」の機体を利用し、1942(昭和17)年から開発をスタート。離昇出力1990馬力の強力な「誉」エンジンと20ミリ機関砲4門(初期型は2門)を搭載、新開発の自動空戦フラップを備え、戦況打開の切り札となることが期待された。
 44(昭和19)年2月から実戦部隊への配備が始まったが、誉エンジンが不調続きだったことや、主脚の構造が複雑で故障しやすい上、自動空戦フラップの扱いも困難で、シンプルな零戦に比べて操縦は難しく、パイロットを悩ませた。終戦までに1000機以上が生産されたものの、実戦では目立った活躍はできなかった 【時事通信社】

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局地戦闘機「紫電改」

 実用性の低い紫電の機体を再設計し、主翼を低翼配置にして、故障が多かった伸縮式の主脚を標準タイプに変更、胴体断面も細く、垂直尾翼の形状も変えるなど、空力的な合理性を追求した。その結果、紫電の問題点はほぼ解消され、「誉」エンジンがスペック通りの実力を出せば、最高速力は時速600キロに達するだけの性能を持っていた。なお、紫電改は通称で、制式名称は紫電二一型。機体をさらに改良した三一型、エンジンを換装した三二型なども少数製造された。
 紫電改の量産体制が整ったのは1945(昭和20)年に入ってからで、ようやく実戦部隊に配備されたのは同年2月だった。しかし、実戦では期待通りの性能を発揮し、その月に横須賀基地に配備された紫電改が単機で12機の米軍F6Fと渡り合い、うち4機を撃墜したほか、翌月には部隊ごと紫電改に改編された松山基地の第343航空隊が、米艦載機部隊との遭遇戦で1日に52機を撃墜するといった大戦果を上げた。海軍では、零戦の後継となる主力戦闘機として大量生産を計画したが、米軍の空襲で工場が機能せず、400機あまりを生産したところで終戦を迎えた 【時事通信社】

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水上戦闘機「強風」

 飛行場のない最前線での制空権確保を目的に、陸上機とそん色のない空戦性能を求めた水上戦闘機で、1940(昭和15)年から川西航空機が開発を始めた。離昇出力1460馬力の「火星」エンジンを搭載することになったが、本来は双発機用の大出力エンジンを単発機に利用したことから、トルクを打ち消すことに苦労し、当初は二重反転プロペラを採用することになった。
 42(昭和17)年に初飛行したものの、二重反転プロペラに不具合が発生し、量産型では通常タイプの3枚羽根のプロペラを装備した。ただ、量産が始まったころには戦況が悪化し、水上戦闘機の働く場はなくなっていた。性能も零戦にフロートを取り付けた二式水戦とさほど変わらず、活躍する機会もないまま、100機程度が生産されただけに終わった 【時事通信社】

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局地戦闘機「雷電」

 日中戦争で中国各地の地上基地に海軍航空隊が展開するようになると、中国軍の空襲で大きな損害を受けることがあった。海軍はそれまで、戦闘機は空母に搭載する艦載機しか装備しておらず、迎撃を得意とする「局地戦闘機」という新たなカテゴリーの軍用機を開発する必要に迫られた。1939(昭和14)年9月、海軍が三菱重工業に開発を指示した「十四試局地戦闘機」は、来襲した敵機を迎え撃つために大きな速力と上昇力、強力な武装が求められ、艦上戦闘機に必要な運動性能や航続力は二の次とされた。
 設計陣は、速力と上昇力を高めようと、大型機用に開発された離昇出力1460馬力の「火星」エンジンを採用した。火星エンジンは直径が1340ミリもあり、搭載するには機体を太くしなければならない。空力特性を高めるため、エンジンよりも前の機首部分を長くして先端をすぼませ、プロペラは延長軸で回すという苦肉の策が取られた。
 開発途上でもさまざまなトラブルに見舞われ、エンジンをさらに大出力のタイプに換装するなどの改良を加えた上で、43(昭和18)年10月から量産型の配備が始まり、「雷電」の名称を与えられた。コックピットからの視界が悪く、離着陸時のコントロールも難しいなど、パイロットには高い技量が求められた。ただ、加速力、上昇力はわが国の戦闘機としては群を抜いて高く、太平洋戦争終盤には米軍のB29爆撃機の迎撃で大きな戦果を上げた。写真は雷電二一型(三菱重工業提供)。全長9.7メートル、全幅10.9メートルで、20ミリ機銃4丁を備えていた 

 

 
 
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