洪水で幅100キロの「湖」が出現 パキスタン南部
2022年09月01日
パキスタンを襲った記録的な洪水で、インダス川下流の南部シンド州に幅100キロほどの大きな湖が出現したことが、新たな衛星画像で明らかになった。 【映像】「海さながら」の洪水被害、必死の救出活動続く 米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星に搭載された光学センサー「MODIS」が28日にとらえた画像と、昨年の同じ日の画像を比べると、川が細く流れる農地だった部分が巨大な湖と化していることが分かる。 パキスタンは6月半ばから史上最悪規模の豪雨に見舞われ、死者1162人、負傷者3554人、被災者は3300万人に上っている。シンド州と隣のバロチスタン州では、雨量が平年の6倍に達した。 モンスーン・シーズンと呼ばれる雨季に入ってから、今年はすでに1961年の観測開始以来、最大の雨量を記録しているが、雨季はこの後さらに1カ月続く。今後数日は乾いた天気が続く見通しだが、専門家によれば、水が引くまでには何日もかかるとみられる。
ロシア人ビザ発給制限で合意 優遇措置を凍結 EU外相
2022年09月01日
欧州連合(EU)は31日、チェコの首都プラハで2日目の外相会議を開き、ロシア人に対する観光ビザ発給を事実上制限することで合意した。 【図解】地図で見るウクライナ情勢「ロシア軍侵攻」「近隣国に逃れた難民の数」 ロシアによるウクライナ侵攻を受けた措置。 会議終了後に記者会見したEUのボレル外交安全保障上級代表(外相)は、ロシア人のEU加盟国への渡航が「安全保障上のリスクになっている」と指摘。2007年にロシアと結んだビザ申請に関する協定の全面停止で一致したと明らかにした。 ボレル氏は、協定に基づくビザ取得の優遇措置を凍結することで、ロシア人の取得手続きはより困難になるとし、「新たに発給されるビザは大幅に減少するだろう」と強調した。 EU各国はこのほか、ロシアがウクライナ国内の占領地で発給したパスポートを認めないことなどでも合意した。
「深刻な人権侵害」指摘 国連人権高等弁務官事務所ウイグル報告書で
2022年09月01日
国連人権高等弁務官事務所(スイス・ジュネーブ)は8月31日、中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区を視察した結果をもとに新疆の人権状況をまとめた報告書を発表した。報告書は同自治区で「深刻な人権侵害」が発生していると指摘した。バチェレ国連人権高等弁務官は同日、任期満了に伴い退任。新疆の人権問題を否定する中国政府の圧力を受け、報告書の公表が遅れているとみられていたが、退任直前に発表した。 バチェレ氏は2018年9月に国連人権高等弁務官に就任。今年5月23~28日に訪中し、滞在中に新疆の刑務所や多数のウイグル族らを収容した「職業技能教育訓練センター」だった施設を視察した。国連の人権高等弁務官が中国を訪問するのは05年以来だった。 バチェレ氏は6月13日、1期目の任期が終了する8月末で退任する意向を表明し、報告書を退任までに公表する方針を示していた。 欧州メディアによると、バチェレ氏の報道官は8月31日、「報告書は同日中に発表される」と述べた。 ロイター通信によると、中国政府がスイス・ジュネーブにある各国の代表部に6月終わりごろから書簡を送付し、報告書の公表について「重大な懸念」を表明。公表すれば「人権分野において(問題の)政治化と陣営間の対立を激しくさせ、国連人権高等弁務官事務所の信頼を傷つける」と主張した。バチェレ氏は8月25日、約40カ国から公表に反対する書簡を受け取ったと発言。中国などから送付されたとみられる。
ロシアのTV、死去に冷淡 軍事作戦の特別番組続ける
2022年09月01日
ロシアで30日にゴルバチョフ元ソ連大統領死去の知らせが伝えられたのは、モスクワで日付が変わる直前の午後11時半(日本時間31日午前5時半)ごろ。タス通信などの通信社が一斉に至急報で伝えた。 【写真】日ソ共同声明に署名「指切りげんまん」交わすゴルバチョフ大統領 91年
だが政府系テレビ「第1チャンネル」は、死去の報が伝えられた後もウクライナで続く軍事作戦でロシアの立場を擁護する評論家らの特別番組を放送し続けた。「冷戦終結の功労者」と尊敬を集めた日米欧などでの高い評価とは対照的に、冷淡な扱いだった。 ロシア国営テレビは31日午前0時の定時ニュースで、若きソ連共産党書記長として登場した当時の映像を交えてその死を報じた。
中国共産党の習総書記、3期目続投は終身統治意味せず-後継も見えず
2022年09月01日
中国共産党の習近平総書記(国家主席)は、10月16日に開幕する5年に一度の党大会で、党トップとして異例の3期目入りを決めるもようだ。しかし、それは習氏の終身統治を意味するわけではない。
習総書記の続投に向けた野心は、国家主席の任期制限を撤廃した2018年の憲法改正で明確になった。これによって総書記のポストもさらに5年務める道が開かれた。だが、党トップを27年以降も続けるかどうかは別問題であり、5年ごとに任期を確保していく必要がある。
習氏にとってうまくいくかはなお不透明だ。景気減速や地政学的緊張の高まり、野心を抱く若手幹部の台頭など難題が山積するだけになおさらだ。また、共産党が必要なら武力統一も辞さないとする台湾問題の解決に向けたプレッシャーも習氏にのしかかる。
習総書記の在任期間が長期化すればするほど、最終的に習氏が退任する際に指導部の移行を巡って混乱を招くリスクがその分高まる。
無論、習氏は自身の長期計画を示したことはない。中国のエリート政治はとにかく外からは見えにくい世界であり、決定に至ってようやく国民が大きな変化を知るというのが一般的だ。
1.習総書記の3期目続投は確実なのか
習氏は今年6月で69歳となり、党の不文律では事実上の定年を過ぎているが、10月で退任すれば政治的なショックがあまりにも大きい。習氏は前回の党大会で後継指名を見送ったため、明確な次期総書記候補も不在だ。
習氏が権力の座にとどまるということは、あらゆる兆候が示している。習総書記は昨年11月に毛沢東、鄧小平両氏に次いで3人目となる「歴史決議」の採択にこぎ着けており、党内で幅広い支持を集めたことを示唆した。
恐らく最も明確な兆しは習氏の今後のスケジュールだ。インドネシアのジョコ大統領はバリ島で11月に開く20カ国・地域(G20)首脳会議に習氏が出席するとの見通しを示しており、党大会直後に国内を留守にしても権力の維持に問題はないとの習総書記の自信を示唆している。
円急落、139円台半ば 24年ぶり円安水準更新
2022年09月01日
1日午前の外国為替市場の円相場は一時1ドル=139円台半ばまで下落し、1998年9月以来、24年ぶりの円安ドル高水準を更新した。歴史的なインフレを回避するために米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げを続け、日米金利差が拡大するとの思惑から、円売りドル買いが加速した。 円急落、一時139円台 24年ぶり円安ドル高水準 7月
東京外国為替市場は午前9時現在、前日比75銭円安ドル高の1ドル=139円33~34銭。ユーロは1円23銭円安ユーロ高の1ユーロ=139円85~87銭。
JR東、鉄道事業で4千人縮小へ 利用客減、成長分野へ配置
2022年09月01日
JR東日本が鉄道事業の社員数を約4千人減らす方針であることが31日、分かった。新型コロナウイルス流行の影響により、定期券利用客を中心に鉄道需要が回復しておらず、人員を成長が見込まれる不動産や流通部門に再配置する。 【来春~30年代まで】山手線運行の将来像
山手線などで導入するワンマン運転や保守作業のデジタル化を促進し、鉄道事業の運営に必要な人員を現在の約3万4千人から3万人未満に減らす。早期退職の募集などは行わず、自然減と配置転換で対応する。具体的な期限は定めていないという。 今後は商業施設「ルミネ」や高輪ゲートウェイ駅周辺などの再開発事業に力を入れ、鉄道部門以外の収益を増やす狙いだ。
