韓国選手団に「福島産食べるな」と指導、弁当配送へ…自民「いちゃもんだ」
2021年07月17日
韓国のオリンピック委員会に当たる大韓体育会が、東京五輪の選手村の食事で使われる福島県産などの食材を食べないよう、自国選手団を指導していることがわかった。放射性物質による汚染の危険があると主張している。自民党内からは「そこまでいちゃもんをつけるとは本当に不愉快だ」との批判が出ている。 【写真】フォトグラファーが捉えたアスリートの貴重な一瞬

選手村で軽食を提供するカジュアルダイニング
2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、福島県産などの農水産物は放射性物質検査を経て、安全なものだけが出荷されている。大会組織委は、検査の数値も示して安全性を説明していた。
しかし、大韓体育会の担当者は取材に、「放射能汚染の危険性を考慮し、食事をする場合は(福島産などを)摂取しないよう注意喚起している」と語った。今月20日には、選手村近くのホテルに「給食支援センター」を開設し、希望する選手のために弁当を作って選手村に届けるという。韓国から調理師や栄養士ら24人を派遣する。
韓国は過去の五輪でも栄養管理などのためにセンターを設置していた。今回は「放射性物質対策」も理由に掲げ、韓国から送った食材などを使うという。農林水産省によると、韓国は福島を含む8県の水産物などの禁輸を続けている。
韓国の対応について、自民党の佐藤正久外交部会長は「食材はおもてなしの気持ちで努力し、相当気を使っている。福島県民の心を踏みにじる行為だ」と語った。選手村のレストランでは、福島県など被災地の食材を活用した食事を選手に提供している。
米LA、マスク再び義務化 デルタ株でコロナ拡大
2021年07月17日
米第2の都市ロサンゼルス市を含むロサンゼルス郡保健当局は15日、インド由来のデルタ株が広がり新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることから、ワクチン接種を完了したかどうかにかかわらず屋内でのマスク着用を17日深夜から再度義務付けると発表した。 尾身氏、首都圏以外も感染増懸念 「五輪なら覚悟を」
同郡を含むカリフォルニア州は6月15日、感染状況の改善を受け経済活動の規制をほぼ全面的に解除し、医療施設や公共交通機関など一部の例外を除いてマスクの着用義務も取りやめていた。 保健当局によると、同郡の新規感染者数は7月15日、3月半ば以降で最多となる1537人を記録した。
入院できず車中死続出 インドネシアで医療崩壊 コロナ感染爆発、政権批判拡大
2021年07月17日
ンドネシアで新型コロナウイルス感染が爆発的に拡大し、「医療崩壊」が起きている。 【図解】インドネシアの新規感染者 どこにも入院できず車内で息を引き取ったり、一家全員が感染死したりするケースが続出。ジョコ大統領に謝罪や辞任を求める声が広がる中、政権幹部は批判を「ごみ」扱いし、強硬な姿勢を取っている。 ◇世界最多 ジャワ島中部のジョクジャカルタ特別州にある病院の駐車場で8日、48歳の女性が死亡した。容体が悪化したため車で4カ所の病院に行ったが、どこも満床。夜明けを待つ間に家族にみとられた。首都圏のブカシ市では6日、自宅で隔離中だった一家3人が相次いで死亡した。 病床不足が引き起こした悲劇だが、地元メディアによると、同様のケースはジャワ島を中心に各地で頻発。「病院を数カ所回った末、やむなく患者を自宅に戻した」という救急隊員も少なくない。民間団体「ラポルCOVID―19」によると、14日までの1カ月半で617人が自宅隔離中に死亡した。 病床不足は、5月の大型連休後の感染拡大がもたらした。1日当たりの新規感染者数は6月17日に1万人を超えた後、今月6日に3万人、14日には5万人を突破。ブラジルと世界最多を争う状況だ。過去1週間の死者数は1日800~1000人台で高止まりし、在留邦人も半月で9人が死亡した。 政府高官は15日、「(新規感染者数が)1日10万人のシナリオを想定している」と説明。酸素や医薬品、病床の確保を進めているが、医師だけで3000人近く不足し、研修医や看護学生の卒業前倒しが検討されている。 ◇国民と溝 危機の高まりに政府批判が拡大している。ラポルCOVID―19や汚職監視団など主要民間団体は5日、連名で声明を発表。「医療崩壊で多くの命が救われなかったのはジョコ政権の失政だ。国民に謝罪し、法的・政治的な責任を取ってほしい」と訴えた。 「政府は責任を取るべきだ」。故ワヒド元大統領の長女で、慈善団体を運営するアリッサ氏も請願を公開し、2週間で3万4000人が署名した。ツイッターには「大統領、諦めて(辞職して)」のハッシュタグが出現した。 これに対し、大統領府のナバリン政治コミュニケーション次長はインターネット交流サイト(SNS)への投稿で「民主主義のごみが辞任を求めている」と一蹴。ムルドコ大統領首席補佐官も「コロナ禍で政治的ハエになってはいけない」と題した動画に出演した。ジョコ大統領は11日、「共に働き、助け合って乗り越えよう」と動画で呼び掛けたが、懸念を募らせる国民と政権との溝は深まっている。
中国、CO2排出量取引を開始 60年実質ゼロへ削減加速
2021年07月17日
二酸化炭素(CO2)排出量が世界最大の中国は16日、全国レベルの排出量の取引を開始した。中国メディアが報じた。政府が企業ごとに排出可能な量の枠を割り当て、超過した企業が他社から排出枠を購入する。習近平指導部が目標とする2060年までの排出量実質ゼロ達成に向け、削減を加速する。 【写真】黄砂の影響で黄色にかすむ北京市内 気象台「ここ10年で最強」
各企業は排出を抑える努力が求められ、中国に進出する日系企業にも影響が及びそうだ。 取引はオンラインで行う。まずは排出量の多い発電業者2千社以上を対象とする。生態環境省は、これらの企業の年間排出量を40億トンと試算しており、中国が世界最大の炭素市場になるとしている。
独自宣言”も…首都圏で広がる危機感
2021年07月17日
首都圏では新型コロナウイルス感染拡大“第5波”への危機感が広がっています。 神奈川県・黒岩知事「本県は今まさに、緊急事態に入ったと言わざるをえません」 神奈川県は16日夜、県独自の緊急事態宣言を、来週22日から県内すべての市と町に出すことを決定。一部制限つきで認めていた酒類の提供も全面停止になります。また、国に対する緊急事態宣言発出の要請も検討していくとしています。 千葉県と埼玉県は緊急事態宣言の要請について、「選択肢」のひとつとしつつも、今後の状況次第としています。 危機感は大阪でも。吉村知事は「状況としては第5波の入り口に入っていると思っています」「東京で起きていることが大阪で起きないのはあり得ないですから」などと述べました。
西武HD、40施設の売却検討 札幌、大津プリンスホテルなど
2021年07月17日
西武ホールディングス(HD)が「札幌プリンスホテル」(札幌市)や「びわ湖大津プリンスホテル」(大津市)など、国内約40施設の売却を検討していることが16日、分かった。売却額は1千億円超となる見通し。売却後も運営を受託し、プリンスホテルとして営業を続ける見込み。 西武HD、赤字723億円 コロナで鉄道低迷
新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績が低迷しており、資産売却を通じて財務体質の改善を狙う。投資ファンドなどと交渉を進めている。 「ザ・プリンスパークタワー東京」(東京)のほか、ゴルフ場やスキー場などのレジャー施設も売却対象となる。「軽井沢プリンスホテル」(長野)などは今後も保有し続ける。
コロナ禍で受診控え、がん手術減少…「進行した状態で見つかる人増えた」
2021年07月17日
全国のがん診療の拠点病院の8割で、新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年のがん手術件数が前年より減少したことが、読売新聞の調査でわかった。減少幅が10%を超える病院も2割に上り、関係者は「コロナ禍に伴う病院側の診療制限や、感染を恐れる患者側の受診控えが影響した」とみている。 【写真】新型コロナやワクチンを巡り、こんな情報が出回っている!
調査は4~5月、全国のがん診療連携拠点病院など計447施設に対しアンケート形式で実施。20年と19年のがん治療実績などについて尋ねた。
219施設が2年分の実績を回答した(一部は19年の代わりに18年実績を回答)。
このうち、20年のがん手術件数(内視鏡治療含む)が19年(一部18年)より減少したのは170病院(78%)に上った。減少幅が10%を超えたのは45病院(21%)。5~10%は62病院(28%)だった。
手術件数が30%以上減った病院も複数あった。300件近く減少した病院は「新型コロナ患者を受け入れたことによる病棟閉鎖や一般病床の減少が影響したと考えられる」としている。
他にも「コロナ患者の受け入れに伴い一般診療を一部制限せざるを得なかった」「感染を恐れた患者の受診控えが目立った」などを理由に挙げる病院が多かった。
回答した病院の4割が、手術やがん検診を制限した経験があり、うち1割弱が調査時点でも「制限を継続中」としていた。
20年の手術実績が6600件超と最多だった、がん研有明病院(東京)は「検査を受ける人が大きく減って、がんが進行した状態で見つかる人が増えた」との課題を挙げた。
日本癌(がん)治療学会理事長の土岐(どき)祐一郎・大阪大学病院長は、「最初の緊急事態宣言が出された昨年春頃の減少が最も大きかったと思われる。コロナ禍が長引く中、感染対策は欠かせないが、がん治療を先延ばしにすると命に関わるので、しっかり受診してほしい」と呼びかけている。
◆がん診療連携拠点病院=専門的ながん医療を提供し、地域連携や患者相談の中核を担う病院として、治療件数などの要件に基づき国が指定する。拠点病院がない地域には、拠点病院と連携する病院として「地域がん診療病院」が指定される。
「コンビニコーヒー」定着10年 スムージーにコラボフラッペ…カウンタードリンクの最新事情
2021年07月17日
毎年この時期になると、コンビニのアイスコーヒーを飲む機会が増える人も多いだろう。歴史を振り返ると、2021年は、コンビニコーヒーが今のような身近な存在になって10年の節目といえそうだ。最近はコーヒーのみならず、フラッペやスムージーなど新たな商品もつぎつぎと生まれる「カウンタードリンク」事情を取材した。 【写真で見る】ファミマの新作コラボフラッペ ***
ファミリーマートは7月17日より、森永とコラボした「森永ミルクキャラメルフラッペ」「森永ラムネソーダフラッペ」を発売する(それぞれ276円、320円 税込8%、以下同)。これに先立つ7月3日には、カルピスとコラボした「カルピスフラッペ」(298円)も登場。誰もが知っている定番商品を、冷たいフラッペとして楽しめる商品だ。 ファミリーマートの担当者は、 「カウンタードリンクにおける差別化商品として、フラッペに力を入れてきました。今年は社の創立40周年ということもあり、特別なコラボ商品として企画しました」 と説明する。4月にはゴディバが監修したチョコレートフラッペも登場しており、人気ブランドとのコラボに力を入れているようだ。
マーケティングアナリストでコンビニジャーナリストの肩書でも活動する渡辺広明氏は、 「これだけコラボが行われているのは、コンビニの『フラッペ』が浸透した証といえるでしょう。ファミリーマートは2014年からフラッペを発売していますが、毎年ラインナップは変化させ、最も多かった18年には15種類以上のバリエーションを出していました。他社はもちろん、昨年までの自社商品との“違い”をアピールする目的で、今年はコラボに積極的なのだと思います」 ファミマのフラッペは、店内のコーヒーマシンからフォームミルクを注いで作る。今ではおなじみのコーヒーマシンだが、コンビニに登場したのは、ここ10年ほどのことであるという。 「いわゆる売り場ではなく、レジカウンター周辺で売る飲みものを『カウンタードリンク』と呼びます。カウンタードリンクとしてのコーヒーは、1980年代頃から何度か登場しては消えていました。マシンでなく、ポットに作り置きしたコーヒーを注ぐ形などを取っており、肝心の味がおいしいとはいえなかった。ですので、今につづくコンビニコーヒーの流れは、2011年にローソンがはじめた『マチカフェ』、翌年のファミリーマートの『ファミマカフェ』、さらにその翌年のセブンの『セブンカフェ』で、それぞれカウンターコーヒーに参入してきたものだといえます。そしていまや、コンビニのカウンタードリンクはコーヒーに留まらない動きを見せているわけです」
最低賃金、28円引き上げ930円に 過去最高の上げ幅
2021年07月15日
厚生労働相の諮問機関「中央最低賃金審議会」の目安小委員会は14日、2021年度の地域別最低賃金(時給)の引き上げ幅について28円を目安とすることを決めた。引き上げ幅は過去最高で、全国平均で現在の902円から930円に引き上げられる見通し。経営者側は新型コロナウイルスの感染拡大による経済悪化を理由に、現状維持を求め、引き上げを求める労働者側と対立したが、「全国加重平均1000円」を目指す政府方針を背景に引き上げる方向で決着した。小委員会後の審議会で最終決定し、厚労相に答申する。これを参考に都道府県ごとの審議会で引き上げ額が決定され、10月ごろ全国で新たな最低賃金が適用される。 政府は16年度以降、デフレ脱却などを通じた経済再生のため、早期に全国加重平均で1000円を目指すとし、19年度まで4年連続で3%以上(20円台)の引き上げが行われた。しかし20年度は新型コロナの感染拡大による企業業績悪化を背景に、政府は「雇用維持が最優先」として引き上げに慎重姿勢を示した。これを受け審議会も「目安を示さない」という異例の結論を出し、全国加重平均で0・1%(1円)の引き上げにとどまった。現在の最低賃金の全国加重平均は902円。最高が東京都の1013円、最低が秋田県や沖縄県などの792円。 審議会は13日午後2時からの詰めの協議を開始。経営者側は「観光業などダメージが大きい。雇用維持が難しくなる」として現状維持を要求。労働者側は「内需喚起や格差是正のため賃上げが不可欠」として引き上げを求めていた。
「無価値とはほど遠い」 外国人記者が嫉妬した「駄菓子」の真価 世界中のファンが憧れる「新しさ」
2021年07月15日
街角の「駄菓子屋さん」。古き良き日本を感じられる文化として、世界が注目を始めています。ただ「絶滅」を待つだけの存在なのか、それともまったく新しい価値が見えてくるのか。日本に暮らす外国出身の記者が考えました。(Grape Japan、ゼビア・ベンスキー記者) 【画像】外国人記者が嫉妬した「駄菓子屋」はこちら。「代表的菓子」うまい棒の真面目レビュー、第1位は
「懐かしさ」に嫉妬した
初めて駄菓子屋に足を踏み入れた時、私は好奇心に駆られた。 あらかわ遊園地は、東京に残る唯一の都電である都電荒川線を利用して訪れる人が多い、昔ながらのテーマパークである。荒川遊園地前駅から公園に向かう道で、私は「こどもの家 きくや」の看板に目が留まった。 中には、見たこともないようなお菓子がずらりと並んでいた。昼下がりの日差しが優しく差し込む中、私はひざまづいてじっくりと見てみた。日本のコンビニで見たことのあるお菓子もあれば、見たことのないお菓子もあった。帰ろうとしたその時、店に中年のご夫婦とその娘さん(孫娘かもしれないが)が入ってきた。「懐かしいね」と女性は話していた。 私は何も知らなかった日本文化の一面を発見したことに興奮したと同時に、彼女が表現したその「懐かしさ」に嫉妬した。日本で育ったわけではないので共有できなかったその幼少期の思い出の世界を、今になって、私が急に知りたくなった。 後に知ったが、駄菓子は「値打ちのない」という意味の「駄」という字で書かれていて、江戸時代に高級な上菓子と、雑穀と砂糖を混ぜて作った安物のお菓子を区別するために付けられた名前だそうだ。しかし、私にとっても、そして多くの外国人にとっても、駄菓子は決して価値のないものなんかではない。 かわいい形やイラストやキャラクターが描かれていたり、時にはなぞなぞやクイズが出てきたりするようなパッケージの面白さ、甘味・塩味など味のバリエーションの豊富さ、販売しているお店の昭和の雰囲気など、それぞれの魅力や歴史を持った宝箱の中の宝石のような存在だ。 ある人にとっては懐かしさの埃をかぶっているような、ある人にとっては、ガチャガチャ販売機から出てきたばかりのカプセルトイのようなピカピカした新しさがあるようなもので、発見され味われるのを待っている、そんな存在だと感じる。 悲しいことに、「こどもの家きくや」は、2018年に、半世紀の歴史に幕を下ろしてしまった。かつては全国の都市部でもよく見かける存在だったが、日本の駄菓子屋は年々減少しているという。しかし、駄菓子はすぐになくなるという危機に瀕しているわけではない。様々な意味で、時代の変化に合わせて駄菓子や駄菓子文化は適応している。
