米、北欧2国が首脳会談へ NATO加盟申請巡り協議
2022年05月18日
米ホワイトハウスは17日、バイデン米大統領が北欧スウェーデンのアンデション首相と、フィンランドのニーニスト大統領と19日にホワイトハウスで会談すると発表した。両国が書類を提出する見込みとなった北大西洋条約機構(NATO)加盟申請を巡り協議する。 北欧2国は、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、伝統としてきた軍事非同盟から路線を転換した。会談では、欧州の安全保障やウクライナへの支援についても話し合う予定だ。
ウクライナ侵攻で“小麦争奪戦”「3月から供給停止」で大混乱 ロシアの戦略?
2022年05月18日
ロシア軍によるウクライナ侵攻は食糧危機を招きかねない状況となっています。ロシアの攻撃で港が閉鎖されたため、大量の小麦が輸出できなくなっているからです。今後、懸念されるのは世界的な「小麦争奪戦」です。 G7(主要7カ国)の外相は共同声明を採択。ウクライナ侵攻により、ロシアが世界的な食料危機を招いていると非難しています。 ドイツ、ベアボック外相:「ロシアはウクライナに対する軍事戦争を今や『小麦戦争』とでも言うべきものとして、世界の多くの国家、特にアフリカに拡大することを意図的に選択しています」 世界中で「小麦の争奪戦」が巻き起こる懸念が。 ロシア軍が攻勢を強めるウクライナ南部の貿易港オデーサ。WFP(国連世界食糧計画)は、この港から警鐘を鳴らしています。 国連世界食糧計画・ビーズリー事務局長:「すぐに港を開いて貿易を再開しないと大惨事になります。世界の何百万人もの人が餓死することになります」 小麦戦争による食料危機は、すでに世界中で起きています。 エジプトでは、食卓に欠かせないパンの価格が2倍以上に高騰。 エジプトの市民:「値段が上がってしまったから、買うのはいつもの半分です」 エジプトの製粉所、マフムード・サーレムさん:「ロシアとウクライナの戦争が始まって、小麦の輸入は止まってしまいました」 エジプトでは食料不足を賄うため、去年約600万トンの小麦を輸入。その8割をロシアとウクライナに依存していました。 ブラジルやインドなど他の国からの輸入に切り替えましたが、小麦戦争の影響で、さらなる窮地に…。 小麦の生産量、世界2位のインドが国内に安定供給するため、小麦の輸出を禁止する措置を取ったのです。 その背景にはウクライナ侵攻による小麦価格の上昇が…。 小麦の輸出大国でもあるウクライナで一体、何が起きているのでしょうか。 小麦の輸出会社:「ロシア軍が小麦を盗んでロシアへ輸送しています」 ロシア軍がウクライナから強奪した大量の小麦。運ばれたとされる場所は中東のシリアです。ロシア軍が強行する密輸の実態が見えてきました。 ウクライナ最大の港湾都市オデーサ。貿易港として栄えてきた町は、ロシア軍の侵攻によって封鎖される事態に陥っています。 国連世界食糧計画が食料危機に警鐘を鳴らしています。 国連世界食糧計画・ビーズリー事務局長:「この港にある穀物は世界の4億人の食糧を支えています。しかし、港は戦争のために閉鎖されてしまいました。すぐに港を開いて貿易を再開しないと大惨事になります。世界の何百万人もの人が餓死することになります」 世界中の人が餓死する危機…。 ウクライナ農業省の次官は、ロシア軍による意図的な戦略だと訴えます。 ウクライナ農業省・ビソツキー次官:「戦争が始まってからウクライナの小麦の9割が輸出されていない状況です。ウクライナ国内に限らず、国際的に食料不足の脅威を引き起こす戦略」 ウクライナは世界有数の小麦の産地。輸出量は世界5位を誇ります。 ところが、ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まってから貨物船での輸出が止まっています。 本来であれば、小麦を積んだ貨物船はオデーサの港から黒海を経てトルコの海峡を通るルートを進みます。 ところが、ロシア海軍が通行を妨害しているといいます。 ウクライナ農業省・ビソツキー次官:「ロシアの海軍はウクライナの船が通っていたルートの近くに軍艦を配置しているので、貨物船に危険が及びます。さらにロシアは輸出ルートに機雷を仕掛けているのです」 黒海にはロシア海軍が仕掛けた「機雷」と呼ばれる水中兵器が浮遊しているといいます。貨物船が接触、接近すると爆発する仕組みです。 この海路が使えないため、輸出会社は日本を含む世界56カ国以上に小麦などを運ぶことができないのです。 ゼレンスキー大統領:「私たちの農産物の輸出がなくなって世界の様々な地域が食料不足の危機にひんしている」 輸出できない小麦は、封鎖されたオデーサ港の倉庫に保管されています。その量は2000万トンにも及ぶといいます。 オデーサに倉庫を持つ小麦輸出会社の社長は、さらなる脅威を警戒しています。 小麦輸出会社「テクライン」・ポロシェンコ社長(37):「倉庫に関して最も大きな脅威はロシアのミサイルが直撃することです」 すでに小麦畑では、ミサイルの被害が相次いでいます。 農家:「これは私たちの農場の近くに落ちたミサイルの一部です。畑で草を焼き尽くしました」「キーウ州の農場は、3分の1以上がロシア軍の攻撃の被害を受けています」 そして、ロシア軍に占領された南部の地域では、小麦の強奪も起きているといいます。 小麦輸出会社「テクライン」・ポロシェンコ社長:「現在、占領された地域にある倉庫からロシア軍が小麦を盗んでロシアへ輸送しています」 ウクライナメディアが報じたのは…。 Zマークが付いた車列。ロシア軍が盗んだ小麦を運んでいる映像だといいます。 ウクライナ農業省・ビソツキー次官:「南部にある倉庫からロシアが小麦を盗んだことは間違いないです。分かっているだけでも50万トンの小麦が盗まれました。彼らは盗んだ小麦をクリミア半島かロシアの地域に移動し、その後は把握しにくい状況です」 ロシア軍が持ち去った小麦は一体、どこへ…。 AP通信が、ある衛星写真を公開。中東シリアの港です。 映っているのはロシアの貨物船。盗んだ小麦を積んでいるとみられます。果たしてロシアの狙いとは。 CNNは港に止まっている船をロシアの貨物船「マトロス・ポジニッチ」と特定。この船は先月、クリミア半島の港で目撃されていました。 シリアはロシアの友好国で、ソ連時代から密接な関係を築いています。 ウクライナの輸出会社の社長は涙を流しながら切実に訴えます。 小麦輸出会社「テクライン」・ポロシェンコ社長:「戦争が終わることを期待しています。戦争が早く終わって引き続き、日本との貿易で協力してもらえると思っています」
上海当局「ゼロコロナ達成」 その代償は“新車販売ゼロ”など深刻
2022年05月18日
50日以上ロックダウンが続く中国・上海が「ゼロコロナ」を達成です。 上海市当局は17日、「社会面ゼロコロナを達成した」と発表しました。 社会面ゼロコロナとは、当局が重点的に閉鎖管理している地区以外での新規感染者が3日連続でゼロになることを指します。 一方、厳しいロックダウンで経済に深刻な影響が出ています。 「上海市自動車販売業協会」によりますと、4月の新車販売台数は「ゼロ」だったということです。 協会は「販売店の資金繰りが破綻する可能性がある」と指摘しています。 中国政府は自動車の販売促進政策を行うと表明しました。
2022年1~3月GDP速報値 年率換算1.0%減 「まん延防止」も個人消費下げ小幅
2022年05月18日
2022年1月から3月までのGDP(国内総生産)速報値は、物価変動の影響を除く実質で、前の3か月と比べて 0.2%減少し、年率換算では 1.0%減だった。マイナス成長となったのは2四半期ぶり。 オミクロン株の流行により、東京都などに「まん延防止等重点措置」が適用されたが、GDPの半分以上を占める個人消費は、マイナス0.03%と小幅な下げ幅だった。
電力・ガス大手、21年度の原燃料費54%増…今年度さらに増加か
2022年05月18日
国内電力大手の火力発電の燃料費とガス大手の都市ガス原料費の合計が2021年度に、前年度比約54%増の約5兆7900億円に上ったことがわかった。ロシアによるウクライナへの侵攻で原油や液化天然ガス(LNG)価格は高騰しており、22年度はさらに大きく膨らむ可能性が高い。電気やガス料金の値上がりを通じ、国民の生活にも大きな影響を及ぼしている。 【写真】「うなぎパイ」「赤福餅」ご当地銘菓も値上げラッシュ
関西や九州電力、電源開発など電力・発電大手10社と、東京、東邦、大阪の都市ガス大手3社の決算資料などから集計した。
21年度は世界的にコロナ禍からの経済回復が進んで燃料の需要が伸びた一方、産油国が追加増産を見送ったため原油の需給が逼迫(ひっぱく)し、価格高騰につながった。欧州では天候不順などで風力発電が十分に稼働せず、火力発電の燃料となる天然ガス価格が高騰した。
電力大手のうち、水力発電の稼働が減って火力発電が増えた四国電力は87・8%増、北陸電力は86・3%増と増加率が大きかった。
資源国ロシアがウクライナに侵攻した今年2月以降は、供給不足への懸念が高まり原油や天然ガス価格は一段と上昇している。原油先物価格は1年前と比べて約7割上昇した。急激に進む円安も、円建ての輸入価格を引き上げている。
燃料価格の上昇は、電気・ガス料金の値上げにつながる。平均的な使用量の家庭の料金(消費税込み)は、1年前と比べて1~2割程度上昇した。東京電力管内の6月分の料金は、前年同月比1652円高い8565円となった。
日本は化石燃料のほぼ全てを輸入に頼っており、価格高騰で負担が増えた分は、それだけ国の富が海外に流出していることを意味する。
日本エネルギー経済研究所の小山堅首席研究員は、「原油価格の足元の高い水準を踏まえると、少なくとも秋頃まで各社の調達費用は増加する可能性が高い」と指摘している。
体操NHK杯チケット、カラ予約1600枚…同一人物名義で決済されず2階席の大半が空席に
2022年05月18日
15日に閉幕した体操・NHK杯(東京体育館)の観戦チケットをめぐって、計約1600枚の同一人物名義の購入予約が決済されなかったことが、日本体操協会関係者への取材でわかった。同協会は被害届の提出を見送っているものの、悪質な迷惑行為として警視庁に相談したという。
チケット購入はインターネットで予約し、期日までに決済する仕組み。関係者によると、女子競技の14日、男子の15日で各1400枚の販売を予定し、15日について2階席が予約完売となったため、3階席を追加販売した。しかし、2階席の大半は決済されず空席となり、急きょ3階席購入者の一部を2階席へ振り替えるなど、同協会が対応に追われた。新型コロナウイルス対策で、当日の窓口販売は予定していなかった。
申し込みの履歴を調べたところ、同一人物名義で、決済期日を過ぎると再び予約する行為が繰り返されており、14日分は約600枚、15日分は約1000枚が押さえられていた。同協会では、個人で予約できるチケットの枚数を制限するなど再発防止策を取る方針だ。
住所だけで郵便配達、6月から NHKの受信料徴収支援
2022年05月18日
日本郵便は17日、宛先の名前が分からなくても住所だけで送れる新たな郵便サービス「特別あて所配達郵便」を6月21日から本格導入すると発表した。手続き書類や振込用紙を送るといったNHK受信料の徴収業務を支援するために昨年6月に試験導入した。インフラ系の企業などからの引き合いもあり、収益が確保できると判断した。 【表】はがき、手紙の配達遅く 最大数日間、全国に拡大へ 日本郵便
年間千通以上の利用が条件となる。6月21日以降の料金は定形郵便物や通常はがき、往復はがきに150円を上乗せする。例えば25グラム以内の定形郵便物の場合、234円となる。
ヘリウム品薄、水道水検査に影…契約業者が納入できなくなった自治体「こんなこと初めて」
2022年05月18日
水道水の検査に欠かせないヘリウムが品薄となり、調達できない自治体が相次いでいる。世界的な供給不足に、ロシアのウクライナ侵攻に伴う物流の混乱が追い打ちをかけた。各自治体とも予備を確保しており、水道水に影響は生じていないが、国は工業用を水質検査に回すよう業界に要請することも含め、対策の検討を始めた。(丸谷一郎)
カビ臭物質検出

大阪市の水質試験所ではヘリウムの節約に取り組んでいる(大阪市内で)
水道水は水道法で定期的な検査が義務づけられており、定められた水質基準をクリアしなければならない。ヘリウムは水のカビ臭の原因となる物質や農薬などを検出する分析機に使われ、水道水から成分を分離する際に必要となる。
大阪市は3月、半年分にあたるガスボンベ11本を競争入札で調達しようとしたが、応札はゼロだった。予備はあるが、油の流出など水源が汚染される事故が発生した場合、検査する水の量が一気に増え、足りなくなる可能性があるという。
水質の分析機は維持管理上、終日、ガスを流し続ける必要がある。市は検査していない時は窒素ガスに切り替え、節約している。担当者は「十分に検査できなくなるかもしれず、価格が高くなっても何とか確保したい」と話す。
全国20政令市と東京都のうち、大阪市のほか、名古屋、新潟、静岡、浜松、岡山の5市が計画通り調達できていない。岡山市では今年度分を契約した業者が納入できなくなっており、担当者は「予備は半年持つかどうか。こんなことは初めてで、どう対応していいか困っている」と漏らす。
調達できた自治体も負担は増している。神戸市は今年度分を確保したものの、購入額は昨年度の1・8倍に膨らんだ。
露侵攻で物流混乱
日本は米国とカタールを中心にヘリウムを全量輸入している。中国を中心に需要が伸び、不足する傾向にあったが、昨年から続く世界的な海運の停滞に、ロシアの軍事侵攻に伴う物流の混乱が拍車をかけた。
国内取扱量最大手の岩谷産業(大阪市)は計画の8割程度しか調達できず、長期の契約先に供給を絞っている。2位の大陽日酸(東京)は半分に満たず、4月から取引先への納入量を一律50%に制限している。
JR四国、苦しい台所事情 20年度は全路線が赤字に 収支を公表
2022年05月18日
JR四国は17日、2019~20年度の路線区別の収支を公表した。全8路線18区間のうち、20年度は全路線の営業損益が赤字になるなど前回公表から状況はさらに悪化した。人口減少に加え、コロナ禍によって利用客の減少が加速したことが大きな打撃となった。 【写真】100円稼ぐのに経費2万5千円、JRの収支公表で沿線に激震 本四備讃線(児島―宇多津)は19年度、唯一の黒字路線だったが20年度は赤字となり、全ての路線、区間が赤字に沈んだ。全線あわせた営業損益は19年度が131億円の赤字、20年度が225億円の赤字だった。これまでも業績は振るわず13~17年度平均は109億円の赤字だったが、ここにきて赤字幅が拡大した。
かつや「大人様ランチ」が大好評 売り上げ予想の3倍以上、品切れも
2022年05月18日
とんかつ専門店チェーン「かつや」が期間限定で提供している「大人様ランチ」が好調だ。運営会社「かつや」の親会社アークランドサービスホールディングス(東京都千代田区)によると、売り上げは想定の3倍以上に上り、ここ数年の期間限定メニューではトップの売れ行きだという。予想以上の人気で一部では品切れになる店舗も出ている。 【写真】これまでの期間限定メニューは 大人様ランチは、子どもも大人も大好きな食材を一皿に盛った“大人向けのお子様ランチ”。「年齢制限のないお子様ランチのようなメニューがあれば喜ばれるのではないか」というアイデアから開発を始め、12日から5月の月内限定で全国のかつやで提供している。 内容はオムカレー、エビフライ、タルタルソースがけのチキンカツ、赤いウインナー。開発当初は、目玉焼きや鶏の唐揚げ、ハンバーグなどの食材も候補に挙がったが、全体の彩りや盛り付けのバランスのほか、顧客を待たせずに提供できるかどうかなどの判断から現在のメニューに決めたという。 12日の発売後からツイッター上には、「夢のような組み合わせ」「(ボリュームが多く)背徳感はあるがおいしい」「期間限定はもったいない」「これを食べるために遠出した」など多くの好意的なコメントが並んでいる。一方で、店に行ったが品切れだったという投稿も目立つ。広報担当者は「想定を大きく上回る販売数で、早い時間帯に完売してしまう店舗も続出しています。楽しみにご来店いただいたお客さまには大変申し訳ございません」と話し、5月の提供期間中に十分に販売できるよう、現在、食材の手配に力を入れているという。 ツイッターなどでは「赤いウインナーは揚げないでほしい」という声も出ていたが、かつやは揚げ物専門店のため、ウインナーも揚げるレシピになっているのだという。また、お子様ランチのシンボルの一つとも言える日の丸などの旗は、かつやでは特に検討はしなかったというが、自分で用意した旗を立てた写真をネットに投稿する利用者もいるなど、楽しみ方も広がっているようだ。 かつやのメニュー開発の基本的な考え方は「おなかいっぱい食べてほしい」。これまでにも、とんかつ定食の白ご飯をカツ丼にした「王道ロースカツ定食」(2021年5月)のほか、ロースカツ、ヒレカツ、メンチカツ、エビフライをのせた「全部のせソースカツ丼」(同年10月)などを世に出している。今回の大人様ランチもその一つだが、かつやファンにはそのネーミングや内容が特に心に響いたようだ。広報担当者は「これからもあっと驚くような商品を考えていきたい」と話している。 「大人様ランチ」の価格は店内759円、テークアウト745円(いずれも税込み)。年齢制限はなく誰でも注文できる。月内いっぱい提供する予定だが、食材の在庫がなくなり次第早めに販売を終了する場合もある。
