拡大するウクライナ侵攻での損害、ロシアエリート層の怒りの声
2022年10月08日
ウクライナ侵攻での失敗や敗退が増えるにつれ、ロシアのエリート層の間で怒りが広がっている。「軍事作戦」に対して引き続き支持を示しているものの、軍幹部は銃殺刑にすべきだと口にする人も出てきてる。 【写真】「死にたくない」 動員令逃れ出国するロシア人男性 ウクライナ軍が反転攻勢を強めた9月以前は、軍批判の世論は珍しかった。ウクライナ侵攻は神聖で、愛国的な作戦であり、軍を批判すれば長期間刑務所に入れられる恐れがあった。 今でもロシア政府の見解やウクライナ侵攻のメリットについて、疑問を投げ掛けるエリートはいない。 だが、ロシア軍の後退や予備役の動員をめぐる問題を受け、通常はものを言わない著名人らが軍幹部を批判するようになっている。 元司令官で、下院国防委員会の委員長を務めるアンドレイ・カルタポロフ(Andrei Kartapolov)氏は5日、軍は毎日の戦況報告で自国の後退には触れず、ウクライナ軍が被ったとする甚大な損失を称賛するような「うそ」はやめるべきだと指摘。「国民は知っている。彼らもばかではない」と警告した。 同氏は、愛国者として知られる人気テレビ司会者ウラジーミル・ソロビヨフ(Vladimir Solovyov)氏のオンライン番組で、「私たちが真実の一部でさえも国民に言いたくないことは彼らも分かっている。これにより、信頼を失うこともあり得る」と述べた。 ■銃殺刑 欧州連合(EU)の制裁対象となっているソロビヨフ氏は、軍幹部には銃殺刑に値する者もいると主張。「罪を犯した者は罰せられるべきだ。残念ながらロシアには死刑がないが、一部にとってはそれが唯一の解決方法だ」「軍人としての誇りもない。ないから、銃で自殺しようともしない」と語った。 著名な戦争記者のアレクサンドル・コッツ(Alexander Kots)氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、「近い将来(前線から)良いニュースが入ってくることはないだろう」と投稿した。 ただ、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領やセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相に対する批判は出ていない。 従軍経験のない人が前線に動員されたとの報告が相次ぐと、プーチン氏は予備役動員での「誤り」を公に認めざるを得なかった。 ロシアでは野党が事実上一掃され、中心的指導者だったアレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏は獄中にいる。 残された人々は主に国外で活動しており、国民の不満に乗じ、ロシア国内での立て直しを試みている。 ナワリヌイ氏の側近のレオニード・ボルコフ(Leonid Volkov)氏は、ロシア国内での活動家のネットワークを再開させるとユーチューブ(YouTube)で発表し、「ロシアに残る数百万人はプーチンの人質であり、戦う意志はない」と述べた。
「加害者側と一緒」に非難も ノーベル平和賞受賞団体は歓迎 ウクライナ
2022年10月08日
ウクライナ、ロシア、ベラルーシ3カ国の個人や団体に対するノーベル平和賞の授与発表について、ウクライナ政府関係者からは7日、「ウクライナ侵攻の加害者側との共同受賞はおかしい」と非難するコメントが聞かれた。 【写真】旧ソ連の人権活動にノーベル平和賞 ロシア、ウクライナ、ベラルーシ3個人・団体 ウクライナのポドリャク大統領府顧問はツイッターで「ノーベル賞委員会は『平和』という言葉に興味深い理解を有している」と皮肉り、「ロシアやベラルーシの組織は戦争に抵抗できない。今年の賞はむちゃくちゃだ」と感想を述べた。 ウクライナからは、ロシアの戦争犯罪を暴く役割を担う人権団体「市民自由センター(CCL)」の受賞が決まった。CCLの代表はフェイスブックに「うれしい」と書き込み、共同受賞についても前向きな姿勢を示した。 イェルマーク大統領府長官は通信アプリ「テレグラム」に、「いまを生きるウクライナの人々が主な平和の担い手になっている」と投稿した。 平和賞の発表前、一部メディアでは「ゼレンスキー大統領に授与されるのではないか」という観測も浮上していた。
米雇用、26万3000人増 失業率は3.5%に改善 9月
2022年10月08日
米労働省が7日発表した9月の雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月から26万3000人増加した。 【図解】米政策金利と消費者物価指数 市場予想(25万人増)を上回った。失業率も3.5%と、0.2ポイント改善した。 伸びは前月(31万5000人増)から鈍化したが、「非常に健全な水準」(連邦準備制度理事会=FRB=高官)を保った。FRBは、人手不足で賃金が上昇し、高インフレがさらに続く事態を警戒。11月の次回金融政策会合で、通常の3倍となる0.75%の利上げを4会合連続で決めるとの観測が浮上している。 業種別の就業者数は、新型コロナウイルス危機の打撃が大きかった娯楽・接客業が前月比8万3000人増で、全体の伸びをけん引。一方、小売りや輸送などは減少に転じた。平均時給は前年同月比5.0%上昇と、高い伸びが続いている。
NYダウ続落、終値630ドル安の2万9296ドル…さらなる利上げに懸念
2022年10月08日
7日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比630・15ドル安の2万9296・79ドルだった。値下がりは3営業日連続。 【グラフ】日経平均はリバウンド傾向
7日に発表された9月の雇用統計(季節調整済み)で失業率が前月から低下し、雇用環境の堅調さが改めて浮き彫りになった。
インフレ(物価上昇)抑制のために米連邦準備制度理事会(FRB)がさらなる利上げに乗り出し、金利負担の増加で景気が冷え込むとの懸念から、半導体大手インテルやIT大手マイクロソフトなど幅広い銘柄が売られた。米長期金利の指標となる10年物米国債の利回りは一時、3・9%台に上昇した。
IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は420・91ポイント安の1万652・40だった。
NHK、地上波受信料も値下げへ 衛星と同時、来年10月にも
2022年10月08日
NHKが、地上波のみを視聴する「地上契約」の受信料を来年10月にも値下げする方向で最終調整していることが7日、関係者への取材で分かった。地上波に加えて衛星放送を視聴できる「衛星契約」は、同時期に1割程度値下げする方針を既に示している。 6月から宛先の名前が分からなくても住所だけで郵便配達 NHKの受信料徴収支援
衛星契約(月額2170円)の引き下げ幅は1割程度の予定だが、地上波はそれを超えない小幅にとどまる見通し。執行部は週明けにも、最高意思決定機関である経営委員会に提案するとみられるが、了承されるかは不透明だ。 地上契約の受信料は、口座振替かクレジットカードで支払う場合で月額1225円。21年度末で受信契約総数の47%を占める。
みずほ証券が楽天証券に2割出資へ、800億円で株式取得
2022年10月08日
みずほフィナンシャルグループは7日、連結子会社のみずほ証券が楽天グループ傘下の楽天証券に19.99%を出資すると発表した。オンラインによる証券投資が若年層の投資の入り口になっており、メガバンクは、顧客層拡大のために取り込みを図っている。 みずほ証券は楽天証券ホールディングスが保有する楽天証券株を800億円で取得し、持ち分法適用会社とする。株式取得は11月1日を予定している。 みずほ証券と楽天証券HDは戦略的提携を結び、あらゆる個人の顧客のニーズに応える、本格的なハイブリッド型の総合資産コンサルティングサービスを共同で実現したいとしている。みずほ証券は楽天経済圏の顧客基盤を活用できる一方、楽天証券はみずほFGの商品力や総合的な資産コンサルティング力が活かせるとみている。 楽天証券は1999年に設立されたインターネット専業の証券会社で、総合口座数は6月末に800万口座を突破。20代以下が38%、30代が25.9%と利用者の年齢層は若く、投資未経験者が多く利用している。 一方、みずほ証券は、全国に226の店舗を持ち、主に対面での営業が中心になっている。 三井住友フィナンシャルグループは6月、SBIHDが実施する第三者割当増資を引き受け、796億円・9.91%出資すると発表している。
きょう5日の服装指数 気温急降下 最高気温が前日より10℃以上低い所も
2022年10月05日
きょう5日の最高気温は前日より大幅に低くなるでしょう。10℃以上低くなる所もありそうです。気温の変化が大きくなりますので、服装選びにお気をつけください。
最適な服装は?
きょう5日は、寒気が流れ込み、季節が一気に進むでしょう。最高気温は、前日より大幅に低くなる見込みです。 北海道の南西部や北部では日中も気温が15℃に届かない所が多いでしょう。朝晩だけでなく、日中も上着がないと空気がヒンヤリと感じられそうです。東北も最高気温は20℃に届かない所が多く、昼間も上着があると良いでしょう。 北陸は最高気温がきのうより10℃以上低くなりそうです。一般的に気温差5℃で衣服一枚分変わると言われています。日中も長袖に羽織るものがあると良いでしょう。関東の最高気温は22℃前後となる予想です。きのうまでの暑さは収まり、昼間は長袖シャツやカットソーでちょうど良いでしょう。 東海から九州北部の最高気温は25℃前後の所が多くなりそうです。きのうより低く、残暑は落ち着くでしょう。半袖にカーディガンなどで調節すると良さそうです。 九州南部や沖縄は真夏日の所が多く、まだ夏服が活躍するでしょう。こまめな水分補給も心がけてください。 季節が一気に進みます。体調を崩さないよう、服装で上手に調節してください。 ※服装指数は、朝晩や日中の予想気温からどのような服装が適しているか提案します。人により暑さや寒さの感じ方が異なるため、あくまで目安とお考えください。
日米戦闘機12機が共同訓練 北朝鮮ミサイルに対抗 防衛省
2022年10月05日
防衛省統合幕僚監部は4日、航空自衛隊と在日米海兵隊の戦闘機計12機が九州西方の東シナ海上空で共同訓練を行ったと発表した。 【図解】北朝鮮弾道ミサイル 即応体制の確認や日米連携のアピールが目的としており、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対抗し、動きをけん制する狙いがあるとみられる。 防衛省によると、訓練は発射を受け急きょ実施され、空自のF15戦闘機とF2戦闘機各4機、米軍岩国基地所属のF35B戦闘機4機が参加。別の基地から緊急発進した機体が空中で集合したり、編隊を組んだりする訓練を行った。
「既に20万人徴兵」 部分動員令後 ロシア国防相
2022年10月05日
ロシアのショイグ国防相は4日、プーチン大統領による9月21日の部分動員令発出後「本日までに20万人以上が軍に加わった」と述べた。 【図解】ロシア軍の進軍・支配地域 オンライン会議で述べた。入隊後は「80の訓練場、六つの訓練センター」に配属されると明らかにした。ショイグ氏らは30万人の徴兵を目指しているとされる。 ロシアからは徴兵を逃れるため周辺国への脱出が後を絶たない。カザフスタンは4日、20万人を超えるロシア人が過去2週間で入国したと明らかにした。
「ウクライナ軍が防衛網深く侵入」「複数集落失った」ロシア国防省、苦戦認める異例の発表
2022年10月05日
ロシア国防省は3日、一方的な併合を進めるウクライナ南部ヘルソン州で、ウクライナ軍が「防衛網深くに侵入した」とし、苦戦を認める異例の発表をした。地元の親露派幹部も「複数の集落を失った」と述べた。 【動画】ウクライナ軍、ドローン使いロシア艦艇2隻を破壊
ウクライナ軍の戦車部隊が優勢という。ロイター通信は3日、ウクライナ軍がドニプロ川西岸沿いに1日で約30キロ進軍したとし、ロシアの侵略開始後、「南部では最大の突破」と報じた。米欧が提供する武器や、衛星情報が後押ししているとみられている。

(写真:読売新聞)
東部でもウクライナ軍はドネツク州北部の要衝リマンから、ルハンスク州の拠点都市リシチャンスクやセベロドネツクに向け進軍している。露軍側は、ウクライナ軍がルハンスク州に入ったことも確認した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は3日のビデオ演説で「複数の州で新たに集落を奪還した」と強調した。ウクライナ大統領府は4日、ロシアによる東・南部4州の一方的な併合宣言を受け、プーチン露大統領とは交渉「不可能」だと確認する大統領令を公表した。
一方、露上院は4日、下院に続き、東・南部4州の併合「条約」の批准を全会一致で承認し、関連法案も可決した。プーチン氏の署名で併合手続きが完了する。
英紙ザ・タイムズは3日、専門家の分析として、露国防省で核兵器を担当する部局の機材を積み、ウクライナ方面に向かう列車が、露中部で確認されたと報じた。ロシアが核搭載可能な無人原子力潜水艇「ポセイドン」の発射試験に向けた準備を進めているとの報道もある。
