クールジャパン機構の累積赤字309億円、改善見込めない場合は統廃合を…財務省が提言
2022年06月21日
財務省は20日、多額の損失を抱える官民ファンド「海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)」について、今秋以降も業績改善が見込めない場合、組織の統廃合を念頭に整理すべきだとの提言をまとめた。同日の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)財政投融資分科会で示した。
機構は今年3月末時点の投資損益が309億円の累積赤字となった。コロナ禍の長期化で、投資先の一部で売上高が大幅に減少し、計画よりも52億円赤字が拡大した。機構は今秋までに、出資企業の監督強化などを含む改善計画をまとめ、分科会が内容を確認する方針だ。
吉野家元常務「生娘シャブ漬け」発言 受講生らが抗議の署名提出
2022年06月21日
牛丼チェーン「吉野家」の常務取締役だった男性(解任)が4月、早稲田大学の社会人向け講座で「生娘(きむすめ)をシャブ(薬物)漬け戦略」などと発言した問題で、講座の受講生らが20日、発言への抗議と再発防止の対策を求める2万9200人分の署名を吉野家と親会社の吉野家ホールディングス(HD)、早大に郵送した。 【画像】吉野家元常務の「暴言」は一発レッド 「炎上CM」著者が発言を分析 受講生と、受講生と早大側との面談に立ち会った伊藤和子弁護士らが記者会見し、明らかにした。 問題の発言は4月16日、若い女性層に吉野家を継続利用してもらう戦略について元常務が述べた中であった。発言を受けて吉野家HDは同月18日付で常務取締役を解任し、早大社会人教育事業室も同日付でウェブサイトに「お詫(わ)び」を掲載した。 吉野家HDは受講生らが出していた要望書に5月25日に回答。その中ではコンプライアンス研修を実施したとし、ホームページ上でコンプライアンスの考え方を開示している、と説明したという。 講座での発言後にも、吉野家の採用説明会への参加を申し込んだ大学生に対し、本人に確認しないまま外国籍であると判断して参加を断っていたことが判明したため、受講生らは改めて署名を提出したという。 署名は、吉野家側に「今回のような発言が社内で日常的に使用されていなかったか、第三者委員会が実態調査し、結果を公表すること」「社としてのコンプライアンスルールの策定・公表」などを要望。早大に対しては「教育機関として、具体的な認識を公表すること」「キャンパスハラスメントを含むコンプライアンス実態調査と内容の公表」などを求めた。 会見した受講生は「早大や吉野家は署名の重みをきちんと受け止めてほしい」と述べ、対話の機会も設けるよう訴えた。 署名について、吉野家HDの広報担当者は「抗議と要望の内容を確認し、対応を検討する」と話した。早大広報課は「署名提出については、内容を把握しておらず、対応について現時点では回答できない」としている。
従業員の「名札」は時代に見合うのか クレーマーが盗撮、SNS投稿も 企業が取るべき対応は?
2022年06月21日
従業員が身に着ける名札。駅員やバス運転手、コンビニや薬局など、さまざまな業種で見られるが、近年、悪用されるケースが目立っている。悪質な利用者がスマートフォンなどで無断撮影しSNSに投稿するといった事例だ。こうした行為はカスタマーハラスメント(カスハラ)と呼ばれ、国が対策に動き出している。企業側は従業員の安全を守るために、どのような対策が必要なのか。カスハラ問題に詳しい弁護士に話を聞いた。 【画像5枚】中傷・土下座の強要……業種別に特徴があるカスハラの事例 「クレーム対応をしている際に、至近距離で顔写真を撮られた経験がある」(鉄道関係者) 「クレーム対応中に名札を撮られSNSに投稿された」(航空関係者) 2021年に発表された悪質クレームに関するアンケート結果(交運労協が実施)。交通運輸や観光サービス業の従事者から約2万件の回答を得たところ、直近2年以内で利用客から迷惑行為を受けた割合は46.6%に上った。中でも、鉄道・トラック・バス業界で多かった被害が「SNS・インターネット上での誹謗・中傷」だ。
名札を着用しなければ罰則も
名札がSNS上にさらされると、個人の特定も容易になり、人権やプライバシーの侵害につながる。上記のアンケートには「社員である前に、1人の人間として個人の尊厳が守られていないと感じる」(鉄道関係者)、「盗撮されても泣き寝入りの状態」(航空関係者)――など、現場の切実な声が寄せられている。 一方で、バスやタクシーなど運送に関わる業種では、道路運送法をもとに定められた運輸規則で、車内に運転手や乗務員の氏名を利用客に見やすいように掲示しなければならない(運輸規則第42条第1項)と定められており、違反した場合の罰則規定も存在する。 バス従事者からは「実名ではなくイニシャル表記も認めてほしい」といった声があがる。事態を重く見る運送業者は、従業員の安全を守るため、国に働きかけを続けている。 鉄道やバスの労働組合から成る私鉄総連の志摩卓哉・交通政策局長は「名札の着用は、大前提として乗客の安全を守る責任や仕事に対する誇りを表すものですが、残念ながら無断撮影など悪用されるケースが後を絶ちません。運転手側も守られるべき部分は守られるように、法的措置も含めた対策を国に常々要請しています」と話す。
就活でガクチカを聞くのはもういい加減やめよう、「学生時代に力を入れたこと」に囚われる人々の呪縛
2022年06月21日
「ガクチカに悩む就活生たち」 新型コロナウイルスショック以降、このような報道をよく目にする。「ガクチカ」とは就活の選考でよく質問される「学生時代に力を入れたこと」の略だ。感染症対策のために、大学生活の自由度が制限される中、就活で自分をアピールするガクチカがなく、就活生が困っているという問題である。 【ランキング】「入社が難しい有名企業」ランキング200社 ガクチカ問題は、全国紙各紙でも報じられた。関連した記事は一通りチェックしたが、パターンはほぼ一緒で、戸惑う学生の声を中心にし、企業の人事や、大学のキャリアセンターの試行錯誤が伝えられる。このような報道が就活生の不安をさらに高める。
■「ガクチカの父」として猛反省していること このガクチカについて、私は複雑な想いを抱いている。実は、この言葉を日本で初めて書籍に掲載したのはどうやら、私なのだ。2010年のことだった。私は「意識高い系」をタイトルにした本を初めて世に出した者でもある。ゆえに、若者を苦しめる言葉を広げた者として悪者扱いされることもある。ともに、私が生み出した言葉ではなく、広めた言葉なのだが。 正直なところ、とばっちり、流れ弾だなとも思いつつも、とはいえ反省すべき点もある。それは、このガクチカという言葉が就活生、企業、大学関係者などに誤解を与えつつ広まってしまったことにより、混乱を招いている。これは、問題だ。
あたかも、ガクチカとして自信をもって語れることがなければ内定が取れないのではないかと就活生を焦らせたのではないか。ガクチカ=「わたしがなしとげたさいこうのせいこうたいけん」なのだと、誤解させてしまったのではないか(つまり、“すごい体験”でなければアピールできないと思わせてしまったのではないか)。 企業の面接官も、わかっていない人に限って、派手なガクチカを過大に評価してしまう。しかも、その流れにより、大学もエントリーシートの添削などで学生の体験を誇張してしまう。さらには、大学側が就活でアピールできるような機会まで用意してしまう……。
「ニンニク」需要増加 マスク着用・テレワークでにおい気にならず…
2022年06月21日
コロナ禍でのマスク着用が日常となり、在宅勤務も拡大する中、ニンニクの需要が高まっています。においを気にせずにスタミナをつけたいというニーズにこたえて、飲食店などで新たなメニューが登場しています。 ◇ すき家は22日、夏限定メニューとして、牛肉の上にピリ辛のニンニクの芽を敷き詰め、さらにその上に大粒のニンニクをいくつも乗せた「ダブルニンニク牛丼」を発売します。ニンニクを揚げ、ほくほくの食感にこだわったスタミナがつく1杯です。 すき家営業企画部販促室 徳永絢子さん 「コロナ前と比べて、ニンニク関連商品の販売数が伸びました。コロナ禍において、商品をテイクアウトしてご自宅で召し上がる機会が増えたことで、ニンニクを日中に食べることへの抵抗感が減ったのではないかなと」 在宅勤務の拡大やマスク着用などで、ニンニクのニオイをあまり気にせずランチでの需要も広がっているというのです。 今年、ニンニク料理の専門店が、神奈川県のJR川崎駅のすぐ近くにオープンしました。周辺には企業のオフィスも多く、ランチ時には、会社員などで満席になることもあります。 「特製 ガーリックビーフステーキ」(1200円)は、ステーキにニンニクソースを乗せ、さらに、揚げた大量のニンニクチップをトッピングした、まさにニンニクづくしの一品です。 実は、このお店には、2種類のメニュー表があり、1つは「隠し味程度にニンニクを使った料理」、もう1つは、「がっつりニンニクが入った料理」が載っています。2種類に分けた理由は、ランチ後の仕事などに向け、客が口臭を気にするのではないかと、心配したためだといいます。 アメリカンハウス 奥津企久夫専務取締役 「ニンニクを昼から食べるのに抵抗ある方も非常に多いかなと思いまして」 しかし… アメリカンハウス 奥津企久夫専務取締役 「ふたを開けると、7割近くのお客様が『がっつりニンニク料理』を楽しめるメニュー(を注文)。売り上げ的にも思っていたより好調で『ありがとうございます』って感じ」 実際に、このあと仕事だという男性は── 『がっつりニンニク料理』を注文 「基本マスクはするので、昼からニンニクありだなって」 別の客も「マスクはしているから、あまり(ニオイは)気にしてはないかな」と話していました。 ◇ 農畜産業振興機構「ベジ探」によると、コロナ前の2019年と比べ、2021年のニンニクの輸入量は10%ほど伸びているといいます。 そして、国産ニンニクは、今が収穫のピークを迎えています。生産量、全国1位の青森県では、収穫期の今しか食べられない、“貴重なニンニク”があります。 ニンニク農家 関口巖さん 「“生ニンニク”って甘くておいしいんですよ」 通常、ニンニクは収穫後、3週間ほど乾燥させますが、収穫直後は、一部のニンニクだけ生のまま出荷します。“生ニンニク”と呼ばれ、みずみずしさを楽しめるというのです。 東京・新宿にある居酒屋では、その“生ニンニク”を使った料理を提供しています。 青森PR居酒屋りんごの花 小池政晴店長 「断面見てもらうとわかるけど、すごくみずみずしいんですよ」 しゃきしゃきっとした食感の生ニンニクをスライスし、オムレツに乗せたものや、生ニンニク入りのお酒などが提供されています。 青森PR居酒屋りんごの花 小池政晴店長 「コロナの影響で免疫力をつけたいのか、“平日ニンニク”の人が増えてきましたね。次の日、テレワークで出社しないから、におい気にならないよねとか」 これまでは、休みの前日の金曜日にニンニク料理を注文する人が大半でしたが、コロナ禍で、平日でも食べる人が増えてきたということです。
ロシア軍、命令拒否や対立続出 英国防省の戦況分析
2022年06月20日
英国防省は19日の戦況分析で、ロシア軍部隊内で命令拒否や対立が続いていると指摘した。ウクライナ侵攻を「特別軍事作戦」とする公式な立場に阻まれ、ロシア当局が反対する兵士らに法的圧力をかけるのに苦労しているとの見方を示した。 ロシア軍、通常600~800人で構成の大隊戦術群を30人程度で運用か 英分析
あらゆる階級のロシア軍兵士の多くが戦争の目的について混乱したままとみられ、士気の問題は作戦目標の達成能力を制限するほどに重大だと分析。士気低下の原因としては指導力の低さや死傷者の多さ、劣悪な兵たん、給与問題などが挙げられるという。 ウクライナ軍も激しい戦闘に投入され、ここ数週間、脱走を繰り返しているようだと指摘した。
ウクライナでの戦争「数年続く」 NATOトップ警告
2022年06月20日
北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は、独紙ビルト(Bild)に19日に掲載されたインタビューで、ウクライナでの戦争は「数年間続く」恐れがあると警告した。 【写真】ゼレンスキー氏、南部前線を視察 ストルテンベルグ氏は、「数年間続くことをわれわれは覚悟しなければならない」とし、「たとえコストが高くついたとしても、ウクライナへの支援を弱めてはならない。軍事支援だけでなく、エネルギーや食料の価格高騰についてもだ」と述べた
ウクライナに武器が届かない!?欧米に漂う“ゼレンスキー疲れ”とは
2022年06月20日
これまで西側諸国から、ウクライナに大量の武器が供与されているように見えた。だが戦力を集中する作戦に出たロシアは、いま優勢に立っているように見える。 ウクライナ大統領府顧問は5月、「欧米から提供される武器が揃う6月中旬以降に、反転攻勢に出る」としていたが、すでに6月中旬。この戦況はなぜなのか。 【写真を見る】ウクライナに武器が届かない!?欧米に漂う“ゼレンスキー疲れ”とは【報道1930】 ここへきてウクライナから西側に武器供与を求める声が強くなっている。武器は西側から届けられるのか・・・。西側に吹き始めた風を読み解いた。
■「ドイツは圧力をかけられ、それに屈したという印象を与えたくない」
ドイツでは高射砲を搭載した車両“ゲパルト自走砲”を50両。“自走りゅう弾砲”を7両、提供することをすでに決定しているが、弾薬が確保できない、ウクライナ兵を訓練中などの理由で未だウクライナには届いていない。さらにスペインが所有するドイツ製の戦車をウクライナに送ると提案したところ、ドイツがこれを認めなかった。 EUの中でもとりわけウクライナ支援に慎重なドイツの事情をウクライナ・キーウに取材に入っているドイツ人記者に聞いた。 ZDF・ドイツ第2テレビ ヨハネス・ハーノ特派員 「西ドイツだったエリアと東ドイツだったエリアでかなり差があり、西側はとにかくウクライナを支援すべき、武器も供与すべきという意見。一方、東側の場合どちらかといえば武器供与についてもEU加盟についても反対意見が多い。(中略)旧東ドイツエリアはロシアと一緒に育ったという感覚で親近感が強い。東ドイツの人にとってロシアは兄弟のような存在で、反ロシア的なことに対して結構反感が強い」 加えてショルツ首相の所属する社会民主党は反戦的思考で、戦争に関わること自体、積極的ではないことも一因とした。だが、これらの理由とは全く別にゼレンスキー政権への反感もあるとハーノ特派員は言う。確かにゼレンスキー大統領はドイツに対して武器供与が他の国より遅かったと名指しで批判している。さらに・・・ ZDF・ドイツ第2テレビ ヨハネス・ハーノ特派員 「駐独ウクライナ大使のメルニク氏は、結構ドイツに批判的なことを言って、ドイツ国内で反感を買った。プレッシャーのかけ方が強すぎる。要するにドイツはメルニク大使に圧力をかけられ、それに屈して武器を提供するいう印象を与えたくないのです」
ロシア艦、日本列島半周の航行 沖縄通過、防衛省が警戒
2022年06月20日
防衛省統合幕僚監部は19日、太平洋側を南下していたロシア海軍の艦艇5隻が沖縄本島と宮古島の間の海域を抜け、東シナ海へ入ったと発表した。日本列島を半周するように航行したことになる。防衛省は今回の行動の狙いを詳しく分析し、ロシアの動向に警戒を強めている。 【写真】千葉県沖まで南下したロシア海軍の駆逐艦
防衛省によると、5隻はフリゲート艦3隻と駆逐艦1隻、ミサイル観測支援艦1隻。この5隻は今月、北海道沖から南寄りに移動し、千葉県沖、さらに伊豆諸島を通過したと明らかになっていた。防衛省が17日に動向を公表した伊豆諸島付近では、別の2隻も一緒だった。
仏総選挙、マクロン氏与党が大幅過半数割れ 政権運営は不安定に
2022年06月20日
フランス総選挙(下院・国民議会選、定数577)の決選投票が19日に行われ、内務省の集計と仏紙ルモンドの分類によると、マクロン大統領の与党連合(中道)は246議席となり、過半数(289)を大幅に割り込んだ。前回(350議席)を大きく下回る敗北となった。下院議長や会派代表、環境相、保健相といった重鎮が相次いで落選した。 【写真】仏政治学者がみたマクロン氏の限界は… マクロン氏は4月の大統領選で再選されたものの、ウクライナ危機による物価高に苦しむ庶民の不満や、上意下達型の政権運営に対する有権者の不信が根強かった。少数与党での不安定な政権運営を強いられることになる。 躍進したのは、4月の大統領選で決選投票に進んだ右翼ルペン氏の「国民連合」。前回(8議席)の10倍以上となる89議席を得た。 左派連合は142議席に伸ばし、野党第1勢力に躍り出た。大統領選で3位に食い込んだ左翼「不服従のフランス」のメランション氏が主導し、左派の選挙協力を実現。中道左派の社会党や環境政党などと、格差是正に力点を置く共通公約を掲げた。 中道右派は64議席(前回136)にとどまった。投票率は史上最低だった前回を3・6ポイント上回る46・2%だった。
